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サイクリング

群馬県 渡良瀬川自転車道!広くて平坦、路面状態抜群の快走路!!【桐生足利藤岡自転車道】

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さぁ、盛り上がって…いっくよー★

というわけで、本日の駄文はこちら!

群馬県 渡良瀬川自転車道!広くて平坦、路面状態抜群の快走路!!【桐生足利藤岡自転車道】

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渡良瀬川自転車道(桐生足利藤岡自転車道)とは?

渡良瀬川自転車道(桐生足利藤岡自転車道)は、群馬県桐生市の錦桜橋から栃木県栃木市の藤岡町までを結ぶ自転車歩行者専用道です。群馬県の公式サイトによると、全長は38.4km。

Googleマップでは「渡良瀬川サイクリングロード」と表示されたりもするのですが、公的機関のサイトでそのように記載しているページは自分の検索スキルだと見つけられませんでした。

参考 群馬県「桐生足利藤岡自転車道のサイクリングロードマップ」

ここ、いわゆる「川沿いのサイクリングロード」ではあるのですが、地元の鶴見川CRや多摩サイとは走行環境に差がありすぎます。渡良瀬川近隣にお住まいのサイクリストの皆さんが、もう羨ましくて仕方ありません。

広い!平坦!路面状態抜群!そして!!

桐生足利藤岡自転車道を走っていて、最初に強い印象を受けたのが道幅の広さ。もちろん「全線に渡って」というわけではありませんが、かなりの部分が車道2車線分はあろうかというズドンと幅の広い道です。

しかも!

路面の舗装の状態が、つくば霞ヶ浦りんりんロードを思わせる抜群の仕上がり。小径折り畳み自転車で走っても、ハンドルに不快な振動は伝わってきません。

渡良瀬川自転車道

そのうえ渡良瀬川の土手の上をずーっと走って行くルートが基本なので、登坂一切なし!

どこまでもどこまでも、これでもかというぐらい平坦が続きます。わずかに坂が出現してくるのは、アンダーパスで線路や幹線道路を越えるときぐらい。ここ、なんていう平坦パラダイスですか??

さらにさらに!

鶴見川や多摩川、そして荒川とも大きく違うのは、休日なのにガラ空きだったこと。走ってみたのは気持ちよく晴れ渡った、とある日曜日。素晴らしいサイクリング日和だったのに、自分を追い抜いていった自転車はほぼゼロ。歩行者や対向してくる自転車とすれ違うことすら稀。延々ぼっちのまま、他者との関わり無しで走れました。

足利市駅/足利駅の近くでは、さすがに歩行者や一般自転車が増える印象。ただ、それでも「早朝時間帯の多摩サイより空いてない?」と、感じるレベルに思えます。

「前走車がペダリングを止めて減速した!後続のワタクシ様に迷惑ザマス!!ムキー!!(そして自分は容赦なくブレーキ)」

とか噴き上がってセンス皆無の造語とヘイトを撒き散らすぐらいなら、こういう誰もいない道で走ればいいんじゃね?と、思わずにはいられません。

負の感情というものは…
打ち消すべきものなんだ…!
正しき行動で……!

実際に行ってみた

というわけで、桐生足利藤岡自転車道を使って群馬県みどり市大間々の「らぁめん城ヶ崎(@ramenjyougasaki)」まで走ってみました。

このお店、たまたまX(旧Twitter)で知って通販を利用したのですが非常に美味!濃い味のラーメンが苦手で、天一にも行きたがらないウチの嫁様をして「濃ゆいけど美味しい!余ったスープは残しておいて、あとで何かに使いたい!」と言わしめるレベルです。

らぁめん城ヶ崎

Amazon Payでクレカ番号の入力の手間無しに購入手続きできちゃう手軽さもあって、リピートしまくり。いろんな味を試しましたが、ひとつとしてハズレがありません。

「横浜からはかなり遠いけど、お店に行って食べてみるしかない!」と、決意するのに時間はかかりませんでした。

ラーメンのような高塩分・高脂肪・高炭水化物な食べ物は、体重を気にする生活を送ることを余儀なくされている自分にとってトップクラスの禁忌食材です。欲望おもむくままトッピングを追加したりスープまで飲み尽くしたりしたら、自分で自分を厳罰に処さなければなりません。

でも大丈夫!

食前に自転車で走っておけば、カロリーは実質ゼロにできます。いくら禁忌を犯しても、これなら無問題!

そうそう、ルートの下調べはいつものように、ろくすっぽしておりません。どうせ川沿いを走っていれば、自動的に店の近くまで行ける簡単ルート。ミスコースなんて、ありえないでしょう。そのままスタートして「ヨシ!」

渡良瀬川自転車道、どうやってアクセスする?

自分の住んでいる横浜や首都圏エリアからだと、使いやすいのはJR宇都宮線の古河駅。直通列車に乗れれば、横浜エリアからでも乗り換え無しです。古河駅には快速ラビットも停車してくれますから、快適な鉄道旅を楽しめるでしょう。

JR宇都宮線の古河駅

古河駅から渡良瀬遊水地方面に向かって走り、三国橋を渡って右折。堤防の上を道なりに走れば、自動的に渡良瀬川自転車道に到着できます。

なんにもないスタート地点からのスタート!

新開橋(栃木市藤岡町)の手前が栃木側のスタート地点になりますが「ここから桐生足利藤岡自転車道」みたいな看板は、どこにも見当たりません。せっかくのサイクリングロードなのに「スタート地点!さあ、走るぞ!」と、気分を盛り上げてくれる演出が皆無なのはちょっと寂しい。この辺は、富山湾岸サイクリングコースを見習っていただきたいところです。

富山湾岸サイクリングコース

▼ 参考記事

富山湾岸サイクリングコース!海沿いで平坦基調だから、100kmあっても完走楽勝でしょ?
そのデブは、まるで狂おしく 身をよじるように、走るという…。 ポチりを重ねても重ねても買い続けようとする。 もう、いくところまでいくしかない駄文書き、nadokazuです。 そうさ、これからが始まりさ……オレとTyrellの湾岸ストーリーが...

でもまぁ、そんなのは重箱の隅の隅。東武日光線をアンダーパスで越えると、桐生足利藤岡自転車道はいきなり本気を出してきます。

前項でも述べたとおり、だだっ広くて、舗装がキレイで、クルマが進入してこなくて、走ってる人や自転車がほとんど見当たらない平坦路。それが、どこまでもどこまでも続いていくのです。こんな光景、地元ではまず見られません。

渡良瀬川自転車道

しばらく走っていると、進行方向右手にグライダーとその曳航機が駐機しているのが見えます。スマホのマップで見てみると「(公社)日本グライダークラブ 板倉滑空場」の記載。

なるほど、グライダーの飛行場なんですね。曳航機がエンジンをかけ始めたので、離陸するかなーと思ってしばらく見物していましたが、まだまだ時間がかかりそうだったので退散。

(公社)日本グライダークラブ 板倉滑空場

東武佐野線をアンダーパスでくぐると、その先でちょっと道の様子が変わります。最終的には道幅がグッと細くなって、車道1車線程度に減少。

東武佐野線をアンダーパスでくぐる

けれど、自転車ですれ違うには十分以上の幅がありますし、歩行者も対向車もほぼゼロ。快適に走るのに、何の支障もありません。

渡良瀬川自転車道

高橋大橋を過ぎて栃木県足利市内に入ると、広大な道幅と路面が復活。そして、目の前に現れてくる紅葉した木々に覆われた山肌に目を奪われます。

充実した案内看板!下調べ、要らなくない?

「福猿橋」で対岸に渡るのですが、路面や看板での案内が充実しているので初見&下調べを手抜きした状態でも迷うこと無くルートに沿って走り続けることができます。

渡良瀬川自転車道

橋を渡っている途中にも、案内看板はバッチリ設置されているので不安ナッシング。なんというホスピタリティの高さでしょう…感激!

渡良瀬川自転車道の案内看板

渡良瀬川の左岸に入った先は、JR両毛線足利駅と東武伊勢崎線足利市駅の近隣エリア。歩行者や対向の自転車が少しだけ増えます。といっても、先述のとおり早朝の多摩サイ以下レベルなので無問題!

案内看板を無視すると、罠にはまる!

左岸をしばらく走ると、田中橋を左折して右岸に渡るよう看板で案内されます。

田中橋を左折して右岸に渡る

左折ポイントである田中橋北交差点でふと前方を見ると、道路を渡った先に直進の案内看板があるのを発見しました。もしかして、真っ直ぐ進んじゃっても実はOKなのでは? ってことで、このまま直進することに決定。

案内通り進むなど愚直!敢えてチャレンジングなルート選択をする俺様を、褒め称えるがいいぜ!

渡良瀬川自転車道

左折の案内を無視して直進してみましたが、自転車歩行者道はその先もずっと続いています。橋を渡るぶんの労力を、バッチリ節約することに成功。これは…勝利したな!

と、思ったところで右折の案内が出ました。川沿いを離れて、ちょっと迂回する感じなのかな? ここは素直に従っておきましょう。

渡良瀬川自転車道

渡良瀬川を背にして進むと、すぐにJR両毛線の陸橋です。…え?本当にコレ超えちゃっていいの?と思わなくもないですが、案内看板はちゃんと出ています。間違ってない!

渡良瀬川自転車道

そのまま走り続けると、足利の市街地に入っていきます。さすがに様子がおかしい…と思ったところに、右折の案内看板が出現。

なーんだ、不安になって損した!…でも、ここで右折すると進行方向が明らかに逆なのでは??

渡良瀬川自転車道

とはいえ、ここまできて看板を無視するわけにもいきません。案内に従って横断歩道を渡ります。すると…。

路側帯の青い表示も、案内看板も一切無くなりました。

渡良瀬川自転車道

あれ?…あれれ??
どゆことー!?

どうやらこの一連の案内看板は、観光駐車場の脇にある施設でレンタサイクルを利用される方に向けた案内だったようです。それならそう書いてよー!!

自分の下調べ不足と案内無視を棚に上げ、文句タラタラで渡良瀬川沿いまで戻って走行を再開。左手に見えてきたのは、森高千里/松浦亜弥が歌った渡良瀬橋ですな。

渡良瀬川自転車道

結局、本来のルートが合流してくる緑橋までずっと左岸を走りましたが、普通に歩行者自転車道が整備されていました(少しだけ車道を走る部分あり)。川沿いから離れる案内看板を無視して、真っ直ぐ進めば良かった…。

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案内看板に従うと、罠にはまる!

緑橋から5kmほど走った葉鹿橋の手前で、右折して川沿いから離れるよう案内する標識が再び出現しました。

渡良瀬川自転車道の案内標識

看板だけでなく路面にも案内表示があって、ここが右折ポイントであることを思いっきり主張しています。

渡良瀬川自転車道の案内標識

さらに!右折した先にも、しっかり案内看板があるのが見えました。

ちょっと待て!また川沿いからまた離れるの? いましがたヒドい目に遭ったばかりだよね??

脳内に警戒アラートが鳴り響きますが、さすがにここまでの熱量がある右折指示をガン無視するのは憚られます。

それに、さっきは「案内看板を無視した」ことによる失態です。今回はその経験をもとに「案内看板にきちんと従う」のです。人間は学習する生き物。同じ轍は踏みません。

渡良瀬川自転車道

そして看板の案内に従った結果、私はまたまた無駄に走って泣きながら引き返すことになりました。失態2回目。

そもそも川沿いのサイクリングロードを走っているのに、川から離れる方向に進むなんて普通にありえません。このダブル失態は徹頭徹尾、私のアホさ加減に起因する。それは、認めます。

でもでも!!

同じデザインの案内看板を、解説なしで別ルートの案内用に使うのってUI的にダメダメじゃない?

よく見ると支柱部分に「ワタ8」というステッカーが貼ってあるのがわかります。でも自転車での走行中に、そこまで注視する余裕はないっす!

この看板は、初見キラーですわ!度し難いですわ!
自分のダメさ加減を棚に上げて、勝手なことを叫びたくなりました。

参考 栃木県観光物産協会 サイクルツーリズム 県南エリア | とちぎ旅ネット〜栃木の観光旅行情報サイト

川沿いを走っても、罠にはまる!

看板の案内を無視すると、罠にはまる。看板の案内に従っても、罠にはまる。わたくし、もう誰も信じません。ここまでの経験から、導き出された真実はひとつ!

「何をどう案内されようが、全部無視!徹底して渡良瀬川沿いを走る」

これです!

手痛いダブル失態の経験をもとに「分岐があったら、とにかく川沿いの方に進む」という走り方を徹底しました。もう、絶対に間違いは起こりえません。

その結果!

道が激細になって、舗装が途切れる!

渡良瀬川自転車道

線路に行く手を阻まれる!八方塞がりで、回避ルート無し!!

渡良瀬川自転車道

などなど、ダブルトリプルどころではない、悲惨な失敗を連発する羽目になりました。

失態に次ぐ失態。時間は正午をとうにまわって、昼営業時間内での目的地到着が怪しくなってきました。このままだと、ラーメンを食べ損ねる危険性があります。

涙目で公式サイトの案内PDFを確認すると、残りは「一旦下流方向に向かって走る」という分岐が1カ所あるだけ。その後はミスコース無しで、サクッと群馬側の終着点である錦桜橋に到着できました。

錦桜橋の手前には、なぜか消波ブロックが置かれています。なぜ2つだけここに??

錦桜橋の手前の消波ブロック

全線を走りきったあとに振り返ってみると、これっぽっちも難しくないルート。迷うような場所は、どこにもありません。自分はいったい、何をやっていたのでしょう…。

実質カロリーゼロのラーメンを暴食しよう。

そして錦桜橋から約6.5km、本日の目的地「らぁめん城ヶ崎」に到着!昼営業が終了する30分前の、滑り込みでした。

らぁめん城ヶ崎

食券機の上が祭壇と化していたり、業務用冷蔵庫がアクキーや缶バッジで装飾されまくっていたり、店内BGMが非常に偏っていたりと、この店やべーです!!

らぁめん城ヶ崎の食券機

通販で買えない、限定の「鶏白湯辛みそらぁめん」をセレクト。「特製」にしてトッピングモリモリにしたところに、海苔とバターとライス(小ライスではない)も追加して、もうやりたい放題。すでにカロリーは大量消費済みなので、実質カロリーゼロですからね。

いやー、わかってはいましたが実に美味でした。やっぱり実際にお店でいただくと、ひと味もふた味も違います。そして追加したバターは、もう圧倒的に正解。ピリ辛スープがマイルドになるだけでなく、ライスにかけたときのパンチ力を倍加させてくれます。気がつくと、丼の中には一滴のスープすら残っていませんでした。

限定の「鶏白湯辛みそらぁめん」

満腹して満足したあとは、ダラダラと高崎駅まで走って輪行。始発駅なので、普通車グリーンの最後尾席確保も容易。そのうえ、横浜エリアまで乗り換え無しの直通です。ありがとうJR東日本!!

まとめ

そんなわけで、桐生足利藤岡自転車道を走ってきたのですが、本当に素晴らしい道でした。そのうえ古河も高崎も横浜から直通ですから、これはリピート間違いなし。

今回は時間が無かったので行けませんでしたが、群馬側の終点である錦桜橋の先には

  • 高津戸峡
  • ゴリラ岩
  • ポットホール(甌穴)
  • はねたき橋(ちさたき橋ではない)
  • 高津戸ダム

などの景勝地もあるようです。次はもっと早い時間にスタートして、渡良瀬渓谷の観光も楽しめるプランにしたいところ。

そして!これから桐生足利藤岡自転車道に、初めて行こうと思った方へ。ひとつだけ、大切なアドバイスを申し上げます。

「対岸に渡る橋が3カ所(福猿橋/田中橋/緑橋)と、一旦下流方向に曲がる分岐が1カ所ある」

これだけ、覚えておきましょう。あとは公式サイトの案内PDFに、事前に目を通しておけば完璧です。

別に複雑怪奇な分岐はないので、Googleマップで現在位置をいちいち照らし合わせたりRWGPSでルート案内をしながら走る必要はこれっぽっちもありません。

わたくし、初歩の初歩にもほどがある事前の下調べを面倒くさがって、思い返すのも恥ずかしいレベルの間違いを繰り返しました。自転車乗りとして、いや、もはやホモサピエンスとしてゴミカスです。

他人の得意分野「適性」を見極めるのが得意な、まっすぐ系生徒会長にかかったら

「あなたには自転車乗りの適性がありません。同好会は廃部にします!」

と、バッサリ切り捨てられてしまうでしょう。

皆様におかれましては、私の情けないにも程がある姿を反面教師としていただき、下調べのうえ、この素晴らしいサイクリングロードを存分にお楽しみください。

著者
などかず

美味しくご飯を食べることをモチベーションにペダルを回し、機材の性能に頼り切って「頑張らないことを頑張る」物欲系へっぽこ自転車乗り。リアルで自転車に乗れない週末にはZWIFTで合計100km以上のバーチャルライドを欠かさないものの、脚力や走行スキルについての言及は意図的に避けている模様。愛車はLOOK675、ブロンプトンCHPT3 V2、タイレルFX(これだけとは言ってない)。

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