Canyonの完成車を購入したら、こんなトルクレンチが付属してきた。もっと良いトルクレンチを購入したほうが良いのだろうか… という相談投稿を海外掲示板の自転車メカニックコミュニティで見かけました。添付されている写真を見ると、ビームタイプのコンパクトなトルクレンチのようです。どんなコメントが寄せられているか観察してみましょう。
出典 Do we trust these torque wrenches?
以下、スレッドの概要です(抄訳)。
- (スレ主さん)トルクレンチは私のCanyon Grizlに付いてきたこれしか持っていません。カーボンバイクで試しましたが、これだと3m(※原文ママ)はかなりタイトに感じられます。品質の良いレンチを買ったほうが良いのでしょうか
- もしCanyonがそれを完成車と一緒に送ってくるのなら、たぶん十分に使えるものなのだろうと思いますよ。高価なバイクにダメージを与えるような組み立てツールを送ったら責任問題に発展するでしょうから(321いいね)
- (上の方に)まさにそうですね。完成車にトルクレンチを付けて送ること自体、法的には悪夢です。もしCanyonがそれを付けることを選択したのであれば、少なくともパーツにヒビが入らないようなもので間違いないでしょう(110いいね)
- ビームタイプのトルクレンチはロケットや飛行機の組み立てで使われてきたので、自転車を組み立てるには十分以上のものですよ:) Canyonはそれが正確なものだと知っていて送っていますよ(298いいね)
- (上の人に)Volvoもルーフラック用にこういうのを送ってきます。Volvoがやっているなら良いものなのでしょう(52いいね)
- もし僕がトルクレンチのタイプを選ばなければならなくて、可搬性を心配しなくても良いのならPark Tookのビームトルクレンチのようなものにすると思います。このタイプのトルクレンチは落とさない限り何年も正確なままです。それにどちらの方向でもトルクを計れるのです。僕のバイクのスルーアクスルは反対側から反時計回りに締めるタイプで、ステアラーチューブのエキスパンダープラグも反時計回りです。少なくとも2つの重要なパーツで、普通のトルクレンチを使えないのです。クリックタイプのトルクレンチが両方向に回せると謳っていても、両方に回せはするけれど大多数はトルク計測は一方向だけなのです(20いいね)
- このタイプのトルクレンチは、使うその日にキャリブレート(校正)したものでない限りどんなクリック式のものよりも信頼できます。これは偏差式(deflection)のトルクレンチですから、使っていない時にポインターがゼロを示していさえすれば、そしてプラスチックのハウジング(オレンジのインジケーターではなく、メタルアームをホールドするハンドル)が変形していなければ、キャリブレートされていると言えます。唯一の制限は計測の細分性(granularity)と、簡便かどうかだけです(39いいね)
- 私はビームタイプのトルクレンチしか信用しません、それよりも信頼できるものは他にありますか(9いいね)
- そのタイプはシンプルな設計なので校正が必要になりにくいのです。ただの曲がる金属棒なのですから(8いいね)
私もこのスレッドを読んではじめて「へー、そうなんだ」と感心したのですが、ビームタイプのトルクレンチは設計がシンプルなぶん、精度のきめ細かさや大きさの面では「カチッ」と鳴るタイプの棒状のトルクレンチには負けるけれども、落としたりしない限りキャリブレーションが大きく問題になることもない、非常に優れたツールのようですね。
Canyonが完成車と一緒に送ってくるというトルクレンチは、どこが製造しているのでしょうね。ぱっと見た感じ、下のTOPEAK製品に非常に良く似ていると思いましたがどうでしょうか。形状からすると、ズバリこれじゃないかなぁ。この”TOPEAK ComboTorq Wrench & Bit Set”は結構人気がある印象で、読者の方でも持っているという方は結構いるのではないでしょうか。





