サイクリング

葛西臨海公園をポタリングしてみよう

4.5
CBN BlogはAmazonアソシエイトとして適格販売により紹介料を得て、良質なコンテンツの作成とサイト運営のために役立てています。当サイト内のリンク経由で Amazonにてお買い物 していただくと、大変助かります。いつもご支援ありがとうございます

東京・埼玉エリアのサイクリストには馴染み深い荒川緊急河川敷道路(通称・荒川サイクリングロード)。その始点または終点としてとらえられている2つの有名なスポットがあります。1つは北の国営武蔵丘陵森林公園(埼玉県比企郡〜熊谷市)。もう1つは南の葛西臨海公園(東京都江戸川区)です。

葛西臨海公園

この記事ではその葛西臨海公園を簡単にご紹介します。

清砂大橋〜葛西臨海公園入口

まずアクセスですが、自転車なら江戸川方面からも、荒川方面からもやってこられます。輪行でやってくる場合はJR京葉線・葛西臨海公園駅が至近です。

この記事では東京都内から「永代通り」沿いに行ってみます。永代通りは皇居前からまっすぐ荒川に向かって伸びている道で、わかりやすいです。

まず清砂大橋で荒川を渡るのですが、進行方向に向かって右側の歩道に入るのがいちばんわかりやすいです。下の写真の場所から入れます。

清砂大橋〜葛西臨海公園入口

清砂大橋にのぼると、右手側にすでに葛西臨海公園の観覧車が見えます。あの方面を目指していくことになります。

清砂大橋〜葛西臨海公園入口

橋を渡り終える少し前に、右折できる箇所があります。この赤茶色の道(健康の道・サイクリングロードの一部)をひたすら直進します。1.5kmはある、なかなか気持ちの良い直線道路です。少しづつ潮の香りがしてきます!

清砂大橋〜葛西臨海公園入口

突き当りを左折すると公園はすぐそこです。

清砂大橋〜葛西臨海公園入口

入り口に公園全体案内図があります。

葛西臨海公園全体案内図

こうして見ると広大な公園ですが、自転車で走れる箇所はそんなに多くはありません。また競技的にかっ飛ばすような場所ではまったくないので、自転車はあくまで徐行・ポタリングで楽しみましょう。

歩行者への配慮は当然必要ですが、鳥類園にやってきている鳥を驚かさないように静かに走る必要があります。バードウォッチングに来ている方もたくさんいます。風景と良い空気をのんびりと楽しみましょう。

葛西渚橋

公園に入ってしばらくすると右手に「葛西渚橋(かさいなぎさばし)」があります。人工干潟の「西なぎさ」とを結ぶ橋ですが、残念ながら自転車は乗り入れできません。時間があれば駐輪して渡ってみましょう。

葛西渚橋

通り過ぎてから振り返るときれいな橋の姿を見ることができますよ〜! ダイナミックなデザインの、素敵な橋です。

葛西渚橋

上の池

さらに直進すると「鳥類園」エリアに出ます。ここには「上の池」と「下の池」という2つの池があります。上の池は淡水で、下の池は汽水(=淡水と海水が混ざった水)です。

下の写真は「上の池」前で撮影したものですが、この日は大きいシロサギが2羽遊びにきていました。このあたりは鳥の写真を撮りにきている人も多いです。写真好きの方は望遠レンズを持ってくると面白いでしょう。

葛西臨海公園 上の池

これは「下の池」沿いの道。ちょっとしたパヴェのような感じですが、ロードバイクでも小径車でもなんとか通れます。葛西臨海公園は徒歩でも十分回れますが、やはり広いので自転車のありがたみを再確認できます。

葛西臨海公園 下の池沿いの道

三日月干潟

突き当りまで行って少し右に出ると「三日月干潟」に面した休憩所がいくつかあります。ヤシの木があって南国的な雰囲気です。

葛西臨海公園 三日月干潟沿いのヤシの木

東側には東京ディズニーランドホテルが見えます。

東京ディズニーランドホテル

先に進みます。これは旧江戸川寄りの道。ハードパック・ダートという感じの路面です。ここは鳥の多いエリアなので静かに移動します。

葛西臨海公園

東京水辺ライン発着場

公園を半分ほど回って葛西臨海公園の裏手側に入り、「東京水辺ライン発着場」にやってきました。水上バスでお台場や浅草に行けます。自転車は条件が合えば輪行もできます(参考情報)。

葛西臨海公園 東京水辺ライン発着場

クリスタルビュー

公園の内側に入り「クリスタルビュー」と呼ばれる見晴らしの良い建物を眺めます。残念ながら本記事執筆時点では1Fと2Fが工事中で入れません。地下のレストランは営業しているので休憩には良いでしょう。

葛西臨海公園 クリスタルビュー

せっかくなので1Fのデッキから「葛西渚橋」の写真を撮ってみました。羽田空港に向かう旅客機と東京ゲートブリッジが見えています。

葛西臨海公園 クリスタルビュー

葛西臨海水族園

クリスタルビューから公園の中心部に向かうと右手側に葛西臨海水族園の入口が見えます。葛西臨海公園はそれ単体でポタリングするのは物足りないところがあるので、来訪の際はこの水族園見学を組み入れたり、江戸川サイクリングロードや荒川ライドと組み合わせるのが良いと思います。

葛西臨海水族園

水族園前の道路ではたびたびイベントが開かれていて、この日は「東京の地酒 冷酒まつり」をやっていました。八丈島の地酒や「くさや」などが売られていましたが、自転車なので残念ながらパス。

葛西臨海水族園

ダイヤと花の大観覧車

次は「ダイヤと花の大観覧車」を目指します。記事冒頭の清砂大橋から見えていたあの観覧車です。

ダイヤと花の大観覧車

なかなか大きくてきれいです。地上117mの高さがあり、日本最大級の観覧車らしいです。営業時間は週末と祝日、ゴールデンウィークと夏休み・春休み期間中が朝10時〜夜9時まで。それ以外が夜8時まで。1月と2月に少し休業日がありますが、それ以外はずっとやっています。夜はライトアップもあります。

ダイヤと花の大観覧車

一周約17分で、大人料金は700円。もう10年ほど乗っていないので、久しぶりに乗ってみることにしました。

西側には荒川河口橋が見えます。来る時にあの橋の下(ずっと手前のほう)をくぐりました。

ダイヤと花の大観覧車からの眺め

荒川最下流の橋・荒川河口橋を自転車で渡る
荒川河口橋(あらかわかこうきょう・あらかわかこうはし)は文字通り荒川の河口にある橋で、東京湾に面しています。荒川サイクリングロードの右岸・河口側の端っこから眺めると、こんな姿の橋です。今日はあの橋を渡ってみます。 清砂大橋を渡り、右折して葛...

東を見ると、葛西臨海水族園のドーム、その向こうには「東なぎさ」という立入禁止の干潟がよく見えます。その奥に見えているのは東京ベイホテルやヒルトンホテルです。

ダイヤと花の大観覧車からの眺め

西南側には東京ゲートブリッジが見えます。大きい風力発電施設があるのは若洲海浜公園です。さきほど紹介した荒川河口橋を渡って若洲海浜公園にも行けるので(30分くらいだと思います)、若洲+葛西という組み合わせのサイクリングもおすすめです!

ダイヤと花の大観覧車からの眺め

若洲海浜公園をサイクリングし、東京ゲートブリッジを歩いてみた
CBNブログの東京ポタリング紀行・第2回は(いつからシリーズになったw)、江東区の若洲海浜公園が舞台です。この公園には、距離こそ短いものの快適なサイクリングコースがあります。ついでに2012年に開通した東京ゲートブリッジも歩いてみたので、そ...

観覧車が降りてきました。特に何かスペシャルなものがある公園ではありませんが、気持ち良くのんびりすごせます。ここで1日過ごすというよりは、ここを休憩地点に組み入れて他の場所に走りに行く、というのが良いかもしれません。

ダイヤと花の大観覧車からの眺め

PARKLIFE CAFE & RESTAURANT

水族園前の「PARKLIFE CAFE & RESTAURANT」でおやつタイム。外観写真を撮るのを忘れてしまいましたが、「ハワイアン」が基本コンセプトのフードコートという雰囲気で、ロコモコやパンケーキ等のメニューがあります。それ以外にうどんやカレーなどの和食もあります。入店前は入り口で手をアルコール除菌しましょう。

店内のほかテラス席でも食べられます。普段こういうものは全く食べないので、バナナとチョコレートのパンケーキを頼んでみました。炭水化物と脂質のかたまりでプロテインゼロ、という感じですがこの日は炎天下のライド中なので良しとしておきましょう。

PARKLIFE CAFE & RESTAURANT

葛西臨海公園にはこのレストラン以外にも数箇所の売店があって、そこではレンジでチンする焼きそばやカレー、焼きおにぎりやドリンクを購入できます。たまにケバブ屋さんなどが入ってくることもあります。

サイクリングの休憩地点として良い場所

ざっと葛西臨海公園を眺めてきましたが、公園をポタリングするだけだと物足りないと思います。というわけで、先にも書いたようにこの公園を活動のメインとするよりは、水族館見学や若洲海浜公園でのサイクリングと組み合わせたり、荒川や江戸川のサイクリングロードを北から下ってきてここで休憩・食事してからまた戻る、という感じで利用すると楽しめると思います。

冬の荒川河川敷を走る・荒川河口橋から岩淵水門まで
冬の荒川河川敷を走ります。右岸(河口にむかって右側)の清砂大橋のたもとの坂を登り、荒川の1番目の橋である荒川河口橋を眺めます。あの橋のむこうには、千葉県の南房総と、パプアニューギニア、そしてオーストラリア大陸があります。どれも天気が良い日で...

また葛西臨海公園駅まで輪行でやってきて、公園をひとまわりした後に荒サイのもうひとつの始点・終点である森林公園を目指して100km超のロングライド、帰りは熊谷駅から輪行、というのもありでしょう。その逆もいいですね(ただし夏場は基本的に南風・冬場は北風なので注意)。

オーストリッチ(OSTRICH) 輪行袋 [SL-100] ブラック 091281
オーストリッチ(OSTRICH)
売り上げランキング: 9,246

当サイト内の輪行とツーリングに関する記事を下のページにまとめてあります。宜しければ是非あわせてお読みください。

輪行とツーリングに関する記事一覧
このページは当サイト内の「輪行とツーリングに関する記事」へのリンク集です。輪行に関連のあるトピックを読んでみたいにご活用ください。このページは定期的にアップデートされます。このページにはトップメニューから簡単にアクセスできます。
著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

マスターをフォローする
タイトルとURLをコピーしました