サイクリング

俺が行くから君も行け!「こもろ×ろんぐらいだぁすとーりーず!秋のスタンプラリー2020」

こんにちは。羽川香s…すみません!すみません!私はですね…CBN Blogに駄文を垂れ流すnadokazuパカよ〜♪

長野県小諸市の(一社)こもろ観光局さんが、自転車マンガの帝「ろんぐらいだぁすとーりーず!」とコラボ。街巡りイベント「こもろ×ろんぐらいだぁすとーりーず!秋のスタンプラリー2020」を、開催しています。

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こもろ観光局 公式サイトです。小諸市の魅力や、季節のイベント情報、体験プログラム、お土産・特産品の情報などをお届けします。

これは「小諸市内の対象店舗や宿泊施設を利用してスタンプを集める」というもので、期間は11月23日(月・祝)まで。

合計100ポイント以上集めるとオリジナルの缶バッジがもらえるのですが、2カ所利用すればそれだけで100ポイントは軽々と達成可能です。つまり対象店舗でごはんを食べたあと、お土産を買えばOK!というおそるべき敷居の低さ。

というわけで、行ってきました。おいし…楽しかったです。以上!

俺が行くから君も行け!「こもろ×ろんぐらいだぁすとーりーず!秋のスタンプラリー2020」

「そうだ、小諸行こう。」

スタンプを集めてもらえる缶バッジは、ロゴをメインにした「わかってる人だけわかる」デザイン。2色のシンプルなカラー構成で、とてもイイ感じの仕上がりです。とはいえキャラクターの書き下ろし画像とが入ってるわけではないですし、そもそも「缶バッジが欲しくて欲しくてたまらん!」という感情は、さすがブチ上がりません。

そう、自分みたいな怠惰で自堕落で面倒くさがりな自転車乗りの心は、「モノがもらえる」程度のことでは微動だにしないのです(謎の上から目線)。

だがしかし!

主催/運営の方々や協力されているタイアップ店舗の方々、ご関係の皆さまの気概はもうビシビシと感じまくりです。来訪した自転車乗りを楽しませようとしてくれている、この「心意気」に応えないわけにはいかないでしょう。人として(無駄に主語を大きくする)。

以前に開催された「グランフォンド小諸」のバーチャルイベントで、コロッと小諸に洗脳されていることもあり「行かねばなるまい!」というスイッチはアッという間にオンになりました。

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そして、この決意に駄目を押したのが「ろんぐらいだぁすとーりーず!」担当編集、いしこうさんのツイート。

なんですか、この背徳的な組み合わせ!ラーメンもステーキも、珍しい食べ物では全然ありません。むしろ、当たり前すぎるメニュー。なんですが、一緒にテーブルに並ぶとそれだけで絵柄のヤバさが一気にレッドゾーンを突き抜けます。

これ姫様のバカ顔値が2コマ目で150%超になって、国王軍の機密を話しまくるレベルですよ。こんなの、食べてみたいに決まってるじゃん!!

決めた…絶対に行く…小諸に…!! 璃奈ちゃんボード「キリリ」。

「そうだ、小諸行きの予算が足りない。」

小諸に行く決意はできました。ですが、問題点がひとつ。圧倒的に足りてないんです。予算が!新幹線代が!

そりゃあ自分も自転車乗りの端くれですから、電車代ゼロで目的地に到達できる究極転移魔法「ジソウスルーラ」を使えはします。それに小諸なら、10月初めに行ったばかりですしおすし(薬師館に向かう激坂で死ぬ思いをしていないとは言ってない)。

だがしかし!

季節はもう冬の少し手前。昼時の陽が出ている時間でも、風の冷たさが身にしみます。オーバーナイトなんかしようものなら、汗に濡れたウェアが夜明け前のガッツリ下がった気温で冷やされてヤバいことになっちゃうのは想像に難くありません。しかも、目的地は小諸。先に進むにつれて、標高が上がる=気温は低下する一方です。

「うん、無理!」

そんなわけで「在来線で行けるところまで行く」という作戦で、小諸に向かうことにしました。というか、それしか選択肢がありません。

「そうだ、横川から先は電車で行けない。」

4:30に鶴見駅で京浜東北線の始発に乗車して、上野駅と高崎駅で乗り換え。信越本線の横川駅には、7:31の到着です。各駅停車での旅路は、実に3時間。同じだけ新幹線に乗っていたら、長野どころか金沢に着けてしまう。「時間は金で買える」というのは、紛れもない真実なのですね。

▼上野駅を出発してしばらくしたところ。外はまだ暗い

上野駅を出発してしばらくしたところ
それはさておき横川〜軽井沢間は、もうずいぶん前に廃線になってしまっています。昔は横川駅でEF63を連結して、急勾配をグイグイ登って行ってたんですけどねー(遠い目)。というか信州にも越後にも行けないのに「信越本線」って、もうタイトル詐欺も甚だしいんですけど!?

…と、心の中で悪態をつきまくりますが、何をどうしたって横川駅から先に電車で行くことはできません。そしてこの先には、「碓氷峠」という地獄が待ち構えています。嗚呼…!

「そうだ、碓氷峠越えよう。」

在来線を使って交通費をケチろう…もとい節約しようとすると、絶対に避けられない「碓氷峠越え」。横川駅に降り立った自分を待っているのは、絶望的に長い坂。そして脚を使い果たして、ゴミクズと化す未来だけです。

横川駅

でも…それでも…いいんです!今日だけは!!

何度か走ってみて思ったのですが、碓氷峠って距離はあってもどギツイ斜度が延々続くようなゾーンって無いですよね。たとえば小熊山のパラグライダー場に向かう悪魔道路(以前、登坂中に両脚同時に攣って死ぬ思いをしました…)に比べたら、平坦も同然と言えるでしょう。

普段は横浜から100km以上走ったあとでの登坂なので、斜度0.5%でもツラくてツラくてツラくてしかたありません。なんですが今日は横川駅スタートで、脚は完全フレッシュ状態。たとえブロンプトンで突撃したところで、クリアするのは余裕ですよ!勝ったなガハハ!

…と、思っていた頃が自分にもありました。

碓氷湖

横川を出発してホンの数キロの碓氷湖で、すでに絶望状態。めがね橋の眺めを楽しむ余裕も皆無で、自身の無謀な行為を後悔しまくりです。

そりゃ当たり前ですよね。へっぽこ自転車乗りが、しかもブロンプトンで距離約12km/獲得標高約480mの登坂路を走って、平気でいられるはずがありません。やっぱり坂はツラいです…。とてもとてもツラいです…。もう日本中の坂という坂を爆破して、平坦路に変えてしまいたい…!

ほとばしる黒い感情。絶望に支配され、闇に堕ちていく心。そして身体の奥底からは、ふつふつ湧き上がってくるものが…。それはまるで、胃袋をぎゅっと手で掴つかまれたような、痛みにも似た感覚。

これは…空 腹 感 ! !

そう、自転車は「体内を空っぽにしてお腹を減らしまくり、ごはんを美味しく食べる」ための道具。そうなると地獄の登坂は「短時間でお腹を空かせる、非常に効率の良い手段」になり得るのです。待ってろ!ステーキ+ラーメンセット!!

碓氷峠

だがしかし、昼食を食べるレストランは遥か彼方ちゃん。いま自分の目の前にあるのは、延々続く登り坂だけです。できることなら、夢であって欲しい。ところがどっこい…夢じゃありません…!現実です…!これが現実…!

碓氷峠

坂が憎い!腹減った!という感情を交互に繰り返しながら、結局ズタボロになりました。

「そうだ、薬師館行こう。」

実はたいしたことないかも?とナメてかかっていた碓氷峠にボッコボコにされて、軽井沢に到着。しばらく走れば延々と下り坂が続く、ご褒美ゾーンに入れます。ですが、今日はあえてそんなパラダイスとは違う方向へハンドルを切りました。スタンプラリー対象店舗のひとつ、菱野温泉の「薬師館」に向かうためです。

下り坂の誘惑に敗北して小諸の市街に下ってしまうと、薬師館までは地獄の激坂クライムを強いられます。というか、それでこの前ヒドい目に遭ったばかりです。

そこで今回は、軽井沢から1000m林道を使うことにしました。R18を中軽井沢の交差点で右折して、星野リゾートの先のエネオスを越えたら左折。あとは道なりに進むだけです。

軽井沢

途中、碓氷峠よりキッツイ斜度が出現したりもしますが、距離は短いのでギリギリ耐えられます。別荘地を抜けた先の森の中エリアで「熊出没注意」の看板にビビりまくりながら、なんとか薬師館さんに到着しました。およそひと月ぶりですね。

薬師館には「ろんぐらいだぁすとーりーず!」の、ミニポップアップストアが設置されています。開店時間は、午前11時。横川駅7:31だと、早く着きすぎるかも?と思っていましたが、しっかり開店時間を過ぎてからの到着です。遅すぎィ!

ストアには最近発売になった新グッズがずらりと並ぶほか、目玉商品として三宅先生の直筆サイン入り単行本がラインナップ。「ろんぐらいだぁすとーりーず!」には、これからも続いて欲しい。そうなると、消費者としては買って応援しないわけにはいきませんよね。さて、何巻にしようかな…。と、思って売り場を見てみると。

「ろんぐらいだぁすとーりーず!」の、ミニポップアップストア

終了!!!!!

「そうだ、車留夢行こう。」

失意のもと、薬師館さんを後にして、坂を下ります。R18まで降りてくると、そこにあるのは昼食場所として決めているレストラン「車留夢」。わざわざ碓氷峠を登っていますし、1000m林道だって決して平坦ではありません。喉カラカラ、空腹MAX状態です。

そう…すべては、この昼のステーキ+ラーメンセットのために!!!

11時50分到着!入店!オーダーして間もなく、テーブルには鉄板の上でジュウジュウと音を鳴らしながら湯気を立てるステーキ、ライス、そしてラーメンが到着しました。

レストラン「車留夢」 ステーキ+ラーメンセット

こちとらセカンドインパクト世代よりも、さらにさらに年齢が上の昭和生まれ。ステーキはご馳走中のご馳走。大ご馳走ですよ!それを庶民の味の代表選手であるラーメンと、惜しげもなく並列にしてしまう。この食のヒエラルキーを思いっきり破壊している感覚が、すでにたまりまセブン!

レストラン「車留夢」 ステーキ+ラーメンセット

そしてそして、ライス、ステーキ、ラーメンの3者は、同じテーブルに並び立つことでビッグバンを起こすのです。

ステーキを味わい、ラーメンをかきこみ、白飯を頬張る。

それだけではありません!

麺をすすりつつ、白飯をかっこむ。

ラーメンスープの染みこんだ海苔で白飯を巻いて、ギルティ海苔巻き。

これでもか!これでもか!と、切った肉を乗せ放題したステーキ丼を自作。

ライスをラーメンスープに浸して〆にする。

レストラン「車留夢」 ステーキ+ラーメンセット

テーブルの上には無限の大宇宙が広がり、星が生まれまくります。

それはまさに、ワンダーランド。あんなことやこんなこと、目いっぱい詰め込んだ贅沢なWorld!ハッピーとスマイルが止まらないでしょ?

しかも、ラーメンセットは390円という、とんでもないコスパの良さ。すさまじい破壊力に、無条件幸福せざるを得ません。ごちそうさまでした!!

「そうだ、懐古園行こう。」

だがしかし!自分の体内に棲む食欲の魔王は、これでも満足してくれません。炭水化物と脂質と塩分を摂取したら、次は糖分の出番がすぐに訪れます。そう、デザートを食べなければならないのです。

ただ、デザートも万全の状態に胃を回復させてから楽しみたい。というわけで、小諸の名所のひとつ「懐古園」を見て回ることにしました。

懐古園

ちなみに、小諸城址懐古園では、「こもろ×ろんぐらいだぁすとーりーず!秋のスタンプラリー2020」と同じ期限の11月23日まで「小諸城址懐古園 紅葉まつり」を開催中。クーポン付きマップも配布されていて…ちょっと待て…!車留夢さんで食事したらソフトドリンク無料…だと!?

ページが見つかりませんでした | 信州・小諸|詩情あふれる高原の城下町|こもろ観光局
こもろ観光局 公式サイトです。小諸市の魅力や、季節のイベント情報、体験プログラム、お土産・特産品の情報などをお届けします。

うわああああああああああ!!!知らなければよかったあああああ!!

薬師館に続き、懐古園でも大敗を喫してしまいました。なんということでしょう…!

「そうだ、自家焙煎珈琲こもろ行こう。」

さて、懐古園で2度目の敗北、もとい腹ごなしを済ませたら、デザートの時間です。向かうのは「自家焙煎珈琲こもろ」さん。ここでは、コラボメニューの「パリブレスト」が食べられるのですよ。タイアップメニューはいろいろありますが、自転車乗りならコレですよね!

自家焙煎珈琲こもろの「パリブレスト」

クリームがとにかくフレッシュで軽い!ベタッと重い印象が、まったくありません。割とサイズがあるので、いくら腹ごなしをしたとはいえ、ステーキとラーメンとライスが格納されている胃には厳しいかも?という心配をしていましたが、まったくの杞憂でした。パリブレストは、皿の上から瞬く間に消滅。おいしー!!(バカ顔値150%)

ドリンクはアイスコーヒーをオーダーしたのですが、淹れ立てのコーヒーを氷の入ったグラスに目の前で注いでくれる演出つき。素晴らしいぞう!

さらに!コラボメニューを食すと、ミニステッカーがもらえちゃいます。地味にうれしいぞ!

「そうだ、帰る前に風呂入ろう。」

さて…そろそろ帰路につく時間ですが、最後にやっておきたいことがあります。

それは、「おみやげのみやさか」さんで、僅かに残ったサイン本をゲットすること。じゃなくて(いや、それも重要ミッションではありますが)、お風呂に入ることです。

自転車に乗った後の入浴は、普段と比べものにならない気持ちよさ。汗と疲労を吹き飛ばして、サッパリスッキリした状態で帰りの電車に乗りたいですよね!そのために、今回はわざわざ着替え一式も持ってきています。

観光案内所で缶バッジをもらうと同時に、日帰り入浴について伺ってみました。

すると、なんと「駅の近くに日帰り入浴できる施設は無い」ということが判明(最も近いホテルは、コロナ影響で日帰り入浴休止中)。

またもや敗北です!うわあああああ!!!

がっくり肩を落として、ブロンプトンに跨がります。こうなったら佐久平駅まで自走して、そのまま新幹線に乗ってしまおう。一刻も早く家に戻って、お風呂に入ってやるのです!

到着した駅前でブロンプトンを袋詰めしていたら、列車接近のアナウンスが聞こえてきました。ククク…ロードバイクなら諦めですが、そこはブロンプトンです。輪行準備は、瞬時に完了します。勝利確定!!!!!

あとは「えきねっと」アプリで、車両最後尾の指定席を確保・購入するだけです。

列車がホームに入ってきましたが、慌てず騒がず列車と席を指定して「予約を確定する」ボタンを押下。これで、あとは改札を入って階段を降りるだけ…あれ?

画面に表示される、クレジットカードエラー。そういえば、カード切り替えで有効期限が変わってからカード情報更新していませんでしたね…。

こうなったら、指定席は諦めて自販機で自由席券を…!というところで、響く発車ベル。はい、間に合いませんでした。次の列車は30分後。敗北に次ぐ敗北。そして最後の最後で、さらなる敗北が追加です。もう勘弁して!!

「そうだ、雑にまとめよう。」

  • 小諸で「こもろ×ろんぐらいだぁすとーりーず!秋のスタンプラリー2020」が開催中!
  • 「小諸城址懐古園 紅葉まつり」も開催中!
  • どちらも、期間は11月23日(月)まで!
  • 「レストラン車留夢」は、ハンバーグやステーキや豚バラのピリ辛鉄板焼などに390円でラーメンをセットにできる。ギルティ!!
  • 「自家焙煎珈琲こもろ」のコラボメニュー、パリブレストは特にクリームが美味!
  • 「薬師館」と「おみやげのみやさか」にはサイン入り単行本が売ってるけど、売り切れてるケースもあり。確実に入手するなら、Twitterなどで最新情報を要チェック!
  • 小諸に着いたら、まずは観光案内所でスタンプラリーのシートと、紅葉祭りのクーポンつきマップをもらうのが吉。食べた後で気付いても遅い…遅いのです…。
  • 小諸駅の近くに日帰り入浴できる施設はないっぽい!

というわけで、自転車に乗って、ごはんを食べて、観光して、甘いものを食べて楽しみまくりました(敗北もしましたが…)。小諸、普通にいいところだし、走り甲斐も十分以上。ろんぐらに関心が無くても「紅葉まつり」のほうでもクーポンがあるので、十分お得に楽しめると思います。秋の小諸観光、おすすめです!行くなら11月23日(月)まで!

著者
などかず

美味しくご飯を食べることをモチベーションにペダルを回し、機材の性能に頼り切って「頑張らないことを頑張る」物欲系へっぽこ自転車乗り。リアルで自転車に乗れない週末にはZWIFTで合計100km以上のバーチャルライドを欠かさないものの、脚力や走行スキルについての言及は意図的に避けている模様。愛車はLOOK675、ブロンプトンCHPT3 V2、タイレルFX(これだけとは言ってない)。

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