ツール・メンテナンス

absoluteBLACKから「GRAPHENwax」が登場 溶かしたワックスに浸すだけの簡単運用・期間限定で半額セール中

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absoluteBLACKからワックスタイプの潤滑剤「GRAPHENwax」が登場しました。ワックスタイプには通常ドリップ式、スティック式(Wend Wax等)、バス式(浸すタイプ)がありますが、これは溶かしたワックスにドボンと浸すだけ。

absoluteBLACK GRAPHENwax

© absoluteBLACK

見た目はほとんどチョコレートの箱です。ワックスの外観は黒ですが、最終的には透明に見えるようになり跡は残らないそうです。

公式 World’s best Hot Melt chain Wax lubricant – absoluteBLACK

慣らし不要で400kmの潤滑性能

このワックス、Bikerumorの記事によると特徴は「こぼれない・慣らし運転(break in)不要」という利点があるようです。1回の適用で約400kmほど効果が持続するそうです。

absoluteBLACK GRAPHENwax

© absoluteBLACK

下の公式動画でインストール手順が紹介されています。

  • まず新品のチェーンに付いているグリスをディグリーザーなどで落としてから完全に乾かす
  • GRAPHENwaxは70度で溶けるが作業時は鍋(スロークッカー)で90〜100度に熱する
  • そこにチェーンを入れてリンクやピン、ローラー全体に行き渡るようにくぐらせる(チェーンは針金などにひっかけておく)
  • 少なくとも3〜4分は浸しながら作業する
  • 取り出したチェーンからワックスの滴りが止まったら、どこかに引っ掛けて室温になるまで待つ
  • チェーンが冷えたらリンクを1個1個手で滑らかにする(作業中にワックスが剥がれ落ちてきても良い)
  • するとすぐに使える
  • GRAPHENwaxのついたチェーンを洗浄する時は網などに入れて熱湯で濾す(この場合はディグリーザーやホワイスピリットなどは不要)
  • 熱湯でワックスを落としたら完全に乾燥させてからまたワックスに浸す
  • 以前に使ったGRAPHENwaxは再利用可能

という感じです。

BikerumorがabsoluteBLACK担当者から得た情報によると、1回に消費するワックスの量は3.5g。作業時に使ったワックスを再利用できることを考えると、わりと経済的な気もします。勿論作業用にこのワックス専用の鍋を用意する必要はありそうです。あと火傷には注意ですね。

同社のGRAPHENlube(下に紹介記事あり)との併用も効果的とのことです(初回はGRAPHENwaxで使いはじめ、効果が落ちてきたらGRAPHENlubeをトップアップしていくという運用)。

absoluteBLACKが「GRAPHENlube」を発売中 ポガチャルが今年のツールで使用した「黒いチェーンルブ」
ツール・ド・フランス2020で総合優勝のマイヨ・ジョーヌ、山岳賞のマイヨ・ア・ポワ、ヤングライダー賞のマイヨ・ブランを獲得したタデイ・ポガチャルが使用していたabsoluteBLACKのチェーンルブ、GRAPHENlube(グラフェンルブ)...

またこの作業が面倒な方には、最初からGRAPHENlubeで潤滑済みのシマノ・スラム用チェーンもabsoluteBLACKサイトで手に入るのでそちらを検討してみても良いかもしれません。

期間限定で半額

パッケージは4個のワックスが入った箱(容量350g)のみ。価格は期間限定で$29.95。現在予約受付中で、出荷は12月15日から。来年3月1日まではこの特別価格ですが、以降は値段がなんと倍になります。

UKデザイン、製造はポーランド。日本からも公式サイトから購入可能で、送料はDHL Global(2〜4日)で$9.99。合計$39.94なので日本円で4,168円。今なら気軽に試せる値段ですね。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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