フレーム・完成車

Dahon K3を16インチ化したらかなり使えそうな気がしてきた

折りたたみ小径車といえば結局のところ、ブロンプトンが唯一無二の最適解であり、私自身、まったく不満がないわけではないもののやはり「ミニベロのファイナル・アンサー」として使い続けています。

しかし「ファイナル・アンサー」以外の様々なアンサーもまた気になるのであります。Tern BYB。CARACLE-S。特にこの2モデルが最近は「ブロンプトン・オルタナティブ」として気になっているのですが、もう1台気になっているミニベロがあります。Dahon K3です。

14インチでペダルレス7.8kg

Dahon K3の最大の売りはやはり軽量さとコンパクトさ。ペダルレスで7.8kgらしいのですが、さすがに重量8kgを下回ってくると荷姿がブロンプトンほど完璧な箱型でなくとも運搬はラクになってきます。ブロンプトンはS6Lで11.6kg、M6Lで11.8kg。3kg〜4kg弱軽いというのはやはりそれだけで圧倒的なアドバンテージ。

Dahon K3

Dahon K3 © Dahon

あと実際に店舗で折りたたみ時の姿を確認したのですが、14インチホイールだけあって驚くほどコンパクトにまとまっていました。折りたたみ時の手順はブロンプトンよりも増えますが、本当小さい。

Dahon K3

Dahon K3 © Dahon

電車輪行では楽勝なのは勿論、これなら新幹線でも行けそうです。

公式 K3 – PRODUCT | DAHON OFFICIAL SITE – ダホン 公式サイト

長所であり短所でもある14インチホイール

ただ唯一気になっていたのが14インチホイールであるということ。いや、14インチホイールでも路面状態が良ければ問題ないですし、100kmは疲れると思いますが50km程度のサイクリングなら余裕でしょう。

しかし段差にはかなり弱いでしょうし、リム打ちパンクしないようにこまめに抜重するなど、ライドは少し気を使うかなと思っていました。またジオメトリ表を見るまでもなくハンドリングがクイックであることは想像に難くないので、そのあたりも気になっていました。

とはいえこのK3、ものすごく安い。2020年モデルの実勢価格は、だいたい7〜8万円といったところ。Tern BYBやカラクルSくらいの値段になるとちゃんと脳内会議で承認されないと購入には踏み切れないのですが、K3なら酔っ払って気持ち良い時に「これいいじゃん、買っちまえ。正月だしwww」と勢いでポチれそうなのが怖い。

プラス2万円で16インチ化が可能?

さらに悪いことに、最近12スピードコンポーネントで話題のSENSAHが、MIALOという別ブランドでこのK3のアップグレードキットを出しているのを知ったことです。K3を16インチ化できる…

MIALO 16 inch wheels for Dahon K3

リムの高さが変わるので、それに対応するためのVブレーキが付属して、しかもK3と同じ歯数のコグが3枚付いているのでほぼポン付けでK3のインチアップが可能じゃないですか!! なおカラーは画像のレッド以外にブラックもあるようです。

K3の14インチと16インチ状態の比較です。16インチと言っても305の16インチらしいですが、だいぶ走りやすくなるのではないでしょうか。私の6段変速、349mm 16インチのブロンプトンには勿論及ばないのですが、サブとして使ったら面白いだろうなぁ、という感じです。

というわけでDahon K3にはいまかなりグラグラ来ているのでありました。K3の2020年モデルは、レッドxマットブラック、ガンメタルxブラック、ライムxブラック。これがですね、どれも好みのカラーリングです(ブルー×ブラックというカラーも数量限定で存在するようです)。

税込みの最安値は大体74,800円という感じらしいです。まず吊るしで楽しんでみて、その後にMIALOの16インチホイールを… と妄想が膨らみます。

関連記事:Dahon K3 徒歩に限りなく近い感覚の、空飛ぶ絨毯のようでもあるミニベロ

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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