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バッグ

Ortlieb Vario PS パニアバッグは手間いらずでバックパックに変身 サイズ感も絶妙

Ortliebの注目新作「Vario PS」を観察する記事です。今年の5月に発表された製品で、パニアバッグとしてもバックパックとしても使えるバッグです。これ以前に「Vario」という同じコンセプトの製品があったのですが、そちらはディスコンとなりこの「Vario PS」が後継製品となります。

公式 Vario PS – Ortlieb.com

数秒でパニアバッグからバックパックへ

下の画像は「Vario PS」の「パニアバッグモード」です。バックパックのショルダーハーネスに相当するベルトが、何やらフロントポケットらしきものに覆われていますね(左)。自転車のラックに引っ掛けるフックは、QL2.1に対応するバージョン、QL3.1に対応するバージョン、両方あります(購入時に決める必要あり)。画像は伝統的なQL2.1バージョン。

Ortlieb Vario PS

パニアバッグモード © ortlieb.com

バックパックとして使う時は、フロントポケット的なパーツをぐるりと反対側に回すわけです。そのフロントポケットがバイク用フックを隠し、反対側にショルダーハーネスが露出します。そしてこちら側には立派なパッドが隠されているのでした。このポケットの中には当然ウェアなどを突っ込んでも良さそうですよね。

Ortlieb Vario PS

バックパックモード © ortlieb.com

下の写真は、オルトリーブのモデルのお姉さんがVario PSをパニアバッグモードからバックパックモードへ切り替えている様子を収めたもの。この作業は数秒で行えるのが見て取れますね。

Ortlieb Vario PS

© ortlieb.com

ラック付きの自転車で輪行する時、パニアを背負えたら改札を通る時にやはり圧倒的に楽です。

あとこのバッグはロールトップを1本のフックで引っ掛ける仕様になっています。これは私が最近愛用している同社のアクセサリーパック(下に紹介記事あり)と同じで、とても使いやすそうなのです。

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旧型Varioやキャリングシステムに比べて何が良い?

Vario PSの先代製品であるVario(PSが付かないVario)もバックパックとして使えることを意識していましたが、ショルダーベルトは分離式であり、その都度装着する必要がありました。Vario PSではこのベルトを一体化。ビルトインになったわけです。運用上の手間は断然少ないですね。

オルトリーブには他にも「CARRYING SYSTEM BIKE PANNIER」と呼ばれるアクセサリーがあり、下部にスロット付きのプロテクションを備えたパニアバッグ(QL2.1/QL2/QL1)に装着することでバックパック化できます(スロットがないものやQL3.1には非対応)。これは単体重量315gで、重さは悪くないのですが国内実勢価格が9900円と個人的には微妙なんですよね。

Ortlieb CARRYING SYSTEM BIKE PANNIER

© ortlieb.com

オルトリーブのパニアバッグを複数愛用している筆者にとってはこれも良いソリューションではあるのですが、1万円近く払うのであれば運用もスマートな新作Vario PS(国内定価・税込み29,700円)を買ってしまいたい気持ちがあります。

バックローラーよりも大容量

ショルダーハーネス脱着の手間がないこと以外に、Vario PSの公称容量が26Lというところも魅力的なのです。定番のBACK-ROLLER系が20Lで、それよりもう少しモノが入ります。自転車キャンプをしていると20Lでは微妙に足りないことがあるんですね。バッグを2個にすると今度はバッグ自体で重量が増えてしまいますし、輪行時に片手で2つ持つのも無理です。やはり一個が良い。

勿論35LのBACK-ROLLER PROシリーズも存在するのですが、ペアでしか売っていない。あとここまで大きくなくても良い。あとやっぱり簡単に背負いたい。ということもあり、Vario PSに気持ちが傾いています。輪行入りの自転車キャンパーにとっての最適解の1つではないかと思うんですね。

まぁBACK-ROLLER PROも標準でショルダーストラップが付いていて、背負えないまでも使いやすそうですが…

▼ 1個35LのBACK-ROLLER PROはペア売り。頼むから1個で売ってくれ。あとPRO CLASSICより軽量なPRO PLUSがやはり全然流通していません

というわけでVario PSは購入することに決めた… のですが、この記事を書いている時点では、売っていません! 国内でも海外でも(適正価格では)売っていないので、流通が安定してから買おうと思っています。オルトリーブ製品は内外価格差がほぼないので、国内で買ったほうが安心ですしね。

しかし気になる点はあり、重量がドイツ本国サイトでは1550gとなっているところ。日本国内メディアの紹介では1200gとなっています。たぶん1200gのほうが正解だと思いますが、例えばバックローラー・クラシックで1個950gなので、若干重くはなります。しかし1200gであればショルダーハーネスと背面パッド分を考えれば妥当かなと思います。1500gだとちょっと重いかも。

そういう点も含めて、できればお店で実物を手に取ってみたいところですが、オルトリーブ製品は出荷のタイミングが限られているのか、流通が周期的にパタッと途絶えてしまうことが多いですね。見かけた時が買い時です。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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