タイヤ・チューブ

チューブレスのパンク修理ツール決定版? Stan’s No TubesがDARTを発表

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Stan’s NoTubesが新しいチューブレスタイヤのパンク修理ツール「DART」を発表しました。これまでのツールの主な弱点を克服しており、今後の定番となりそうなおもしろい製品です。

出典 DART | Stan’s NoTubes

アプリケーター(挿入ツール)が短い

チューブレスタイヤの修理キットとしては、アプリケーターと呼ばれる挿入ツールを使ってパンク穴に樹脂を埋め込むものがこれまでありました。下の記事で主なものを紹介してあります。

これらのツールはアプリケーターが長いため、高さのないタイヤで使うとリムテープやリム自体を傷つけてしまうことがある、という問題点がありました。そのためロードチューブレスなどでは使いにくい・使えないことも。

しかし今回Stan’s NoTubesが発表したDARTは、アプリケーターがかなり短めです(写真下)。

挿入された樹脂はまるでスターファングルナットのように見えますね。というか、発想がまさにスターナットの打ち込みのようで面白いですね。

使い方の動画もあります。途中でロードチューブレスに適用している画像もあります。これを待っていた方は多いのではないでしょうか。

Bicycle Retailerの記事によると、5mmかそれ以上のカットにも対応可能とあるので期待が高まりますね。

参考までに上の動画の中でも「出先でCO2インフレーターで空気を入れたら、シーラントの品質を保つために帰宅したら普通の空気を入れましょう」と言っています。この件については、下の記事で詳しく書いてみたので是非あわせてお読みください。

関連記事 シーラントを入れたタイヤやチューブにCO2カートリッジは使ってはいけない?

トリム不用

さらに良いのは、はみでた樹脂をカットする必要がないので小さいハサミやカッターなどを携帯する必要がないところ(他社製の類似ツールではカットを推奨するものがあります)。本体も手のひらに収まるサイズで、携帯性も良好であるように見えます。

ラテックスシーラントと化学反応

Stan’s NoTubesの説明によると使用している樹脂はラテックスシーラントと化学反応して穴を塞ぐそうです。特許申請中とのことですが、その通りだとするとFINISH LINEのような非ラテックス系シーラントとの相性はあまり良くないのかもしれません(Stan’sの販売戦略だとしたらなかなかうまいですね)。

関連記事 私がFINISH LINEのシーラントをやめてStan’s NoTubes に戻した理由

今月下旬から発売

このDART、今月下旬から発売されるとのことで、Stan’s NoTubesの公式サイトから直販で買えるようになります。リフィルは5個入りで直販価格は$25。日本のショップにもはやく入ってきてくれると嬉しいですね。即買いです。

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著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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