サイクリング

自転車で夜の東京スカイツリーを見に行こう

自転車で夜の東京スカイツリーを見に行ってきました。2012年5月に開業して以来、今年で7年目。東京都東部を走っていると大体どこからでもその姿が見える、立派なランドマークとなりました。

東京スカイツリー

所在地は墨田区押上(おしあげ)一丁目1番1号。最寄り駅は東京メトロ半蔵門線・押上駅または東武スカイツリーライン・とうきょうスカイツリー駅。高さは634m、むさし、むさしでございます(はとバス的な抑揚で)。

周囲に走る場所は皆無。スカイツリーを見るだけ!

しかしながら東京スカイツリーのすぐそばは、自転車で走って面白いところはあまりない感じです。下の地図のようにスカイツリーの敷地をぐるっと回ることはできますが、特にどうということのない、正直あまり走りごたえのない道です。特に夜はそうです。

東京スカイツリー周辺地図

そのため「走り」も存分に楽しみたい場合は、スカイツリーにやってくるまで荒川をガッツリ走ってくるか、スカイツリーの後に浅草や上野方面まで足を伸ばすのが良いと思います。

スカイツリー開業当初は敷地周辺で多くのお店が営業していたのですが、「東京ソラマチ」にお客さんを取られてしまったためか、経済活動はあまり活発な印象はありません。

だが唯一無二

しかし東京スカイツリーのこの存在感は唯一無二。一度は見に行くべき名所でありましょう。自転車なら効率良く移動して、様々な角度からその姿を楽しめます。

東京スカイツリー

自ずと「写真に撮って収めたい」と思うようになるのですが、「スカイツリーのいい写真」を撮るのはかなり難易度が高いように感じています。遠くから「引き」で撮ってもよっぽど工夫しないとのっぺりとした印象になり、下から広角レンズで見上げても「ただ見上げただけ」のような写真になってしまいます。

下の写真は頑張って構図を工夫してみました。スカイツリーと「ソラマチひろば」の噴水です。この噴水広場は昼間見てもなかなかきれいですが、夜はこんなふうにライトアップされていてまた別の趣があります。

東京スカイツリー

少し違う角度から撮るために移動します。「とうきょうスカイツリー駅」側に回り込み、まんなかの細い駅中の道を進みます。ここは自転車を押して歩きます。

とうきょうスカイツリー駅

道を抜けてぐるっと北側を走ってみるのですが、華やかさは全くなく、ちょっと寂しい感じの道です。名所をつくってもその周辺を巻き込んだ都市計画はあまりうまく行かなかったように感じます。

東京スカイツリー

一周して通り過ぎたところ。駐輪してスカイツリーの展望台に昇って美しい夜景を眺めるのも良いのですが、この近辺は夜に高価な自転車を停めておきたくないのでパス。

昼間であれば人目もあるので展望台や「すみだ水族館」を見に行っても良いと思います。ソラマチひろば前のケンタッキーやハワイアン・バーガーの「クア・アイナ」から見える位置あたりに停めておくとわりと安心かもしれません。ただし丈夫めの鍵がおすすめ。

東京スカイツリー

言問(こととい)通りから浅草方面に離脱します。至近距離での最後の1枚。ライティングは日によって、そして時間帯によって変わるらしいのですが、この時はずっと赤系でした。個人的には青系のライティングが好きなので見られなかったのはやや残念。

東京スカイツリー

スカイツリーは施設内に入らない限りあまり長居しても仕方ない感じの場所なので、早々に浅草へ。なお浅草方面からやってくる時は吾妻橋(あずまばし)経由で来るのがいちばんわかりやすいです。

東京スカイツリー〜浅草地図

言問橋から遠景のスカイツリーと、桜のシーズンに人で賑わう桜橋を一緒におさめてみます。寂しい雰囲気にも見えますが、これはこれで落ち着いていて良いものです。初秋の風を感じながらのんびりと走ります。

東京スカイツリー

川を渡り、隅田公園へ。隅田川沿いには「墨田テラス」という道があるのですが、そこは残念ながら自転車の乗り入れはできません。でも公園内は走れます。ここからもスカイツリーは見えます。一緒に記念写真を撮りました。

東京スカイツリー

下の写真でも右側にスカイツリーが写っています。この遍在感、どこからでもあまねく見える様子は、茨城の「つくば霞ヶ浦りんりんロード」から見える筑波山を彷彿とさせます。

東京スカイツリー

アサヒビールの「スーパードライホール」(写真右)と一緒にパチリ。屋上の金色のオブジェは「フラムドール(flamme d’or、金の炎)」という名称。フィリップ・スタルクというフランス人デザイナーが手掛けたものです。

東京スカイツリー

それでは帰路につきます。吾妻橋のたもとに出て、都営浅草線・浅草駅を眺めます。以上、東京ナイトポタリング・スカイツリー編でございました。

東京スカイツリー

スカイツリー見学を絡めたポタリングのアイデア

この夜はこのまま帰宅しましたが、スカイツリーを眺めるだけだと物足りないと思うので、来訪の際は周辺のライドと組み合わせることをおすすすめします。

最初にも書きましたが、まず午後〜夕方にかけて荒川サイクリングロード(通称)を存分に走り、日が暮れてきたらスカイツリーを眺めに行っても良いでしょう。見終わったら浅草で軽く食事。そして上野方面に走っていくと良いでしょう。

上野まで来たら東京駅までは数kmの距離なので、「スカイツリー〜浅草〜上野〜秋葉原〜神田〜日本橋〜東京」という経路をたどってみるのもおもしろいと思います。

東京駅の表と裏 自転車でめぐる夜の丸の内と八重洲
サイクリングに関する記事です。夜のJR東京駅周辺をポタリングしながら写真撮影を楽しみました。振り返って思うのは、東京駅の「丸の内側」と「八重洲側のコントラスト」。 丸の内側が華やかな「表」だとすれば、八重洲側は「裏」と言えます。「ハレ...
OLYMPUS ミラーレス一眼カメラ OM-D E-M10 MarkIII ボディー ブラック
オリンパス (2017-09-15)
売り上げランキング: 112,081
著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

マスターをフォローする
CBN Blog
タイトルとURLをコピーしました