満を持して9月1日に発表されたシマノの新型デュラエース(と新型アルテグラ)。国内外の反応は様々ですが、価格と納期については納得できない、というニュアンスの海外おもしろミームを3つご紹介します。
米国では歯の根管治療が増える?
下は「昨日新型デュラエースを注文したばかりの歯科医、今日はたくさんの根管治療を行う」というタイトルです。新型デュラエースのディスクブレーキ版メーカー定価はフルセットで437,315円と立派なお値段であるため、今のうちに稼いでおかねばならない、というわけですね。
しかしこのミーム、日本人の私達にはピンと来ないかもしれません。治療に根気と時間、高度な技術を要する歯根治療も日本では保険適用なので患者の負担は少ないですし、歯医者さんもそんなに儲からないのではないでしょうか。しかし保険の効かない米国では、大臼歯(奥歯)の根管治療は実費でなんと1本1,000〜1,400ドル。日本の場合はインプラント治療が増えたりして!?
交換用フードを8ヶ月待っているのだが…
下のミームのタイトルは「私と、シマノのクールな新型グループセットを目撃したけれど交換用フードを8ヶ月くらい待っている人々」というタイトル。新型は嬉しいけれど現行製品のパーツ流通はどうなっているんだ… という声は多いです。これはもうコロナのせいでどうしようもないのですが、確かにシマノパーツの入手難は続いていますね。
ある理由でメカニカル・デュラエースが後から登場する?
こちらは「新型デュラエースはいつ出荷するのか、とシマノ担当者に聞いたところ、居心地の悪そうな笑い声の後に電話は切られた」というタイトル。パーツ単体の流通開始は11月とも12月とも言われていますが、実際に普通に買えるようなるのは早くて2022年春、遅ければ2023年などという声も聞かれます(冗談で2024年説まで浮上中)。
しかし興味深かったのが上の投稿へのコメント。「半導体不足も続いているため、シマノはメカニカルのデュラエースを追加する予定だ」という冗談がありました。
確かに原材料不足・製造キャパシティ不足・物流上の問題に加えて、半導体不足も世界中で深刻です。Di2も電子製品ですから影響は免れません。そうした理由で機械式12スピードデュラエースやアルテグラが後から登場… は、なきにしもあらずなシナリオだったりして!?
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