新車用に携帯ツール類をそろえていたときに、ふと気付きました。あれ、タイヤブートがない。というわけで早速購入。Park Took TB-2です。開封前の写真を撮ったのにSDカードを入れ忘れていたので開封後に涙の再撮影…
と、そんなことはどうでもよくて、このツール、というかグッズ、かりに実際に使うことになるのは、2年とか5年に1度くらいしか、ないかもしれません。
でも、絶対に持っておいたほうがいいです。これがサドルバッグの中にあることによって、乗って帰れることがあるからです。携帯ツールの中では、最も使用頻度が低いもののひとつでありながら、相当に重要なアイテムのひとつなのです。スペースもとりません。重量わずか2g。
CBNにも、もちろんレビューがあります。私も投稿していますが、つい数日前に、wartoriさんが追加レビューを投稿してくださったばかりです。
wartoriさんがこのTB-2を使われたのは、ツール缶の中に入れてから3年後のことだったそうですよ。
3枚入りで売ってます。amazonならいま¥ 579。1枚あたり200円。個人的には安いと思います。使用頻度が極端に低いので、メーカーもこれ以下だと採算が取れないでしょう。
ミシン目で切り離します。1台用に1枚持っていれば十分です。
さて、これを何に使うかをあらためて説明しますと、タイヤに大きめの穴があいてしまうようなパンクをしたときに使います。そういう場合、そのまま新しいチューブを入れても、タイヤの穴や裂け目からチューブが空気圧で外に出てこようとして、またパンクしてしまうことがあるのです。
名刺大の大きさで、素材は丈夫なビニールという感じがします。私は自分のレビューで、名刺を持っていれば代用できないかなどと書いていますが、傷の大きさによっては紙では対応できない気もします。
わたしがはじめてこれを使ったときのタイヤサイズは思い出せないのですが、これ1枚そのままペタッと貼ってもいいんだろうか、大きすぎないか、と悩んだのを覚えています。
でも大丈夫。ビードからはみ出なければそのままペタッと、大きい絆創膏とかサロンパスを貼るみたいに、貼り付けます。のりはついてます。
貼り付け箇所が汚れている場合は、きれいにして乾かしてから貼ります。
表に”Emergency Tire Boot”とあるように、これはあくまで緊急用、応急処置を目的としたものです。無事に自走で帰宅できたら、ダメージを受けたタイヤは処分しましょう。
ところでこのタイヤブートという製品、パークツール以外のものを見たことがないんですよ。amazonを調べても、Googleで英語圏を調べても類似製品が出てきません。
大規模な売上がある製品でもないだろうし、無名のメーカーが類似品を出してもみんなパークツールを買うだろうし、パークツールが一人勝ちな感じの製品なのかもしれません。
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ちなみに、これは基本的にチューブドのクリンチャータイヤ用であって、チューブレス用ではありません。シーラントが太刀打ちできなかった傷の部分にこれを貼ってふたたびチューブレスで… という使用法は想定されていないと思います。
ただチューブレスタイヤがパンクして、チューブを入れる必要が出た場合、大きい傷は同じようにこのタイヤブートでふさげると思います。とはいえシーラントでベタベタしていたらうまくつかないでしょう。接着面はきれいに拭いたり、ヤスリで少し削る必要があると思います。チューブラー派には必要ないアイテムです。