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DAHON K3のホイールが割れちゃった!(泣)どうする?【小径車の宿命?】

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突然、出現した巨大で凶暴なエイリアン“BUTSUYOKU”。
それは何年にもわたって何人もの諭吉を奪い、消耗していく戦いの始まりだった。
巨大なBUTSUYOKUと戦うため、人類が開発した特殊な兵器で戦うnadokazuです。

というわけで、本日の駄文はこちら!

DAHON K3のホイール(リム)が割れちゃった!(泣)どうする?【当然かも?】

ゆるポタ(本当)していて、不具合に気付く。

桜のトンネルに包まれて、微妙な追い風に後押しされる。1年の中でも最高クラスのコンディションであろう、つくばりんりんロードをゆるポタ(本当)していたときのことです。

つくばりんりんロードとDahon K3

松屋製麺所で朝ラーとTKGをキメて、次はランチで豪遊すべく大洗方面に向かおうとしていたのですが、なにやら異音がすることに気付きました。

松屋製麺所のラーメン

どうも後輪付近から発生しているようで、自転車を停めてチェックしてみると、ホイールが1回転するごとにブレーキシューに擦れてる感じです。

ホイールの固定が緩んで、ちょっとズレたかな?

ボルトを一度緩めて固定し直してみましたが、症状は変わらずでした。ハズレです。ということはホイール自体に、盛大なフレが出てしまっているんでしょう。まぁ、ほぼノーメンテで走りまくっているので、それぐらい発生してもおかしくはない。というわけで一時的にリアブレーキを開放して、岩瀬駅まで走ってすぐ帰宅しました。

帰宅後にTwitterで「スポーク大丈夫?(意訳)」と指摘されて、リアホイールをよく見てみると…ババーン!!!

Dahon K3のスポーク破損

スポーク破損してるやないかー!!! 異音に気付いたのはりんりんロードのちょうど中間地点だったので、コレで20km近く走っちゃいましたよ…。

スポーク破損…どころじゃなかった!

即座にカルマックスタジマさんに電話&往訪して泣きついたところ、すぐスポーク破損の対応をしていただけることになりました。ありがてぇ…ありがてぇ…。

カルマックスタジマ

そしてK3をお預けした翌日、作業終了の連絡をいただいた際に「リムが割れて変形しています」という衝撃の告知を受けました。

な、な、なんだってえーーー!!!

いや「リムが割れてる」とか、もう完全に想定外です。思いもよらない方向からボールが飛んできて、頭に直撃したかのような衝撃。こんなことって、本当にあるんだ…。

Dahon K3 リム割れ

写真ではバッチリ割れ目が見えますが、これはエアを高圧にして割れ目を広げ、さらに光の当て方を調整して割れた部分を際立たせる処理をしています。実際には指でリムを触っていると、微妙な膨らみに気付くかも?という程度。自転車に装着されている状態では、目線も上方向からが中心になるので「変形しているかも」という意識がなければ、素人のパッと見では気づきにくいです。

実は「桜のAACRに、K3で出ちゃおうかな」とか無謀なことを考えていたので、事前に超絶ヤバいトラブルを発見していただいたカルマックスタジマさんには、感謝しかありません。

わたくし「メンテナンスはすべてプロにお任せする!」と、改めて心に誓いました。

原因はどこに!?心当たり無いですネー(目をそらしながら)。

それはさておき、これまでK3のホイールに衝撃を加えたことは一度も無いです。登坂だって、ヤビツ峠に1回行ったきり。走ったのはほぼ平坦路だけで、しかもへっぽこ脚力ですから駆動系への負荷はミニマムのはずです。まったくもって、原因の検討がつきません。

だけど…もしかすると…少しだけ…ほんのちょっとだけ…普通より…長い距離を走った…かも…。

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でもでも、平坦しか走ってないので「200kmブルベをK3で走破する」とか「K3で葛西~直江津のCtoCをキメる」とか「しまなみ海道を海沿いに200km走る」とかに比べれば、こんなのは「ゆるポタ」でしかないですよね??

とはいうものの、「DAHON K3」という自転車のキャラクターを考えると、「明らかに想定外の使い方をしているだろお前!」と指摘されても全力では否定できないのが正直なところ。購入店で保証修理のお願いはしてみますが、断られても文句は言えないなぁ…。

小径車のスポークは、普通に折れる(個人の感想です)。

小径車は700cなどに比べて回転数が増えるので、各パーツにかかる負荷が大きくハブやリムの摩耗がそもそも早い、という事象は間違いなくあるでしょう。スポーク破損だって、これまでTyrell FXでも2回経験しています。

「ミニベロに乗っていれば、スポークの1本や2本は普通に折れるでしょ!」というのが、個人的な感覚です。

ミニベロでのスポーク破損

なので今回の破損についても、「壊れちゃったものは仕方ない」と思えています。いや、大ショックではあるんですが。

DAHON K3で、やべー走りをする方々は、トラブルに遭遇してるの?

そして気になるのが、「他の方のK3はどうなの?」という点。みなさん、普通に駆動系のトラブル発生を経験されているのでしょうか?

自分のタイムラインには、DAHON K3であたおk…非常にチャレンジングなライドをされている方が複数いらっしゃいます。トラブルが出ていないか、伺ってみました。唐突で不躾な質問に快く答えていただいて、皆さまには感謝の至りです。

DAHON K3で200kmブルベを走破した、変た…エクストリームなサイクリスト、ふぁ○やーかっくん(@firekakkun)さんのK3は、スポークトラブルは発生していないものの「スプロケとチェーンが寿命で交換が必要だった」とのこと(※約550km走行)。

箱根駅伝のコースを往復したり、葛西から直江津までCtoCされちゃったりする、こちらも変t…エクストリームなサイクリストの、今日屋企画(@2rfQyMA2G15tYjL)さんのK3は、特にトラブルは発生されていないとのこと(※約1,157km走行)。

▼ 今日屋企画さんのYouTube動画

【時間がない人のための】DAHON K3で行く♪東京→直江津330kmを6分21秒で。C to C(coast to coast)

四国を一周(※途中リタイア)しちゃったり、しまなみ海道を海沿いに200km走行されちゃったりする、やっぱり変t…エクストリームなサイクリストの、こもの©︎SmallOutdoors(@smalloutdoors14)さんのK3は、交換対応になったフリーボディのトラブルがあった(しかも、四国一周の途中で!)以外は、パンクも含めて特にトラブルに見舞われたことはないとのこと(※約1,800km走行)。

▼ こもの©︎SmallOutdoorsさんのYouTube動画

DAHON(ダホン) K3で四国一周チャレンジ!最終日 4日目でまさかのリタイア?自転車が・・・

ハードユースとトラブルの事例をまとめてみた。

ゆるポタしている自分と、超絶ハードにK3を使っているお三方のケースをまとめると、

  • トラブルが発生したケースと、発生していないケースがある。極端に狭い観測範囲内では、五分五分(n=4)。
  • DAHON K3のスプロケット(トップ)は、フリーボディの一部も兼ねた構造になっているので、単体での交換不可。
    ※ふぁ○やーかっくん(@firekakkun)さんは、ショップで「交換は22,000円」と伺ったそうです。
  • リムが破損すると、フリーボディ含めてホイール全交換(リム単体での補修部品は無いようです)。

という感じになります。

乗ったら乗っただけ、メンテナンスにお金がかかる。それはしゃーないですが、ひとたびトラブルに見舞われると(特にリアホイール周りで)、DAHON K3は高くつきやすいという印象です。

対策はあるの?

結局のところ。使い方とトラブル発生の因果関係は不明(そんなの個人で解明できるはずないっす)。「こうすれば大丈夫」とは、言えません。せめて「無茶な使い方にならないよう、気を付ける」程度。常識の範囲を超える長距離を走らない。段差ではキッチリ抜重する。体重を減らす(SE:ブーメランが頭に刺さる音)などなどが、関の山です。

ちなみに「サイクルハウスしぶや」さんのブログでは、純正とは材質を変えたスポークでの組み直しが提案されていました。K3をハードに乗りまくりたい方は、検討の余地があるかもしれません。

で、DAHON K3って、トラブルが多いの?

そもそもDAHON K3は、「14インチの小径折り畳み自転車」です。3桁kmの走行とか、峠越えとか、ましてやブルベにCtoC、四国一周チャレンジなんて、普通に想定外すぎる使い方と言えるでしょう。

それにK3だけでなく、エクストリーム走行に多用されているキャリーミー(偏見)だって、「フレームにクラックが入って、車両本体が完全にご臨終」というケースもあります(ショップで店員さんが修理持ち込みされた方に説明しているところに遭遇しました)。

キャリーミー

想定外の走り方で使えば、トラブルに遭遇する確率は上がる。三日三晩あたりまえ体操を踊り続けるぐらい、当然のことですよね。

こういうのって「トラブルがあった方は声に出すけれど、トラブルの無い方は声を挙げない」というのが一般的なはず。目に入ってくるのは、どうしても「トラブルがあった!」という情報ばかりになりがちです。

なので、本稿のトラブル情報だけを見て「K3ってトラブル多いんだー」みたいに受け取っちゃうのは、もう全然違うと思います。そこは全力で否定したいところです。

補修用部品が届かない!残されたヤバい選択肢。

さてさて、はやくホイールを修理して、またDAHON K3に乗りまくりたい!と思っているのですが、問題が1点。ショップさんで伺ったところ、交換用のホイールが全然入荷されないそうです。中には、実に「半年待ち(!)」という方もいらっしゃるとか。そりゃまぁ、車両本体すら在庫不足気味の状況ですからねー。

仕方がないとは思いつつ、このまま交換用ホイールを待ち続けていると、瞬く間に春が過ぎ、夏が過ぎ、秋が過ぎ、寒い寒い冬が来てしまいます。これからの季節を、ぜんぶK3なしで過ごして棒に振っちゃう可能性が極大。少しでも早く、交換用のホイールを入手したい。K3で走り出したい。

だがしかし!

いまDAHON K3用の純正ホイールを検索してヒットするのって、前後合わせると車両本体よりも高額なカーボンホイールだけなんですよね…ゴクリ…。

だ、誰か止めて!この危険な妄想を!ポチッとしそうになる指を!止めて!止めてえええええええ!!!

著者
などかず

美味しくご飯を食べることをモチベーションにペダルを回し、機材の性能に頼り切って「頑張らないことを頑張る」物欲系へっぽこ自転車乗り。リアルで自転車に乗れない週末にはZWIFTで合計100km以上のバーチャルライドを欠かさないものの、脚力や走行スキルについての言及は意図的に避けている模様。愛車はLOOK675、ブロンプトンCHPT3 V2、タイレルFX(これだけとは言ってない)。

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