少し不思議な自転車を発見しました。「Carbon8」というモデル名ですが、RENAULT(ルノー) とSAVANE(サヴァーン) という異なるブランドからamazonで販売されています。どちらも見た感じ、全く同じモデルのようです。ただしお値段は大きく違います。ルノーだと¥138,407、サヴァーンだと¥99,990です(記事執筆時点)。
RENAULT Carbon8
こちらがルノー版のCarbon8。公称重量がペダルレス8.9kgだそうです。フロントチェーンリングは53T、リアはSORA 9 speedで11-25Tというスペック。フレーム・フォークともにTORAY T700を使用したカーボン。そしてなんと油圧ディスクブレーキです。
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折りたたみ方法は私が持っているDahon K3と同じような感じですね(ちなみにフレーム形状はDahon Curve D7によく似ていますね)。
14インチホイール・3スピードのK3の実測重量が8.6kgですから、16インチ・9スピードで8.9kgはなかなか良いですね。
ただ個人的に、もしそうすることでより軽量になるのならリムブレーキでも良かったかな、という気はします。
SAVANE Carbon8
そしてこちらがサヴァーン版のCarbon8。フレームにはSAVANEではなくSAVAとだけ書かれているのが謎ですが、いずれにしても上のルノー版と同じ製品であるように見えます。クランクも「MIDTOWN」というロゴが入った同じものに見えます。コンポもSORA 9 speed。
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グラフィックもロゴの部分以外はルノー版と同じようです。このSAVANE Carbon8の公称重量は8.8kg。ちょっと軽めに申告してみたw という感じでしょうか。
いずれにしてもルノー版より4万円くらい安いのでよほどルノーブランドに思い入れがない限りこちらを選択したほうがお得そうです(完全に同じものなら)。
魅力は9スピードなところ
このモデルの最大の魅力はやはり9スピードの外装変速でしょう。というか16インチ(305)ホイールで重量約8.9kgで一応折りたためて9スピード、というのは「電車輪行したい、でも坂道も含めてガッツリ乗りたい」という私達わがままさんから見るとかなりバランスが取れているスペックに見えます。
14万円弱するルノー版は、自分的には「なし」なのですが(14万円使えるのなら他に選択肢が増えます)、ギリギリ9万円台のサヴァーン版は悪くなさそうだな、と思えます。
ちなみにルノーからは「Carbon6」という、同じようなデザインで14インチ、重量6.7kgのシングルスピードのモデルが出ていて、サヴァーンからは20インチで重量9.5kgながらShimano 105組み(フロントダブル)モデルも出ています。
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どれもモノは悪くなさそうに見えますが、こういう自転車の折りたたみに必要なパーツは万一故障した場合に自分でいじりにくく、パーツも手に入らないこともあるでしょうから、そうした点が心配であればDahonのような大メーカー製品を選ぶのが良いかもしれません(ルノーもサヴァーンも日本に代理店があるようなので売りっぱなしにはならないとは思いますけど)。
東海道・山陽・九州新幹線での輪行条件が今年の春から厳しくなりますが、それにあわせてこういう「よく走る折りたたみ小径車」の需要が増えてくるんじゃないか、という気がしています(なんとなく)。
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