LEZYNE SUPER GPSはハードウェア面では良い製品だと思うのですが、アプリやマニュアルといったソフト面がどうも追いついていないような気がします。わかりにくいところがたくさんあります。
本体の画面設定をいじっているうちに「BIKE 1」という項目が出てきました。それが「BIKE 1」の積算距離(BIKE 1のオドメーター)を表示するためのものであることはわかりましたが、そもそもBIKE 2やBIKE 3はどうやって登録するんだろう。登録したい。
でも本体のみをいじっていても、それができそうなところはありません。後で判明したことですが、これはスマホアプリでしか設定できないようです。
本記事執筆時点での最新アプリである「GPS Ally v2」を立ち上げ、右下の「設定」をタップします。この時点でサイコン本体とペアリングしている必要がありますが、その次に「GPS設定」から「バイク スクリーン設定」をタップします。
すると次の画面には、初期状態だと「BIKE 1」だけが表示されているはずです。これを選択して、バイクの名前をリネームしたり必要であればホイール周長やバイクの重量を入力しておくことができます(スピードセンサーを使用しないのならホイール周長を入力する必要はありません)。
そしてこの画面ではじめて「BIKE 2」や「BIKE 3」を登録できるのです。最大で5台まで登録できます。
試しにこんなふうに4台分登録してみました。グラベル・ロード・シングルスピード・ミニベロ、と、私が主に使っているスポーツバイクをいくつか入れてみます。日本語は入力できるのだろうか、と思ったら、できました。
こんなふうにBIKE2やBIKE3を登録すると、SUPER GPSの起動直後の挙動が変わります。
それまでは電源ON後はGPS補足ステータスや日時、センサー接続状態などを示すダッシュボード的な画面に推移していましたが、今度は登録したバイクのうちどれを使うかという選択画面が表示されます(写真下)。
そして驚いたのですが、私が買った英語版のSUPER GPSには日本語フォントが内蔵されていたということです。アプリに入力した「グラベル」という文字がちゃんと(半角カタカナだけど)表示されます。
いや、実はそのことはINFO画面を眺めている時に薄々気づいていたことでした。「技適番号」と思いっきり漢字で表示されています。
というわけで、SUPER GPS本体だけで複数バイクの設定はできず、アプリである「GPS Ally v2」を使って設定する必要がある、という話です。
LEZYNE SUPER GPSをリュックの中に放り込む
ところで私は気軽に乗るシングルスピードやミニベロには本当に簡素なサイコンしかつけていません。GPSのログなんか取れない、本当にシンプルなものです。例えばCATEYE QUICKのような製品。
でもそういう自転車でもたまに輪行して、見知らぬ土地を長距離走りまわることがあるのです。そういう時は、やはり帰宅後に「どんなとこ走ったんだっけ」とログを見たくなることがあります。
これからは、そういうサイクリングの時にはこのLEZYNE SUPER GPSを持っていって、走り始める時に右下のLAPボタンを押して、あとはカバンやリュックに放りこんでしまいます。別に自転車に装着しておく必要はないのです。速度表示や走行距離は、いつもの簡素なサイコンで。
このSUPER GPSですが、ログの精度は確かに精密でないところはあるのですが、私のように大体どこを走ったかがわかれば良く、かつ走行距離に多少の誤差がでても構わないような人間には特に困るようなものでもないので、もしかすると今後はGarminに変わってメインのGPSサイコンに昇格するような気がしています。
このSUPER GPS、海外通販ではWiggleとPBKが安いことが多いです。ほぼ同じような値段です。私は当時安かったWiggleで購入しました。
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