東京サンエスがDixnaブランドから出している「Neither 2」(ニーザー2)というハンドルがあります。ドロップハンドルなのですが、上ハンはクランプ部よりも高くなっていてアップライトな姿勢が取れるのはもちろん、下ハンも長く持てる、というアイデア商品です。
だいぶ前から購入検討していたのですが、「2019ハンドメイドバイシクル展」の同社出展ブースに陳列されていたので実物を見ることができました。お店でなかなか見かけないのでありがたいです。まんなかのシルバーのやつが「ニーザー2」。
Neitherという英単語は「〜でも〜でもない」とか「どちらでもない」という意味で使えますが、アップライトだけでもない、ドロップバーだけでもない、ということから付けられたのでしょうか。リーチは52mm、ドロップは下ハンから上ハンまでで108mm。クランプ部から上ハンまでが64mm。ポジションの選択肢がグッと増えそうです。
ちなみにこの「ニーザー2」ですが、北米ではSOMA Fabricationsが「Condor 2」という名前で発売しています。東京サンエスの製品ページによるとSOMAの要望で制作したんだそうです。日本発のアイデアがアメリカで受け入れられているのがおもしろいですね。
この「ニーザー2」には「ニーザー」という初代モデルもあります。上の黒いモデルが初代ニーザー。これは上ハンの直線部分がずっと少ないので、長距離を走る場合はやはりニーザー2のほうが具合が良さそうです。初代はよりレーシーなライドで活躍しそう。
「ニーザー2」のサイズ展開はS(380/440mm), M(400/460mm), L(420/480mm), LL(440/500mm)の4種類(いずれもセンターセンター)。ハの字形状なので上と下とで幅に60mmも開きがあります。31.8mmクランプ、重量はMで340g。メーカー希望価格は税別¥8,800。