GPS・サイコン

XOSS GPSサイコン2モデルを比較。G+とSPRINTはどちらが良い?

XOSSからGPSサイコン2モデルが発売されています。私はXOSS ケイデンス・スピード両対応センサーをZwift用バイクで愛用しているのですが、GPSコンピューターが出ていたのは最近知ったばかり。

というわけで本記事では「XOSS G+」と「XOSS SPRINT」の2モデルを観察し、スペックを比較してみます。

と、その前に。「XOSS」って何て読むんでしょうね。「ゾス」でしょうか、それとも「ショス?」 一応、”EXTREME OUTDOOR SPORTS SYSTEM”の頭文字を取っているようです。

公式サイトらしきものは以下。この2つのGPSサイコンだけが紹介されています。

公式? XOSS

XOSS G+

まずXOSS G+から。こちらは廉価版で、実勢価格が¥3,950。それでいてGPSサイコンなのですよ! 詳細スペックは後述しますが、とりあえずナビ機能なしの簡易な製品。個人的にはスッキリした見た目でなかなか好感が持てるデザインです。スクリーンは1.8インチ。

XOSS G+

XOSS G+ © XOSS

下のカッコいいアウトフロントマウントは付属しないようですが、Garminマウント互換だそうです。これはいいですね。

XOSS G+

XOSS G+ © XOSS

気になる公称駆動時間は25時間です。値段を考えるとかなりいいのではないでしょうか。衛星は北斗(BeiDou), GPS, GLONASS, GALILEOの4つに対応していて、これは上位モデルのSPRINTと同じ。防水性能はIPX7で、これはSPRINTのIPX6よりもなぜか上です。

XOSS SPRINT

こちらは上位モデルのSPRINT。オフラインマップ対応で、ナビができます。現在amazonで8000円オフになるとんでもないクーポンが出ているので、それを使うと実勢価格は¥8,680。

ただ、Twitterで紹介した後に読者の方に教えていただいたのですが、中国のタオバオなどでは常時この程度の価格らしいです。とはいえ安い。

先端の角張ったデザインが特徴的です。こうやって見るとフォントのスタイルと統一感があって、デザインかなり頑張ったんじゃないかなという気がします。ディスプレイサイズは2.7 inchで解像度は240*400。通信はANT+とBLEのデュアル接続ができるとのこと。

XOSS SPRINT

少しイタリアっぽいデザイン…いや、上海っぽいか(笑)
XOSS SPRINT © XOSS

公称駆動時間は37時間。これは実際に使ってみないとさすがにわかりません。amazonレビューを読むと30時間はもたない説が有力です。

XOSS SPRINT

XOSS SPRINT © XOSS

気圧計・加速度センサー・地磁気センサーを内蔵。対応衛星はG+同様、4つ。しかしこちらのほうが防水性能がIPX6と、G+よりもほんの少しだけ劣るのが不思議です。でもここを「盛ってない」ところは好感が持てます。

スペックの比較

この2モデルをざっと眺めてみたところで、スペックを表にして比較してみます。最初XOSSの公式(?)サイトがなかなか見つけられず、データを集めるのに苦労しましたが、最終的にメーカーサイトを見ても全ての情報は得られないところが中華製品らしいところです。たとえばG+の画面解像度などは不明です。

XOSS G+ XOSS SPRINT
スクリーン 1.8 inch 2.7 inch
解像度 不明 240*400
ナビゲート 不明 あり
オフライン地図 不明 あり
ダブルモード接続 不明 あり
駆動時間 25時間 37時間
使用中充電 不明 できる
データページ 不明 5
防水 IPX7 IPX6
重量 52g 90g
サイズ W48 H75 D19 W55 H90 D22
通信 ANT+, BLE ANT+, BLE
対応衛星 北斗(BeiDou) GPS GLONASS GALILEO 北斗(BeiDou) GPS GLONASS GALILEO
実勢価格 ¥3,950 ¥8,680
稼働温度 -10~50C -10~50C
データ共有 Strava, Training Peaks Strava, Training Peaks
マウント Garmin互換 不明
バックライト あり 不明
オートポーズ あり あり

SPRINTは使用中に充電ができる、とあるのですが、G+でそれができるかどうかの記載はなし(ナビがないのでほとんど人にとって関係ないかもしれませんが)。

G+のデータページはamazonの商品説明画像を見るとおそらく3つです。G+のマウントはGarmin互換ですが、SPRINTもまずそうでしょう。

こんなに安いのなら私も買ってみようかな、と思っています。特に小さいG+のデザインが好みなので、街乗り自転車で使ってみたい。

それにしても¥3,950って、CATEYE QUICKより安いじゃないですか! 冗談みたいです。

CATEYE QUICK ゆるポタのためにつくられたかのような、シンプルな断捨離サイコン
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SPRINTについては、Twitterでご紹介したところ買われた方が何人かいらっしゃったようなので、宜しければ是非CBNへのレビュー投稿、お待ちしています!

特に実際の駆動時間やナビの性能、気になりますよね。

値段を考えるとGarminその他のエスタブリッシュド・ブランドの製品に届かないところは多いに違いないですが、逆にこの価格で「いい線」行っていたらビッグブランドもうかうかしていられないのではないでしょうか。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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