XOSSが同社製GPSサイクルコンピューター「G」および「G+」の最新ファームウェアを公開し、ユーザーにアップデートを呼びかけています。アカウントを登録されている方には「IMPORTANT! Update your XOSS G/G+ firmware to V1.10.0」という件名のメールが届いていると思います。
タイムゾーンのバグが発生するらしい
英語のメールには「緊急!」と赤字で警告されていますが、「あなたの個体が2022年も適切に動作するように、XOSS Appをダウンロードしファームウェアを最新版に更新して下さい」とあるのみで、何のためのアップデートかはこの時点でははっきりせず。
実際にアップデートしてみると”Fixed a Y2K like TIMEZONE BUG(2000年問題のようなタイムゾーンのバグを修正)”とあるので、古いファームウェアのままだと1月1日以降、タイムゾーン設定がおかしい状態で記録されるのかもしれません。また、メールでは「V1.10.0」が最新版とされていましたが、私が試してみた時は「V1.13.0」まで上がっていました。慌ただしいw
更新はXOSS Appを起動し、GやG+と接続後に「設定」から「バージョン」をタップすると実行できますが、うまく行かない場合は「タイムゾーン」もタップしてみて下さい。更新後にバージョンを確認できない場合も「タイムゾーン」をタップするとうまく行くようです。
しかし更新時のこの画面には笑いました。「本気ですか?」って、あんたらが「緊急!重要!」とメールしてきたからやってるんじゃないかww あんたらは本気じゃないのか!
もしXOSSからのお知らせメールが来ていないG / G+ユーザーの方は、アプリからお試し下さい(※この更新の結果の動作について筆者は責任を持ちませんので、ご了承下さい)。
衛星を補足しない場合も
(追記)読者の方にいただいた情報によると、旧ファームウェアでは今年(2022年)1月1日以降、GPS衛星を補足しない症状が発生しているようです。タイムゾーン設定以上の、確かに緊急性の高いバグがあったようですね。
「Microsoft Exchange Serverの一部が日付チェックのバグのため、1月2日からメール配信停止状態になっている」件と同じ原因(符号付きint32問題・2022年問題)ではないかという説もあります(真偽は不明)。
いずれにせよ心当たりの方はアップデートを試してみると良いかもしれません。