ドイツのダイレクト・トゥ・コンシューマー・ブランドRose Bikesがワイヤレス・リアハブ内装変速で話題のClassified Power Shiftを搭載したグラベルバイクを発表しました。同システムを搭載した完成車としては価格が若干抑えられています(しかし後述しますが簡単に手が届く価格ではありません)。
ちなみに公式サイトでのモデル名は「Backroad Classified 2×11」となっていますが、フロントディレイラーのあるモデルではなく、11スピードカセット+2スピードワイヤレス内装変速ハブの「1×22」と考えたほうがわかりやすいです。フロントシングルの1x(ワンバイ)モデルです。
公式 The ROSE BACKROAD CLASSIFIED 2×11 | Your dream bike – exclusively available at ROSE Bikes
ベルギー以外の国では初採用
これまでClassified Power Shiftを採用する完成車はRidley Kanzo Fastをはじめベルギーブランドのみでしたが、Backroad Classified 1×22はベルギー国外ブランドでは初の採用。Classifiedのハブを自社ブランドNewmenのアロイリムに組み込み価格を抑えています。
Shimano GRX Di2組みで67万円
基本コンポーネントはShimano GRX Di2で、クランクのみRotor Aldhu 46Tアロイクランク。カセットはClassified専用品で11×34という構成。完成車公称重量はサイズ57cmの場合、8.6kgです。
カラーはDeepest PurpleとEvil Pepper Greenの2つでサイズ展開は50〜62cm。
そして気になる価格は…5299ユーロ。日本円で約67万円です。現在予約購入が可能で、納期は本記事時点で23週間となっているので8月頃の出荷になるものと思われます。
Ridley Kanzo FastのClassified搭載版は約81万円で、Classified Power Shiftの完組カーボンホイール(スマートアクスル・ワイヤレスシフター・サテライトスイッチ・カセット等全部込み)は約30万円します(リム以外のシステム単品発売は今のところありません)。
個人的には全然安くはないと思うのですが、Classified搭載車が増えてこれからもっと安くなっていくのを期待したいですね。普及するかどうかはやはり価格になるでしょう。
Classified Power Shiftはいま非常に注目されている製品で、下の関連記事で詳しく紹介しています。簡単に言うとフロントディレイラーの機能をリアハブの中に詰め込んだ、みたいなシステムです。ご興味がある方は是非お読み下さい。
最近少しづつ暖かくなってきましたね。春に向けてチューブレスタイヤにシーラントの補充をしておきましょう!