Dahon K3という14インチホイールの小径車に乗りはじめました。これまで6本ほど関連記事を書いてきました(下にリンクを貼っておきます。ご興味ある方は是非どうぞ)。
- Dahon K3を16インチ化したらかなり使えそうな気がしてきた
- Dahon K3 開梱しつつ紹介。実はそこまで小さくはない?
- Dahon K3に乗ってみた:近距離をキビキビ走るのが楽しいミニベロ
- Dahon K3にWellgo F178DUという軽量ペダルを付けてみた結果
- MKS SYLVAN TOURING NEXT Ezy Superior ワンタッチ着脱の究極回転ペダル
- 305の16インチタイヤ少なすぎ問題:検索の果てにKenda Ksmart K1085というタイヤを入手
その中の「Dahon K3に乗ってみた:近距離をキビキビ走るのが楽しいミニベロ」という2月1日の記事で、私は次のように書いていました。
やっぱり16インチに上げたいかな〜! するとある程度速度維持もできて、より多用途な自転車になるような気もします。ただ14インチならではの世界、楽しさもたくさんあると思うので、インチアップはあと3ヶ月くらい乗ってから検討したいと思います。
というわけで2週間くらい経過しましたので、予告通り16インチ化を実行したいと思います!
MIALOのDahon K3用16インチホイール
入手したのはMIALOという中華ブランドから出ているDahon K3専用の16インチホイールです。ETRTO 305の、小さいほうの16インチ。ブロンプトンの16インチ(ETRTO 349)とは互換性はありません。
まず製品外観を見ていきましょう。実はこのMIALO、SENSAHが手掛けるブランドです。そしてSENSAHはDahon K3のシフターやディレイラーをOEM製造しています。ということは品質的にはほぼ純正みたいなものと言って良いでしょう。
リアホイールにはK3純正と同じ9-13-17Tの歯数のカセットが付いていました。
リムテープも付いた状態でした。大変ありがたいです。
ハブもちゃんとMIALOロゴがプリントされていて高級感があります。
リアホイールはペアードスポーク。フロントはラジアルです。
リムのロゴはシールタイプですが、仕上げに雑なところも見当たらず好感が持てます。ちなみにお値段はamazonで¥19,800でした。到着まで2週間くらいかかりました。
実測重量
使う前に重量を実測しました。14インチと並べるとこんなに大きさが違います。重さも結構違ってくるのでしょうか。
- フロント: 359g(リムテープ付き)
- リア: 501g(リムテープ・カセット付き)
なのですが、Dahon K3の純正ホイール(Kenda 32-254 + 純正仏式チューブ)の重量がフロント584g、MIALOのこのホイールのフロントにKenda Ksmart K1085 32-305タイヤとKendaの米式チューブを付けた重量が635gだったので、50g弱重くなります(なおMIALOのリアホイールは同タイヤ・チューブ付きで787g)。
後述する理由から、K3純正のリアホイールの重量を計っていないのですが、恐らく16インチ化すると前後トータルで100gほど重くなるのではないでしょうか。でももし走行感が大きく改善するなら100gくらい増えてもへっちゃらです。
付属のロングアームVブレーキ
ところでDahon K3にこの16インチホイールを履かせると、K3純正のVブレーキの調整幅を超えてしまうのでロングアームのVブレーキに交換する必要があります。それも前後セットがホイールに付属していたので大変助かります。
実測重量はペア、Vブレーキバナナやダストブーツ・ボルトを除いた状態で336gでした。
用意したタイヤ
このMIALO 16インチホイール用に次の2種類のタイヤを調達しました。
- Kenda Koast 32-305 (16 x 1.35)
- Kenda Ksmart K1085 32-305 (16 x 1.35)
どちらも同じETRTO 305、16 x 1.35サイズ。Koastはトレッド面にシュワルベ・マラソンっぽい溝があり30TPI。Ksmartはスリックで60TPIです。
そして悲劇へ
というわけで早速、Dahon K3のVブレーキを解除し、まずフロントホイールをはめてみました。
その結果がこちらになります。
やっちまった〜!!(笑) いや〜、小径車の改造ではこういうことがよくあるんですね。他の人がうまく行っている、メーカーの人もうまく行っている、でも自分の個体ではうまく行かない… ということが。
Kenda Koast 32-305、Ksmart K1085 32-305どちらも上の写真のようにスタックしてしまいました。
どうも32-305 (16 x 1.35)のタイヤでは2mmほどフロントフォークに干渉するようです(リアはもっとクリアランスが広いので恐らく問題ないはず)。
調べてみたところ、Dahon K3のスペックが2019年モデル以降若干変わった、という話、あるいはそうではなくモデルイヤーとは別に個体差がある、という話もあるようです。私のK3は1月に買ったばかりの2020年モデル。いずれにしてもうちの個体だと16 x 1.35はこのままでは回りません。
解決法
さて、この問題を解決する方法は、次の3つしかないでしょう。
- 1.35よりも細いタイヤを入手する(幅が細ければ2mmくらい低くなってくれる…ことを期待)
- フォーク内側をヤスリなどで削る
- 何らかの方法でフォークエンド部が2mmほど下にくるようにする
いちばん簡単で現実的なのは1番目、より細いタイヤを入手すること。ただ、これは選択肢がほとんどなく、また干渉しないかどうかはやはり現物合わせしないとわかりません。
2番目のタイヤが干渉している部分を削るのは、できればあまりやりたくない作業ではあります。私はもしかしたらやるかもしれないんですけど、読者の方にはおすすめしません。塗膜の量にもよりますが、せっかくきれいなライム色の塗装が剥げるかもしれませんし、強度的に問題ない箇所だとは思いますがクロモリではなくアルミです。
3番目は何か良い感じのスペーサーがあれば、あるいは自作できたら行けるかもしれませんが、これも安全面を考えるとあまり気持ち良い解決法ではありません(※事故に繋がる恐れがあるのでやらないようにしましょう)。
というわけで、まずは1.35より細いタイヤを試すことにしました。一応、製品として存在はするので、現在、到着待ちです。
リアホイールだけなら問題なく交換できそうですが、せっかくなら前後同時に16インチ化してみたいので、実走はそのタイヤが来るまでお預けです。次は2週間後くらいに別記事を書きたいと思います。
そのタイヤが来てもうまく行く保証はないですが、その場合は前14インチ・後ろ16インチのファニーバイク状態でのレビューをしようと思いますww
続き↓
売り上げランキング: 159,391