LEZYNEのGPSサイクルコンピューターとGPSプラットフォームが5月5日頃からReliveとのデータ同期、Komootからのルート転送に対応しました。
参考 LEZYNE ADDS KOMOOT AND RELIVE COMPATIBILITY TO ITS GPS PLATFORM (英語)
参考 GPS UPDATES – Lezyne – GPS Root
3Dアニメーションで走行の軌跡を動画にしてくれるReliveは以前Stravaとデータの連携ができたのですが、去年あたりにこの両社が仲違いしまして、それができなくなっていました。
Garminなどでは直接Relieveにデータをアップできたようですが、LEZYNE愛用者の方も今回のアップデートで簡単にReliveに走行ログを送れるようになりました。
GPSファームウェアとアプリのGPS Allyを更新しよう
ReliveとKomootとの接続は、LEZYNE GPSのファームウェアとスマホアプリのGPS Ally v2を最新版に更新すると使えるようになります(ReliveはもしかするとGPS Ally v2の更新だけで行けるかも)。
Reliveとデータ連携してみた
私はKomootを使っていないので、Reliveのほうだけ試してみました。ハードウェアはLEZYNE SUPER GPS、アプリのGPS Ally v2はiPhone版です。ファームウェアとアプリは両方とも最新版に更新しました。
手動で同期
最初に手動でReliveにデータを送る方法から。連携したいライドの画面を開いて、左下にある共有アイコンをタップします。すると下の画像のように共有先が表示されるので、ここで上から3つめの「Relive」を選びます。
すると右側の画面のように、ほんの一瞬ですが「Reliveとシェアしますか?」という質問が表示されます。これは翻訳ミスらしく、特に何もする必要はありません(というか何もできません)。恐らく「Reliveとシェアしました」という意味だと思います。実際、しばらくするとReliveにデータが送られているのを確認しました。
自動で同期
ただ、いちいちこんなことをしなくとも、これからの走行ログをすべて自動でReliveに送ることもできます。アプリ右下の「設定」から「アプリの設定」を選ぶと、画像左下の画面が出ます。ここで「Reliveの自動同期」を選べるので、ONにします。
これでLEZYNE GPSのデータをクラウドにアップすると、以後はReliveにもデータが自動的に反映されます。その後にReliveアプリを開いて動画作成、という手順です。PCで.gpxファイルをインポート・エクスポート…という手間が省けていいですね。
参考までにKomootと連携したい人は、アプリ右下の「設定」を押すだけでKomootとの接続アイコンがあるので、それをタップするとダイアログが出ます。アカウントの同期が取れるとKomootで作成したルートをLEZYNE GPSに転送できるようになる、というわけです(ターン・バイ・ターン・ナビゲーションと、GPSのモデルによっては地図上にナビゲーション・トレイルのオーバーレイが可能)。
ReliveとKomootのユーザーはどのくらいいるの?
ところでReliveとKomoot、日本のサイクリストの皆さんはどのくらい使われているのでしょうか。ちょっとアンケートを実施してみました。
走行軌跡を3Dアニメーション動画にしてくれるサービスのRelive。使ってますか?
— CBN (@cbnanashi) May 9, 2020
ルート作成・共有ツールのKomoot、使ってますか?
— CBN (@cbnanashi) May 9, 2020
結果としてはアンケート回答者の約30%くらいの方がRelieveを使われているようです。Komootユーザーはかなり少ないですね。
ちなみに記事の最初で紹介したLEZYNEのプレスリリースによると、Reliveのユーザーは現在全世界で700万人以上、Komootのユーザーは1000万人以上だそうです。世界的に見るとKomootユーザーのほうが多いみたいですね。どちらも無料で使えるオプションがあるので、お暇な時にでも試してみてはどうでしょうか。
Reliveはスマホアプリで動画を作成するのですが、スマホで撮った写真を要所要所に自動で埋め込んでくれたり、音楽を付けたりできます。ただし無料版だと編集は1回しかできず、動画も解像度が低いです。充実した編集機能を使って高画質な動画に仕上げたい場合は有料版へどうぞ、という仕組みです。
無料版でも十分楽しいので興味のある方はやってみてくださいね。
Reliveは日本では「リライブ」という読み方が定着しつつあるようですが、英語圏では「リリーブ」と発音されることが多いようです。意味は「追体験」です(=「再び生きる」から)