バッグのフタ(リッド部分)がハンドルバーよりも少し高いところに位置してしまうフロントバッグだと、コクピットにマウントしたライトの光がバッグに遮られてしまう。どうしたらいいですか… という質問を海外掲示板で見かけました。
出典 Front Light vs Handlebar Bag
写真を見ると、スレ主さんのフロントバッグはオルトリーブの「Handlebar Bag QR」または「Handlebar Bag Plus」のようです(Plusは後発品で、マウントがバッグから完全に外れて突起がなくなるタイプ。ショルダーストラップも付属しており移動時に便利。初代QRの利点は少し軽いこと。マウントとストラップ以外の基本スペックは同じ)。
このバッグ、確かにライトの位置に苦労するデザインなのです。ポジションライト程度であればフックのあたりにぶら下げておけばなんとでもなると思いますが、ちゃんと道を照らすライトの場合、確かに困ります。
スレッドで提案されていたのは、ハンドルのドロップエンド付近にライトホルダーを使ってマウントする。フォークのどこかにマウントする。等です。下のエクステンダーマウントは面白いと思いました。フォークアーチにアイレットがある車体であればこれが使えると思います(ヘッドチューブの短いロードバイクだとフロントバッグの底部と干渉する懸念はあります)。
RIXEN&KAULからも類似のライトホルダーが出ています。ただ上の製品は長いボルトも付属するようなので便利そうに思いました。
フォークエンドのダボ穴にライトを取り付けるためのアダプターもありますね。私はNITTOとPaulの製品を使うことがあります。
クイックリリースやスルーアクスルの片側をライトホルダーに置き換えるパーツもあります。これは振動で緩むことが結構あるので、こまめなチェックが必要です。弱めのロックタイトなどを併用したほうが良いとも思います。
私は最近、14インチ小径車のDahon K3で走行中、下の写真のようにハブ軸にマウントしていたCAT EYE VOLT800を落としてしまいました(発進時に落ちたのですぐに気付いて回収)。振動でこのマウントが少しづつ緩んでいたのです。振動の影響が大きい自転車ほど気をつけたほうが良いです(後は必要な時以外ライトは外しておく、ここに取り付けるならVOLT800のような重いライトは避ける、等)。
Vブレーキのマウントがあるならギザプロダクツからこんなライトアダプターも出ています。これはミニベロですごく良さそうですね。買うか。
あとはヘルメットマウントブラケットを使う手もあります。ヘルメットにつけっぱなしにしておけば困らなくなりますね。
そんなわけで数々のソリューションがあって大体なんとかなるのですが、ライトの発光モードを手元で切り替えたい場合はリモコン付きのライトを導入すると便利になります。私はTOWILD CL1200というライトのリモコン付きを持っていて、買った時にリモコンは正直なくてもいいかなと思ったのですが、フォークマウントで使うならこれは必要だなと思いました。ブロンプトンのようにライトが遠い車体でも活躍しそうです。