東京都大田区にある城南島海浜公園。飛行機写真撮影のメッカです。ここ、アクセスがあまり良くなくて普通の人はクルマかバスでないと来られません。だがしかし。私達には自転車があります。城南島に行くなら自転車がいちばん便利です。
城南島海浜公園は羽田空港のすぐ近く
城南島はこんなかたちをしています。広義の大井ふ頭の一部で、ここに入るには城南野鳥橋か城南大橋のいずれかを通る必要があります。下の図の右下方面には羽田空港があり、B滑走路を間近で見ることができます。
城南島海浜公園の正面入口はこんな感じです。24時間入れます(入場無料)。自動販売機やちょっとした売店(キャンプ・釣り用グッズ販売)もあります。この日はちょっと曇り気味であまりいい写真ではありませんが…
自転車は公園内に乗り入れが可能です。ただ週末は人がかなり多いので通行には十分に気をつけましょう。サイクリングをする場所ではないので乗ったまま移動する場合は歩くようなスピードで。
望遠端85mmでも飛行機を大きく撮れる
この公園の魅力はなんといっても飛行機が近くで見えること。そして下の写真のような距離感なので、巨大なズームレンズがなくても大きい飛行機写真を撮ることができるのです。
たとえば下の写真はFUJIFILM X-T20とXF18-55mmF2.8-4 R LM OISの組み合わせで撮影。35mm換算で24mm-84mm相当のレンズで、望遠端で撮っています。85mm程度のポートレートレンズでボーイング777がこのサイズで撮れてしまうのがすごい。
ボーイング777といえばこのフラップがすごい。上の写真の部分拡大ですが、これをはじめて見た時は羽が壊れていて緊急着陸するのかと思いました(笑)。非常に複雑なメカです。
城南島海浜公園には「つばさ浜」という人工海浜があり、防波堤には大勢の飛行機写真愛好家が集っています。彼らは大型の望遠レンズを持って羽田空港の滑走路上の飛行機を狙っています。
つい先日ドナルド・トランプ大統領がエアフォースワンで訪日した際はたぶん大変な人出だったでしょう。
この日は1時間程度しか滞在しなかったのであまり「これだ!」という写真は撮れませんでしたが、この公園は高い確率でいい構図の飛行機写真を撮れると思います(アングルは限定されますが…)。
公園内の移動にはやっぱり自転車が便利
城南島海浜公園の園内地図。飛行機写真目当ての人以外に、キャンプや釣りが目的の人、スケートボード目的の人などがいます(無料パークがあります)。芝生が多いのでお弁当を持って遊びに来るのも楽しいと思います。
公園内はそこそこの広さがあるので、やはり自転車が最高に便利です。ここに自転車でやってくるのは一般の方にとってはハードルが高いので、自転車の人が多くて困るということもありません。
下は臨海トンネル城南島側換気所。この前でBMXの練習をしている人も多く見かけます。この下には東京港臨海道路が走っていて、対岸には中央防波堤という埋立地があり、その埋立地から東京ゲートブリッジが伸びていて若洲海浜公園に至ります。
位置関係的には下図のような感じ。上の換気所のずっとむこうに若洲海浜公園があります。城南島から若洲まで自転車で乗っていけたら最高なんですが…
若洲海浜公園と東京ゲートブリッジについては記事を書いているので、よろしければあわせてお読みください。
左手側には青海埠頭やレインボーブリッジも見えます。お台場方面です。当然、大きい船もよく通るので船の写真撮影も楽しめます。
城南島周辺の寂れた空間も魅力
城南島の周辺ではコンテナの撮影を楽しめます。もうコンテナ好きにはたまりません。撮り放題です。これは色がいい感じだったのでフジのカメラ標準搭載のVelviaという彩度高めのモードで撮りました。
この付近には鉄道関連の施設やあまり使われていない線路もあり、鉄道写真欲も若干満たせます。
自転車なら大井ふ頭エリアで1日中遊べる
当然近くには大井ふ頭があるのでガツガツとロードバイクを乗ることもできますし、東京港野鳥公園や京浜運河緑道公園もポタリングにはすごく良い場所です。なお城南島には小さいコンビニが1件ありますが、城南島に入る前に何か買っておいたほうが良いです。1日遊べます。
写真好きの方は是非一度遊びに行ってみてください。機材的には先にも書いたように、羽田空港側を狙うのでなければいわゆる「標準ズーム」(望遠端85mm程度)でも大きい飛行機写真を撮ることができます。楽しいですよ!
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