ボトル関連

Zéfalからユニバーサル・ボトルケージ「Z Adventure Cage」が登場 フレームにもフォークにも設置可

フランスのサイクルアクセサリー老舗・Zéfal(ゼファール)から新製品「Z Adventure Cage」が発表されました。円筒形の容器であればほぼどんなものにも対応できるユニバーサル・ボトルケージで、全長が長いものの運搬には特に便利そうです。

Zéfal Z ADVENTURE CAGE

© zefal.com

公式 Zéfal Z ADVENTURE CAGE

フレームでもフォークでも使える細めのエニーケージ

主にロングディスタンス・ライドやバイクパッキングでの水の運搬を意識した製品です。サイズは230 x 81 x 94 mmで、直径66〜92mmのあらゆる円筒形の容器に対応する、とされていますが、見たところ運用次第で角張った1.5Lのペットボトルなども運べそうです。縦23cmはなかなかの長さ。

Zéfal Z ADVENTURE CAGE

© zefal.com

ストラップはハイパロンというゴム・エラストマー系素材。本体素材は強化ファイバーポリプロピレン。取り付け穴は4つあり、ボルトが3つ付属します。2つ穴のフレームでも、3つ穴のフォークでも使える設計。重量88g。フランスでの直販価格は€20.79で、日本円で3,000円程度でしょうか。日本国内での流通はこれからかと思われます。使いやすそうなので筆者は購入予定。

類似コンセプトの製品は他社からも出ていますが、このZ Adventure Cageはフレームにもフォークにもマウントできて伸縮性のあるストラップ一本のみというシンプルさが特徴と言えるでしょう。大きすぎるものでなければドライバッグなどもフォークマウントで運べそうですね。テントにも良さそう。ストラップが足りなければ適当なものを自前で追加すれば良いですね。

Z Adventure Cageは下の記事でレビューしたTOPEAK VersaCage(ヴァーサケージ)のような「エニーケージ」系製品をより細身にして、シンプル仕様にしたものと言って良さそうです。ボルトを全部外さなくてもスライドして着脱できそうなところも似ています。なお、底面はTOPEAK VersaCageよりも面積が大きいですね。あとより縦長。

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最近のゼファールはロゴも新しくなったり、よりバイクパッキング関連製品に力を入れたりと、元気な印象がありますね。当サイトではゼファール製品のレビューがいくつかあるのでこちらも併せてお読みいただければ幸いです。WiizボトルケージとツールボックスのZ Boxは読者の方に特に人気のあるアイテムです。

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自転車キャンプで活躍する水のコンテナ

ところでZ Adventure Cageの製品紹介写真で使われている青いフタのボトルはnalgene(ナルゲン)というハイカーにもサイクリストにも人気の米国ブランド製品で、1.5Lサイズまでラインナップされています。Z Adventure Cageなら先述のようにコンビニで売っているような水のペットボトルも運べるとは思いますが、nalgeneは広口なので水を汲みやすいのが特徴。

宿営地で水を確保できるなら、軽量なウォーターキャリーパック(ソフトボトル)をバッグに入れておくのも良いですね。私は最近、下のエバニュー製品を自転車・登山キャンプで使っています。使っていない時は丸めておけるので、スペースを取らないところも長所です。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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