海外掲示板でシンプルにすごい発想の質問を見かけたのでご紹介します。パニアバッグに興味がある方は、読みにくいのですが辛抱して読んでみてください(読みにくい原文のテイストをそのままに翻訳してみました)。
Ortlieb Vario with QL3.1とOrtlieb Quick Rackともう一個Ortliebのパニアを持っている人でラックのクイック取り外し機能とバックパックのストラップがラックの外側を向く特徴を利用して他のパニアが付いたままのラックにロックされたバックパックでラックを取り外したという人はいますか。もしこれがうまくいくならこの3つ全部バックパックみたいに背負えるじゃないですか。パニアを2個ラックから外すより時間節約になるんじゃないのかな。
出典 Ortlieb Vario with QL3.1 (Reddit)
読んでいて お前は何を言っているんだ と思ったのですが、映像を思い浮かべたら…あっ、すごいかも!
Ortlieb Vario with QL3.1とはこういうパニアバッグです。車体の外側を向いているフラップの下に、バックパックのように背負うためのショルダーストラップとクッションが隠れているのです。ラック側はQL3.1という、細いワイヤーを上に引っ張ってからフック部分をティルトさせてラックから解除・外す仕組みです。
スレ主さんが聞いているのは、下で図解したようなことなのでした。QL3.1でラックに接続しているなら、QL2.1(写真では緑色のパニアで採用されているタイプのフック)よりも外れにくい。そしてQuick Rackは工具要らずで短時間で車体から外せるラックです。緑色のパニアのほうが多少重くても、QL3.1なら比較的安定的に背負えるのではないか…
もしこれでいい感じにパニア+ラック+パニアの3つを背負えるなら、輪行がはかどるじゃないですか。もちろん交通機関の規定で手荷物は2つまで、などの縛りがある場合でも、QL3.1のパニア1個にQuick Rackを取り付けたまま背負って歩けるから、輪行袋にQuick Rackをうまい具合に収納して…という手間もありません。
天才か!
12時間前に立てられたばかりのスレッドだからか、まだコメントがひとつもないのですが、たぶん誰も試したことがなくてコメント付かないかも。不安点があるとしたらラック側の強度くらいでしょうか。行けそうな気がしますが、背負ってみないとわからない問題点はありそうな気もしますね。
このアイデア自体素晴らしいと思いますが、こういう運用(ラックごと全部背負う)を最初から想定したパニアバッグシステムがあると、日本では売れそうな気がするのですがどうでしょうか。