CBNレビューから興味深い投稿をご紹介します。onittyさんによる「GIANT TUBELESS TIRE PATCH KIT」のレビューです。
チューブレスにおける「タイヤブート」的な製品
以下、onittyさんのCBNレビューから。
cbn GIANT TUBELESS TIRE PATCH KIT
ロードバイク用チューブレスタイヤ用の、タイヤの上から張るタイプのパッチキット。
シーラント液でエア漏れが止まらない場合に、とりあえず自走可能とすることを目的とした商品のようです。
(中略)
- もしタイヤにシーラント液でふさがらない程度の穴が開いたりサイドカットしてしまった場合、苦労してチューブド仕様に変更してリカバーしたとしても、そのタイヤはその後廃棄することに変わりはない。
- それならば、外側からパッチをあてるだけの本製品の方式の方が、チューブドに変更する作業よりもはるかに短時間で容易にリカバーできそうだ。
…と考えて購入しました。
詳細は是非onittyさんのレビューをお読みいただくとして、「シーラントがふさいでくれないような大きい穴が開いた時の対処法」としてなかなか良いソリューションであるように思えました。
チューブレス及びチューブレスレディタイヤでパンクした時は、携帯しているチューブを入れてチューブド仕様にして走行を継続、というのが一般的な運用であると思いますが、作業の手間からしてもこの「タイヤの外側から貼るパッチキット」は大変魅力的なものに思えます。
チューブドのクリンチャータイヤの場合、タイヤ側にチューブが食い込んでしまいそうな大きい穴が開いた場合は「タイヤブート」というシールをタイヤの裏側に貼るという方法があります。
タイヤブートについては下の記事で紹介していますが、「GIANT TUBELESS TIRE PATCH KIT」はそのチューブレス版とでも言えそうなものですね。
空気圧は最低限に
これはonittyさんも紹介して下さっているGIANTの公式動画です。
使用上の注意点として、パッチを貼った後の空気圧は最低限にする必要があるようです。
しかし上の動画を見ると、タイヤとこのパッチには結構な段差があるようなので走っていてゴトゴトとした振動が激しくないだろうか… という心配はあります。また、スリックでないノブのあるタイヤでうまくいくかどうかも未知数ではあります。
パンクした時に残りの距離が数km程度で、あとは帰宅するだけ、輪行時なら駅にたどり着くだけ、というような場合に使うのが現実的・理想的なのかもしれません。
その日のライドの残りが長い場合・まだまだ思う存分走りたい場合はやはりチューブを入れたほうが良さそうですね。
入手性がやや難
ひとつ残念なのが入手性。GIANTは基本的に通販をしていないのか、公式サイトでもamazonや楽天でも売っていません。
GIANTストアにはきっと置いてあるでしょうから、お近くにお住まい方は見に行ってみてはどうでしょうか。私も入手予定なので実際に使う機会があったらあらためて紹介したいと思います。
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