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Kona Bikesのブランド売却を親会社が決定 当面のブランド消滅は確実か

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Kona Bikesを所有するKent OutdoorsがKonaブランドの売却を決定し、今後はウォータースポーツ・ビジネスにリソースと投資を集中していく、と発表したようです。米Bicycle Retailerが報じています。

image from konabikes

出典 Kent Outdoors looking for buyer for Kona Bikes

以下、同記事の主なところから抜粋。

  • 2022年にKona Bikesを創業者から取得したKent Outdoorsは金曜、戦略の見直しの結果、Konaブランドを売却する決定をしたと語った
  • Konaはシーオッター・クラシックの展示会ではブースを立てていたが、展示会開始前にブースを取り壊して撤収するといった出来事があり、話題になっていた
  • このニュースと同時にKentは新しいCFOと、Eclipse Business Capitalからの1億ドルの新規クレジットファシリティも発表した
  • Konaを売却することで会社はキーとなるウォータースポーツ・ビジネスにリソースを集中させられるようになる。自転車産業はコロナ後に重大な挑戦に直面し、Konaもその逆風から無縁ではありませんでした、と同社は語った
  • Kentによる買収から1年半後、Konaは新しいコンシューマーダイレクト販売を発表し、最近数ヶ月では「1台買うともう1台無料」セールなどを行ってもいた

Konaはダイレクト・トゥ・コンシューマー路線への転換で販売店ネットワークとの関係が悪化したことでも話題になっていましたが、最近の投げ売りに近いセールを見るとやはりコロナ後の過剰在庫の処分に困っていたような印象を受けますね。

他の情報源を眺めていると、Kona部門ではリストラがあるだろうという話、Konaは今後数ヶ月でオペレーションを停止するだろう、という噂も目にしました。カスタマーサポートからはもう反応がない、という書き込みも見かけました。

2024年は自転車関連のショップやメーカーがバタバタと潰れていくだろう、という意見を年初からよく目にしてきたのですが、Konaも今後数年は名前をあまり聞かなくなるブランドになってしまうのでしょうか。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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