既にご存知の方も多いと思いますが、コンチネンタルから名タイヤGP5000のツール・ド・フランス限定モデルが発表されました。クリーム色のサイドウォール(タンサイド)が印象的です。サイズは700x25C、クリンチャーのワンオプション。その他のサイズやチューブレス等のオプションは存在しません。
重量は255gで既存のGP5000 700x25Cに比べると30g重くなっています。世界中で発売され、国内定価は税別9,000円(欧州価格は€69.90、約$78)。日本国内では7月中旬から流通するそうなのでそろそろですね。
通常モデルとの違いはある?
このGP5000 ツール・ド・フランス限定モデルですが、国内代理店サイトには次のように書かれていています。
耐パンクブレイカーのベクトランが通常モデルよりも幅広で、トレッド下ほぼ全面をカバーする特別仕様となってます。
月刊誌BICYCLE CLUBのウェブサイトにも次のように書かれています(上の「なってます」が「なっている」になっている以外は全く同一です)。
耐パンクブレイカーのベクトランが通常モデルよりも幅広で、トレッド下ほぼ全面をカバーする特別仕様となっている。
シクロワイアードにも同じようなことが書かれています。
通常モデルとの違いは、耐パンク素材のベクトランを通常のGP5000よりも広くトレッド下のほぼ全面に渡り広く配置していること。そしてサイドウォールに施されたラバーコーティングにより外的ダメージからサイドウォールを守るプロテクション性能を向上させている。
するとノーマルのGP5000よりも耐パンク性能が高いように思われます。
しかしこの「通常よりも幅広の耐パンクブレイカー」に関する情報は海外サイトでは見当たりません。下はコンチネンタル公式サイトでの記述ですが、耐パンクブレイカーに関する説明はありません。
This Special Edition comes with all the technological features you know from the regular Grand Prix 5000, plus a lush cream sidewall and the official Tour de France licence logo.
このスペシャル・エディションはGrand Prix 5000の全ての技術的特性のほか、鮮やかなクリーム色のサイドウォールとツール・ド・フランス公式ライセンスロゴを搭載しています。
英国の大メディア、road.ccは次のように紹介しています。
In terms of physical features, this is identical to the existing GP5000 clincher.
物理特性的には、これは既存のGP5000クリンチャーと同一である。
cyclingtips.comも…
Other than the sidewall color, the tire remains unchanged from a regular, tube-type GP 5000.
サイドウォールの色以外、このタイヤはノーマルのクリンチャー版GP5000との違いはない。
cyclingnews.comにはこんなことも。
Also, the cream wall versions weigh an additional 30g over their standard versions, which may go some way as to explaining why Continental has been so reluctant to produce a cream wall road tyres in the past.
このクリームウォールバージョンはノーマル版よりも30g重い。コンチネンタルがこれまでクリームウォールのロードタイヤを製造してこなかったことはこれと関係があるかもしれない。
というわけで、私が調べた限りでは「耐パンクブレイカーのベクトランが通常モデルよりも幅広」という情報は残念ながら見つけられませんでした(詳細を御存知の方、是非教えて下さい)。
しかし30g重くなっているのは間違いないらしいので、ノーマルのGP5000よりもちょっとは丈夫なのかもしれません(本当か)