Rene Herse Cycles(旧Compass Cycles)が26インチホイール用の新タイヤ「Humptulips Ridge 26″ Knobbies」を発表しました。26インチですがグラベルに向いた製品に仕上がっているようです。
製品名にある「Humptulips」はアメリカ北西部ワシントン州(シアトルで有名なところ。北はカナダ・ブリティッシュコロンビア州に隣接)にあるハンプチューリップス川に因んだ名前となっています。
公式 Introducing the Humptulips Ridge 26″ Knobbies
サイズは同社のタイヤの中で最も太い2.3インチ(約54mm)。ノブの間隔が広く泥はけが非常に良いだけでなく、オンロードでも軽快に走れるそうです。
このブロックパターンはRene Herseの他の650b/700cタイヤの一部でも採用されているもので、ノイズキャンセリング特性があると謳われています(特許取得済み)。舗装路でも特定の速度域を除いてはスリックタイヤなみに静かなのだとか。
製造は日本のPanaracer…のはず。ケーシングの厚みは3パターンが用意されており重量と価格は次のようになっています。
- スタンダード (560g, $74)
- エクストラライト (530g, $89)
- エンデュランス (560g, $89)
いずれもチューブレス対応で、販売開始時期は2021年1月。最近すっかり下火になってしまった26インチ規格ですが、愛用者にとってこうした高級タイヤの登場はありがたいですよね。
ただ相当太いのでクリアランスが十分かどうかは計算してみたほうが良いでしょう(Rene HerseオーナーJan Heine氏による実測値は52-55mm。空気圧にもよりますがエクストラライトが最も太くなります)。
Bikeradarの記事では、自宅でホコリをかぶっている26インチMTBにこれを履かせてグラベルマシンに仕上げてはどうか、と紹介されています。乗らなくなった古いMTBを持っている方は試してみてはどうでしょうか。