trimm One(トリム・ワン)というちょっと変わったGPSサイコンを見つけました。1年以上前にKickstarterに登場した製品らしいですが、現在は量産されています。韓国のスタートアップらしいです。
公式 trimm one
設定はスマホから(のみ?)
しかしこのtrimm One、公式サイトを見ても微妙に詳細不明なところがあります。たとえば本体のみで各種設定ができるのかどうか不明ですが、とりあえずスマホアプリでデータフィールドなどをカスタマイズできるようです。
YouTubeチャンネルもあり操作方法の解説動画がいくつかあります。
他の動画も見ると本体下が感圧式になっていて3つのボタンとして機能するようです。
ターンバイターンのナビを搭載
trimm Cycling Centerというアプリ(iOS/Android)を使用し、最大30までのウェイポイントでルートを作成できます。使用地図はOpenStreetMapで、ルート設定が完了すれば本体にデータを転送しオフラインでナビが可能。走行ログはアプリとの接続時に自動的に同期。
太陽光充電に対応
駆動時間はセンサーレスで本体のみで使用した場合最大15時間で、スピードセンサーを併用すると50時間になるそうです(しかしKickstarter登場時は30時間とされていたのでスペックアップしたのか、本当は30時間なのかは不明)。
そのスピードセンサーは別売りで$ 32.00するのですが、Bluetooth通信で他社製サイコンと互換性があるとのことなので恐らくこれでなくても大丈夫でしょう。またデータフィールドにはケイデンス表示が確認できました。あと本体はBluetooth以外にANT+もサポート。
そして太陽光充電に対応しています。陽が当たっていれば充電不要、と公式サイトにはあります。
しかしこのソーラーチャージャー、できれば本体に接続してハンドルの上に設置した写真などを見たかったのですがそれがないのが残念… と思って同社のInstagramを見たら動画があった! (情報、分散しすぎ!w)
多機能らしいが公式サイトに情報が少ないのが残念
それにしても公式サイトの情報が少なすぎます。動画を食い入るように見てはじめて獲得標高、高度、パワー、心拍、カロリー、斜度などもちゃんと表示できることはわかりました。GPSアンテナの詳細はわかりませんが、起動時にスマホと接続するとGPS信号のつかみが速くなる、とあります。
フランスの自転車情報サイトによるとSRAM eTap (Red/Force)の変速情報も表示できるそうですが、公式サイトには記載なし。
対応言語は英語・スペイン語・フランス語・ポルトガル語・イタリア語・ドイツ語・オランダ語・デンマーク語・中国語・日本語・韓国語の11ヵ国語。
KakaoTalk, Facebook, Instagram, Line, iMessage, Snapchatからのテキストメッセージと着信の通知が可能。Stravaにもデータアップロードできます。あと下の動画を見るとモバイルアプリは結構完成度が高いように見えます。
本体サイズは55x94x12.5mm、LCDサイズは3.16”インチ(モノクロ・解像度200dpi)で42.6x68mm、厚みは8.9mm、重量は62g。カラーは全8色。デザインは薄くてなかなかカッコいいんじゃないでしょうか。
価格はソーラーチャージャー込みのパッケージが$ 259.00。記事執筆時のレートで27,534円。なかなかいいお値段なので、詳細スペックをわかりやすくサイトに表示してほしいところです。もし良いものでもこの情報だけだと買いにくいので、もったいないですよね。公式サイトのストアから買えますが、会社名も会社所在地も記載がありません。
ターンバイターン・ナビとソーラーチャージャーの完成度によっては興味のある方もいるのではないでしょうか。
もし俺、使ってるよ! という方がいらっしゃいましたら是非使用感などお聞かせいただけると幸いです。