カンパニョーロが1×13のグラベルコンポーネントを発表するという噂が流れています。きっかけはWilierのグラベル完成車Jenaのページにこのコンポについての情報がフライング掲載されていたことでした。
出典 Campagnolo to launch Ekar 13-speed gravel groupset
以下、このEkar 1×13に関する情報をまとめてみました。
カセットは9Tスタート
- Campagnolo Ekar 1×13というグラベルコンポが登場する
 - WilierのグラベルバイクJenaの完成車オプションにフライング掲載されていた
 - ブレーキは油圧式でローターは160mm AFS(それ以外のサイズオプションがあるかは不明)
 - 少なくとも40Tのフロントチェーンリングが存在する
 - カセットスプロケットは9-42Tが存在する
 - チェーンは専用の13speedチェーン
 - ハブはN3Wと呼ばれる
 - 先日発表されたSHAMAL CARBON DISC BRAKEは既にN3Wを搭載している
 - N3Wハブは現在のカンパニョーロハブよりも4.4mm短い
 - N3Wハブはスペーサーを装着することで10, 11, 12スピードにも対応できる
 - シフトに電動のEPS(Electronic Power Shift)版が用意されるのかどうかは不明
 - イタリアの自転車産業は8月に長期休業することが多いため正式発表は遅くなるかもしれない
 - 完成車の価格情報から推測するとEkarのグレードはChorusと同等、SRAMで言うとForce eTap AXSが近い(出典はmtb-news.de。現在はページが削除されている)
 
なんと言っても最大の注目点はトップ9Tのスプロケットですね。カセットのギア構成やオプション、チェーンリングに40T以下が用意されるかどうかも大変気になるところです。
N3W (NEXT 3 WAYS) フリーハブについて
対応するN3Wというハブは”Next 3 Ways”の略で、「現在・過去・未来」3つのシステムに対応するという意味を込めているようです。現行の12スピード、それ以前の10, 11スピード、そしてこれからやってくる13スピードの3つに対応するもの、ということですね。
公式 NEXT 3 WAYS – Landing N3W Campagnolo
恐らくN3Wハブ搭載のホイールには10〜12スピードカセットに対応するスペーサーが付属することになるでしょう。
このN3Wハブはシマノのマイクロスプライン同様、ライセンス製となっており、本記事執筆時点でのライセンシーとしてCHOSEN, DT SWISS, FULCRUM, GLORY WHEEL, NEWMEN, TUNEがリストされています。
それにしても今年のこのタイミングでカンパがこんな隠し玉を用意していたとは驚きました。ここ2〜3年はシマノとスラムの影に隠れて存在感が薄れていた感じがあったカンパですが、9Tスプロケットで一気に巻き返しを図ってきましたね。
私自身はRecord 10 speedを最後にカンパニョーロのコンポーネントから離れているのですが、これは…買ってしまうかもしれません…!
関連記事:Campagnolo Shamalが初のカーボン化 最大65mmに対応するオールロード・グラベルホイールへと変貌


  
  
  
  
