伊豆大島を自転車で走りたいこの俺のために船の時刻・運賃・主な見どころなどを徹底調査する

伊豆大島に走りに行きたい、と思ったのでした。東京のずっと南にある島で、東京都の一部です。東京都大島町。この東京から近い離島でサイクリングを楽しみたい。

伊豆大島 ©2019 CNES / Airbus, DigitalGlobe, Landsat / Copernicus, ZENRIN

というわけで何時の船に乗ればいいのか。何時の船で帰ってくればいいのか。日帰りなのか、泊まりなのか。島のどこを走るのか。等々、自分にとって現実的な旅のプランを考えてみました。

大型客船で一泊・翌日夕方に帰るプラン

季節にもよるらしいのですが、大体毎日夜の10時に東京・竹芝桟橋を出て翌朝6時に大島に到着する船があります。大型客船です。

船に乗っている時間が8時間もあって非効率で疲れそうだな、とも思ったのですが、考えてみれば寝る時間をそのまま移動にあてられるわけなので実は非常に効率的なプランのように思えます。

人間、夜に寝ないわけにはいかないんだから。寝る場所を船の中にする。すると…朝起きたら目的地。朝6時からすぐ走り出せる。これすごくいいんじゃないか。

しかもこの大型客船の場合、受託手荷物として1,500円を払えば自転車を輪行袋に入れても入れなくてもいいのです(※要事前確認。なお輪行袋に入れて手荷物にする場合は無料)。

夜、竹芝桟橋まで自転車に乗っていきます。荷物はリュックに入れたカメラや携帯や財布等々、日帰りで1日遊ぶ時の装備品を入れていきます。そしてそのまま自転車を預けます。

船が大島についたら、自転車の組み立てをする必要がありません。すぐ走り出せます。これはいい。

そして帰路ですが、午後3:30前後に大島を出て、夕方5時30分前後に竹芝桟橋に着くジェット船が大体毎日出ているらしいのです。2時間くらいで東京に戻れます。

このジェット船ですが、自転車のそのままの持ち込みは不可。輪行袋に入れればOK。輪行袋の三辺の和が120cm以下で、かつ総重量20kg以下なら無料で持ちこめます。それを超えて三辺の和が〜200cmまで、総重量30kgまでなら1,000円を支払います。ロードバイクなら多分無料にできるでしょう。

よって出発時に輪行袋は使わないとしても、帰路で必要になるのでリュックに入れていくことにします。

ここまでをまとめましょう。運賃も表に入れてみます。

出発 到着 運賃 自転車の料金
竹芝桟橋→大島(大型客船) 22:00頃 6:00頃 4,450円(2等) 1,500円(裸で)
大島→竹芝桟橋(ジェット船) 15:30頃 17:30頃 7,210円 なし(輪行袋で)

往復にかかる交通費の合計は13,160円です。行きの船のなかでちょっといい場所で寝たい場合は2,000円刻みでよりグレードの高い場所が用意されています。大島には学生時代に旅行に行ったことがあるのですが、たしか2等だとお座敷みたいなところで雑魚寝ができた記憶があります。

さて、この結果朝の6時から午後3時まで約9時間のサイクリングを楽しむことができます。主な見どころについては後にまとめますが、その全てとは行かなくてもかなりいろいろな場所を自転車で見て回れるのではないでしょうか。

そして前夜は船で寝ているとはいえ、ほとんど日帰りに近い感覚です。

行きも帰りもジェット船で大島日帰りプラン

東京から大島に行くにはジェット船という手もあり、大島まで1時間半〜2時間弱で行けてしまいます。これは船酔いしやすい体質の私にとっては魅力のオプション。

ただ調べてみると、これで日帰りをしようとすると現地で過ごせる時間がかなり短くなりそうなのです。どういうことか。

東京の竹芝桟橋から、大体朝の8:20頃に出て大島に10時頃に到着するジェット船が出ています。ジェット船には自転車を裸では持ちこめないので、到着してから組み立てるのに少し時間を取られます。

そしてその日のうちにジェット船で東京に戻る場合、午後の便は3時30分頃のものしかないのです。東京着は夕方5:30頃。すると自転車組み立て・輪行用意の時間を30分見るとして、サイクリングできるのは実質5時間くらいでしょう。

5時間かー。楽しめないことはないだろうけど、少しあっという間のような気がするな… ゆっくり風景を楽しんで、写真も撮って、ちゃんとおいしいお昼ご飯を食べて、というのをやるには短い。それが問題。

このプランを使うことはたぶんないと思いますが、いちおう選択肢のひとつとして自分用にまとめておきます。

出発 到着 運賃 自転車の料金
竹芝桟橋→大島(ジェット船) 8:20頃 10:00頃 7,210円 なし(輪行袋で)
大島→竹芝桟橋(ジェット船) 15:30頃 17:30頃 7,210円 なし(輪行袋で)

この場合の交通費の合計は14,420円です。行きを大型客船の中で寝てくる最初のプランより1,300円ほど高くなります。

ちなみにこの「大島弾丸プラン」についてはCBNにnadokazuさんのレビューがあるのであわせてチェックしてみてください。

cbn 伊豆大島日帰り(ジェット船使用)

東海汽船のジェット船(nadokazuさんのCBNレビューより)

nadokazuさんのレビューにはこんな情報が。

今回は、元町港への着岸。船を下りたら桟橋を百メートル以上歩く必要があり、地味に堪えます。桟橋の端に着いたら、すぐに自転車を組み立てて出発です。走り出したのは11時少し前。帰りの便は16時10分発ですから、15時30分には港に到着しておきたい。となると、走行可能時間は実質4時間半。

なるほど、ジェット船の場合、自転車を抱えて100m以上歩かないといけないのですね。

・・・・・・

行きも帰りもジェット船で大島一泊プラン

朝8:20頃に竹芝桟橋を出て10時頃に大島に着くジェット船に乗ります。

そしてその日はもう時間を気にせず走りまくります。

夜は事前に予約しておいたホテルや旅館やホステルに泊まります。ちょっと調べただけでもたくさん宿がありました。素泊まりの場合で3,000〜1万円くらいの宿が多いようです。以下、楽天トラベルで最初に出てきた宿を3つご紹介。

  • BookTeaBed IZUOSHIMA
  • CARAVAN FLAKE
  • 民宿 友
  • 翌日はまたサイクリングを楽しんで、午後3:30頃のジェット船に乗って東京に戻ります。

    これは気持ちの余裕が持てるプランです。費用は交通費14,420円+宿泊代です。宿泊所もいろいろあるようですが、かりに1泊1万円とすると24,420円。大島を満喫できるなら高くないと思います。

    問題は2日間遊んでいられる時があるかどうかという個人的な事情です(最近わりと忙しい)。

    とりあえず最初は船で一泊プランで行ってみて、大島のことが少しわかったら次回は大島一泊プランで行ってみる、というのも面白そうです。

    大島のどこを走ろうか・何をやろうか

    さて活動可能な時間がわかってきたので、あとはどこを走ろうか・何をやろうかを考えてみます。

    ざっと思い浮かぶだけでも…

    • 普通に大島一周(約45km)
    • 三原山ヒルクライム(約6km)
    • 千波地層切断面(通称バームクーヘン)見物
    • 波浮(はぶ)港の見晴台に行ってみる
    • サンセットパームラインから夕暮れの海を眺める
    • 波浮港の「島京梵天」という有名なたい焼き屋さんに行く
    • 「べっこう」という郷土料理を食べる

    等々がありますが、調べるうちに東京都総務局が出しているこんなマップを発見しました。これはものすごく便利。

    参考 東京・伊豆大島ジテンシャウォーキングMAP

    なるほどー、これを見ると元町港か岡田港のどちらに船が入るかわからないけど、いずれにしてもそこから反時計回りに島を回って「大島公園」から「あじさいレインボーラインルート」経由で三原山山頂を目指し、そこから「三原山登山道ルート」で岡田港方面に下ってその後「サンセットパームライン」をのんびり走ってから船の出る港に向かう、というのが良さそうだな…

    いや、ちょっと待て。このパンフレット、見た記憶があるぞ。そうか、これは…GlennGouldさんによるCBNレビューがあってそれを読んでいたのだった! あらためて拝読すると、かなり貴重な島案内付き! これは必読ですよ。

    cbn [パンフレット] 伊豆大島ジテンシャ・ウォーキングMAP

    船が着く港は役場が近い元町港と、もう一つが岡田港ですが、風の関係で、岡田港に入る率が比較的高いです…
    島の冬は風が非常に強い場合があり、体感温度がグッと低くなります…
    三原山は高い山ではありませんが、下界と天気が随分と異なる場合があります…
    特に元町には貸自転車屋が多くありますが、島内で自転車屋さんをみたことがないような気がします…

    “三原山山頂登山口から望む表砂漠と三原山・・・2007年12月” (GlennGouldさんのCBNレビューより)

    うお〜、なんだこの貴重すぎる情報群! さすがCBNだぜ… それに検索したら伊豆大島のレビューがザクザク出てくるじゃないか…

    asatamagawaさんのレビューでは飛行機で上陸する方法が!

    cbn 伊豆大島一周1(家⇒調布飛行場⇒大島空港)
    cbn 伊豆大島一周2(大島空港から一周)
    cbn 伊豆大島一周旅行3(ピンポイント観光⇒大島空港⇒調布飛行場⇒家)

    先程も紹介したnadokazuさんのレビューは日帰りジェット船での旅の模様。熱海発です。

    cbn 伊豆大島日帰り(ジェット船使用)

    これらを読むだけでもう事前情報としては十分すぎるように思いました。あとは現地で自分で発見しながら楽しんでいけば良いのです。旅の計画は大枠があればそれでOK。

    一度で味わいきれなかったら何度でも行けばいいんだしね。

    最後に東海汽船のサイトから時刻表と運賃表のページをご紹介。自転車を持っていく時は念のために事前に電話で確認したほうが良いと思いますが、とりあえず思い立った時に夜の船に乗ってしまう、ということができそうです。行ってしまえばあとは何とかなるでしょう。

    参考 東海汽船・時刻表
    参考 東海汽船・運賃表

    そして予約へ

    さて、本記事をだいぶ前に書きあげていた筆者は、天気の良さそうな休日の前日に大島行きを決心。しかしその時点で東海汽船の予約状況を確認すると…

    ええっ大型客船には空きがあるけど伊豆大島から東京に向かう15時台のジェット船がぜんぶ満席やないかー!!

    ああ…なるほど、15時台のジェット船はたぶんすごく需要が多いんですよ。それがいちばん遅い便だから。

    というわけで大島に遊びに行く場合は数日〜1週間前からはやめに船の予約を入れておいたほうが良さそうです。私はちょっといい写真を撮ってきたいこともあり、なるべく晴天の日を狙ったのが仇となりました。

    これからハイシーズンになるので大島行きを検討されている方は船の手配だけはお早めに。

    この記事を書いた人