性根もダークなダーク中年のポンコツ自転車乗り、nadokazuです。
なんだかシビアな内容っぽいですが、別に購入店や代理店の対応内容に不満があったりするわけじゃないし、むしろ購入店の担当さんにはありがたい対応をしてもらっていて日本海溝より深い感謝しかないぐらいで、まずそのことをおことわりしておきたい、そんな駄文。
割れたリム、修理は保証適用外!
昨年末に衝動買いして以来、ブロンプトンの存在を脅かすレベルで乗りまくっていた折り畳み自転車、「DAHON K3(2021年モデル)」のリムが割れました。こんなことって、本当にあるんですね。まさか、それが自分に降りかかってくるとは…。
▼ 参考記事
さっそく購入店に持ち込んで、修理対応をお願いしました。余裕で保証期間内なので、これは無償修理になるだろう…とタカを括っていたのですが、「保証適用外」との連絡が。これについては購入店ではなく、代理店のご判断とのこと。
保証が適用されなかったのは、どうして?
電話で伺った理由をすごく雑にまとめると、「タイヤが純正ではなく、ビッグアップルに換装されていたから」だそうです。
DAHONの品質保証規定ページを見てみると、
完成車の場合、純正でない部品等の取り付けや改造によるトラブルについてもその適用外となります。
との記述があります。保証が効かなくても、それは「保証規定を熟読しないで純正以外のタイヤに交換した自分の責任」と受け止めるほかないでしょう。
また、購入店の担当者さんのお話を伺った限りでは、「ビッグアップル換装」がリム割れのトリガーになっていた可能性も大きそうです(「聞いた話からの推察」なので、断言はできません)。
でもでも、タイヤ交換で保証適用外って…。
ロードバイク乗りの感覚だと、「太いタイヤに換装しただけでリムが割れて、そのうえ完成車付属のホイールが保証適用外になる」というのは、納得しがたいものがあります。
でもまぁDAHON K3は、小径車のなかでもサイズ小さめの14インチ。ホイールの耐久性だって、そもそも高いほうだとは言えないでしょう。純正よりも太いタイヤを装着したら、エアを入れた時のサイドウォールが広がろうとする力はより強く働くはず。リムに対して横方向の負荷を、メーカーの想定以上に与え続けることになります…よね?
そんな状態で長距離走行することによって、リムは受け続けた負荷に耐えきれず、最悪の場合は自分のケースのように割れてしまう、ということなのでしょう。たぶん。きっと。おそらく(この辺は、詳しい方にツッコミをいただきたいところです)。
心情的には納得しづらいですけど、ひとり悩んだところで時間を無駄にするだけ。少なくとも「それ14インチ小径車で走る距離じゃねーだろ!」と突っ込まれて、文句の言えない距離を走った自覚はあります(エクストリームなサイクリストの皆様から見れば、ゆるポタレベルですが)。ここは、割り切るほかありません。
小径車は無理すると壊れる。ちぃ、覚えた。
▼ 参考記事
乗り心地と性能をとるか、保証をとるか。
乗り心地の大幅な改善と、走行性能の向上。ビッグアップル換装で、DAHON K3は「別の自転車になった!」と感じてしまうほど激変します。個人的には「必要最小限しか乗りたくない自転車」から、「無茶な距離だって走れる自転車」になったと感じるほどです。
この換装効果に対しては、異論も多くはないでしょう。自分のような個人だけでなく、著名な自転車販売店のブログでも大々的に紹介・推奨されています。
けれど、まさか、それがリムが割れる要因(と推察される)で、保証修理まで適用外になっちゃうとは…。
せめて「ビッグアップルに換装した時点で、ホイールが保証適用外になるyo!」ということは、もう少し周知されてもいいように思えます。
修理できるの?いくらなの?
執筆時点で、リアホイールの在庫は無いそうです。つまり、今すぐの交換修理は不可能!こうなったら、やっぱりカーボンホイールに…!と思ったのですが、今回は買わずにすみました(危ないところだった…)。
というのも「在庫のあるフロントホイールを取り寄せて、リムだけ使って既存のリアハブ・スポークでリアホイールを組み替える」という、自分みたいな素人には発想すらできない荒技で修理していただけることになったからです。余った部品は下取り扱いになるそうなので、修理費用は1万円台で収まる見込みとのこと。
普通ならホイール代だけで数万円コースになるでしょうから、これは「購入店だからこその、特別な対応」なのだと受け取っています(※念のために申し添えますが、自分からは何もお願いしていません。対応内容は、お店の方に一切をお任せしています)。実にありがたい限りです。
純正タイヤに戻す?
リムがまた割れたら…という不安もあって純正タイヤに戻すことも考えましたが、ビッグアップルの乗り心地・走り心地を知ってしまったら今さら純正には戻せません。リム割れ再発リスクを許容したうえで、ゆるポタ専用に使います(というか、これが本来の使い方ですよね?)。
あとは、純正より太いけどビッグアップルよりは細い、GIZA PRODUCTSの「C-1959 14 × 1.75」を試してみたいところですね。
機内のお客様で、このタイヤを使ってる方はいらっしゃいませんかー?
まとめ
DAHON K3のリム割れと、ビッグアップル換装。その因果関係は、正直わかりません。
ただし!換装によって、ホイールの保証は効かなくなる。これは確かです。
なんですが、だからといって「保証期間が終わるまで、ビッグアップルに換装するのはやめた方がいい」とは、ちっとも思いません。そのリスクを許容させるだけの満足度が、「ビックアップル換装」には間違いなくあります。
DAHON K3はいいぞ…そしてビッグアップルに換装すると、もっといいぞ…。
▼ 参考記事
あ、でもビッグアップルに変えたら(すでに変えてしまった方も)、リムのブレーキシューがあたる面を指でなぞって、微妙に膨らんだりしてないかマメにチェックしておくことを猛烈におすすめします!
そして、もしリムに異常が出ていたら…どうですか? カーボンホイール…?
▼ 参考記事