みなさん、こんにちは!! 音ノ木坂学院2年、高坂穂乃…すみません、すみません!! CBN Blog 駄文担当、nadokazuです。
2019年を振り返ると、私が過ごしてきたのは、まさに「物欲にまみれた日々」でした。繰り返してきた自転車絡みの浪費の数々は、思い返すだけで恐ろしいことばかりです。
▼まさかブロンプトンを衝動買いすることになろうとは…。
そこで新しい1年を迎えた今、この物欲最優先の考えを根底から改めなければならないと、強く強く感じています。
なぜなら、いちばん大切なのは「モノ」ではないからです。重要なのは「モノ」ではなく「コト」。最優先されるべきなのは「どれだけ気持ちを動かされる体験ができるのか」にほかなりません。そしてそれは、モノを買うことだけでは、決して得ることができないのです。
そう、2020年の私は「モノ」ではなく、「コト」を何より大切にする人間に生まれ変わります。物欲のままに衝動買いを重ねるなんて、決してしない日々を送っていくのです。
と、そんな誓いのもとに新年が始まっているわけですが、考えてみると「気持ちを動かす経験をするためには、新しいモノが必要」というケースは往々にしてありますよね。
たとえば、新しく買ったデバイスやアイテムを持って出かけると、ライドの楽しさは何千倍にも、何億倍にも深まるじゃないですか! これ、誰も否定できないですよね?
あれ?…なんだか今年も終わることのない物欲との戦いが、幕を開けたような気がしてなりません。
そんなわけで本稿では、新年早々物欲にまみれきった、しょーむない妄想を垂れ流しまくりたいと思います。いつもいつも本当に申し訳ないのですが、いま展開されているこのタブをそっ閉じ(以下略)。
10位:カラクルS スズカリミテッド
「輪行で遠くに出かけて、現地でのライドを思い切り楽しむ」
という最高の経験を重ねるためには
- 輪行時の運搬負荷が最小限であること。
- 可能な限り高い走行性能を持っていること。
という、相反する条件を満たした自転車が「絶対に」「絶対に」「絶対に」(大切なことなので3回言いました)必要になります。なぜならエンジンの方の性能向上が、もはや絶望的だからです(涙)。
そんなわけで自分としては、この相反する要求仕様を高いレベルで満たす1台として「ブロンプトン」という結論に達しました。「畳むとどえらく小さくなる」だけじゃないブロンプトンのアドバンテージを、輪行するたびに感じまくっています。
だがしかし!しかしなのですよ…。
実際にオーナーになってブロンプトンを乗り回してみると、輪行性能には圧倒的すぎるアドバンテージを感じているものの「走行性能に満点をつけづらい」という現実に直面せざるを得なくなります。
しかも、それは「変速システム」と「ホイール径」に起因するものなので、もう改善の余地がありません(あったとしても、かなり物欲的に危険な方向に踏み込むことになるでしょう)。もちろん、己の脚力の無さを棚に上げまくっての戯言ではあります。それは、よくわかってるんです。わかってるんですよ…(涙)。
そこで「Tern BYB」が気になるのですが、重量増と折り畳み時に上方向に余計なスペースを取ることが、どうしても気になるんですよね…。
同じようなスペックでもっと軽くてコンパクトに折り畳めるモデルがあれば理想的ですが、そんなモデルがあるはずも…ありました。
それは、「カラクルS スズカリミテッド」。
鈴鹿サーキットの名前を冠したモデルだけに、折り畳みのミニベロながらも走行性能に振りきりまくったスペックが満載です。
なにしろ451サイズの20インチホイールに、RDはティアグラ10段。ドロップハンドルを装備して、ブレーキも105と抜かりなし!
しかも折り畳み時のサイズは縦67×横50.5×幅33cm と、かなりのコンパクトさ。重量だって、10kgを下回る軽さですから輪行時のラクチンさが期待できそうです。
折り畳み手順の多さと複雑さは気になりますが、このモデルってシフターとRDをeTAPにして、ほかの駆動系も含めて11段化する魔改造を施したら割と「ぼくのかんがえたさいきょうのりんこうましーん」になってくれるのでは?
このまま書き続けていると、試乗車ないの?とググッたり、販売店に電話をかけたくなる衝動を抑えきれなくなる危険性が高まる一方なので、この話題はここで強制終了です!
9位:wellgo Quick Release Clipless Pedals R096 QRD
WELLGO製の着脱式ペダル。「R096 QRD」は、LOOK KEOペダルの互換モデルになります。
▼公式サイトに画像が全く見つからないのでAmazonアプリの画面をキャプチャ
レバー操作だけで、ペダルを超絶簡単に着脱できる本シリーズ。自分はフラットペダルのタイプを長年ミニベロ用に愛用していますが、ある時ふと思いました。
これ、もしかしてロードバイクを輪行するときにこそ、有効に使えるんじゃないか?
ロードを輪行しているときに、ペダルは避けられない出っ張り要素のひとつです。荷物の横幅を増やすだけでなく、運搬時にポジショニングを失敗すると腹や背中の肉にペダルがグイッと食い込んで、とても痛い思いをしたりします(経験者談)。
そんなペダルを、簡単に取り外しできたら…!もしかしてロード輪行時に「ペダルで痛い思いをするリスク」を、大幅に低下させられるのではないでしょうか?
まあ構造上パーツの精度的に、通常のペダルには及ばないところはあるのでしょう。ですがこれはメリットのほうが、デメリットを確実に上回っていますよね(n=1)。
輪行しない時は元のペダルに戻したくなるでしょうから、いちいち輪行旅行をするたびにペダルを付け替えるの? という手間を考えて二の足を踏みまくっていますが、ペダルの付け替えなんて大した手間じゃない…はず。だったら、輪行運搬時の負荷を下げられる本品は、やはりたいへん魅力的だと言えるでしょう。
8位:サーモス 真空断熱ストローボトル FFQ-600
真夏のライドって、暑さが本当につらいですよね。保温ボトルに水を入れたところで、炎天下を走ったら中身はアッと言う間にお湯になってしまいます。カラダを冷やすために飲む水で、温まってしまうって本末転倒にもほどがあるというものです。
そこで欲しくなるのが、この保温ボトル。
このボトルを使えばどんな炎天下走行時でも、「キンキンに冷えてやがるっ…!」「涙が出るっ…!」と、犯罪的に冷えまくった水が飲めることを期待できます。
本品によって、真夏の屋外ライドの快適性は高まりまくり!自転車体験の「質の向上」ができるはずです。
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7位:ろんぐらいだぁす!新装版
連載開始から、はや7年以上。もう「定番的作品」といっていい、ゆるふわ(詐欺)自転車漫画。
本作の既刊については単行本(+特装版)とKindle版、どちらも持っています。新装版まで買いそろえると、個人的には同じコンテンツを3回購入することになります。いくら書き下ろしが付くとはいえ、さすがに3回目というのは…とは決して思いません。躊躇することなく、ポチると思います。
気に入っているコンテンツは、買い支えるのが「持たざる者」の役目。さあ、俺が買うから君も買え!
久々に第一話から読み返して、楽しみまくって魅力を再認識しています。が、個人的には残念ポイントが1点だけ。装丁で大好きなポイントだった、表紙のワンポイントアイコンが新装版はなくなってしまっています。モチーフのセレクトからデザインまで、デザイナーさんのセンスの良さを感じられて、毎回密かな楽しみにしていたんですよね…。
KADOKAWA (2020-01-08)
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6位:フィジークCyrano(シラノ)R1 カーボン ドロップバー
LOOKを組んでいただいたとき、ショップさんにはコンポーネントは紐アルテ。シートポストとハンドルについては「よくわかんないけどサドルがフィジークだから、フィジークで!」というお願いをして、あとは言われるがままでした。
で、仕上がった自転車はフレームもシートポストもカーボンなのに、ハンドルだけアルミ(厳密にはホイールもですが)という一台。
別に走行時の操作性とか快適性に、何らか不満があるというわけでは全然ありません。…なんですけど、ほかはカーボンなのに、ハンドルだけアルミだというのは、仲間はずれで可哀想ですよね。やっぱり、ハンドルちゃんのことを思えば、カーボンにしてあげるべきですよね?
だから…だからフィジークのカーボンハンドルが欲しい…欲しすぎる!!!
あふれ出すこの思いは、物欲? いいえ、機材への「愛」です!!!!
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5位:ブロンプトン純正ハンドルステム(Mハンドル用)
4位:SATORI ABERHALLO ハンドルポジションチェンジャー
外泊証明書だと思っていた大きな紙にサインをしたら、なぜか購入契約を結ぶことになっていたブロンプトン。その類稀なる輪行性能は、ヤビツ峠とか椿ラインとか沼津とかへの輪行旅行だけでなく、クルマで家族旅行に出かけたときなどにも、絶大な威力を発揮しています。もう完全にモト取れましたから、ブロンプトンは実質無料です!
と、いうぐらい活用しまくって気に入りまくっていますが、走っててちょっと気になるのが「ハンドル位置がちょっと高くない?」と、感じてしまうこと。
あ、念のために申し添えておきますが「お前の座高が一般的な日本人の平均値よりも、明らかに高いからだよ!」という事実に触れてはいけませんよ?
それはさておき、Sハンドルのモデルでハンドルの位置を低くするには、Pハンドル用のステムに換装するのが定番っぽいらしいのです。なるほど、純正ステムから純正ステムへの換装なら、折り畳みにも影響はないでしょうし、品質面でも不安を感じることはありません。
だがしかし…Pハンドルモデルがディスコンになってしまって、Pハンドル用の純正ステムも今は入手不能になってしまいました。
となると、残された選択肢は
- 面妖な非純正品を使う
- Mハンドル用純正ステムを使う
という2つになります。
(1)はないなー。とはいえ、(2)だと、今度はハンドル位置が手前になってしまうのが気になりそうです。
さすがにコレは諦めるしかないか…と、思っていたのですが、ショップでお話しを伺っていて、いただいた提案がこの「Mハンドル用ステム」と「ポジションチェンジャー」の組み合わせでした。
▼公式サイト見つからないのでAmazonアプリの画面をキャプチャ
折り畳み時に干渉しないような調整も必要になってくると思うので、100%自由なポジション変更はできないと思いますが、理想のポジションには近づけられる…かも…?
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3位:SRAM RED eTAP Wi-FLi リアディレイラー
ロングライドの途中で変速トラブルに遭遇して膝を痛める経験をしても、eTAPから紐変速に戻そうという気は微塵も起きていません。ワイヤレス電動変速、最高です。eTAP、本当に買ってよかったと心底思っています。
なんですが、eTAPへの換装でひとつだけ失敗したことがあります。それは、買ったのが「通常のグループセット」だったこと。そう、通常のRDでは坂嫌いの標準スプロケであるところの「32T」を使うことができないのです!
RDをロングケージタイプの「Wi-FLi」 に取り替えれば、32Tが使えるようになります。そしてスプロケの歯数が多ければ多いほど、坂道で押し歩きする羽目になる確率は加速度的に低下。登坂のための能力に著しく欠ける自分が、坂から平坦路に生還できる確率は天文学的に上昇するでしょう。
そしてロングライドの時は、今まで使っていた方のRDを荷物の中に入れておけば、万一RDが動作しなくなったとしても「その場でRDを交換する」という荒技でトラブルシューティングができてしまうのです!
あれ?でもRDだけバラ売りってしてるんでしたっけ??
2位:サンワサプライ 簡易液晶TV・ディスプレイスタンド CR-LAST19
1位:ACER 27型ワイド ゲーミングモニター KA270HKbmjdppx
ZWIFTに限らず、バーチャルライドにおいて「どれだけ深い没入感を得られるか」というのは、その体験を段違いに高めてくれる大きな要素です。
そして、その没入感を深めるポイントになるのは、
- 画面の大きさ
- 画面(グラフィック)の精細さ
の2つ。
たとえばiPhoneの極小画面でバーチャルライドしたときの没入感の無さを鑑みると、「どれだけ没入してバーチャルライドできるか」は「画面の大きさに、ほぼ正比例する」と断言していいと考えます(n=1)。
そんなわけで「なるべく大きな画面でZWIFTしたい!」という欲望を日々垂れ流すことになるのですが、自分の場合はそこに
- 機材を室内で移動できる
- 設置面積を可能な限り小さくする
という条件が加わります。なにしろ、我が巣のZWIFT機材の設置スペースは「玄関」なのです。ただでさえ狭いところに、巨大な機材。しかも、その設置場所は思いっきり生活動線上にあります。
ディスプレイを目の高さに近い位置に設置できて、移動が可能な重さ、さらにフットプリントがミニマム、という条件を満たしてくれるディスプレイスタンドが無ければ画面の大型化はできません。
ですが、そんな都合のいいスタンドなんてあるわけな…ありました。
それが本品。サンワサプライ 簡易液晶TV・ディスプレイスタンド CR-LAST19 です。
持ち運び可能な重量、最小限のフットプリント(特に後方への出っ張りが他のスタンドに比べて少ないのがポイント大です)、そして大画面ディスプレイをアイレベルの高さまで持ち上げられる設計。しかも、国内ブランドの安心感付きです。
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このスタンドに
- 4K解像度
- 27インチ
- 応答速度がゲーム向き
という条件で、消去法で選んでいって残ったディスプレイ ACER 27型ワイド ゲーミングモニター KA270HKbmjdppx を組み合わせました。
売り上げランキング: 1,031,996
ところで、この記事「衝動買いするかもしれない自転車用品」というタイトルで書き始めたはずなんですが、スタンドもディスプレイもなぜココにあるんでしょう…?
▼いまそこにある現実
すみません…冒頭で「モノ」より「コト」だと書き殴っていた、その舌の根も乾かぬうちに、物欲にあっさり敗北しました…。わたくし、本当にダメダメな人間です。
それはさておき、今までは11インチのiPad Proや15インチのモバイルディスプレイをメインで使っていたのですが、27インチはもう世界が全然違いますね。
これまで見ていたのは、「画面の中に表示された映像」。ですが、新しい大画面環境だと視界の端から端までが、ぜんぶ画面になります。「画面を見ている」という感覚が、今まで感じたことがないほど薄まりまくって、特に一人称視点でライドしているときのバーチャル世界に入り込んだ感覚といったら!
これは、いままでのZWIFTとは「まったく別の体験」だと言っても過言ではありません。小さい画面でZWIFTしている方は、大画面ディスプレイを買うべきです!