米国NYC郊外でドーナツ・コーヒショップを経営している方が、サイクリスト向けのリペアキットをお店に置きたいけれど、何を置いたら良いでしょうか、と海外掲示板で質問していました。参考になる良いアイデアがたくさん出されていたのでご紹介します。

image from boxerdonut
やあみんな!NYCのすぐ外でドーナツ/コーヒー店をやっていて、毎週末は数百人のサイクリストを見ています。40台以上のバイクを停められるラックはもうあります。あとスクリュードライバーやアレンレンチなどがある小さい修理ステーションもあります。
このショップに、パッチキットやCO2、チューブ等々のアイテムを置こうと思いはじめました。しかし何から手を付けたら良いのかわかりません。どんなサイズのチューブが必要なのでしょう? 私には思いつかないようなことはありますか? 皆さんがショップにあったらいいな、と思うのは何でしょう?
出典 Parts to stock in my coffee shop
寄せられた様々なコメントを眺めていきましょう。
- あなたのショップのロゴがある安めのウォーターボトル(452いいね)
- メ〜ン、あんた本当にクールな奴だな。あなたが言ったものはすべてグレートだよ。チューブは多分、大体700cだと思う。25-35mmレンジのものを揃えておけば大部分のロードサイクリストをカバーできる。あとチューブレス・プラグかな? エンデュランス・ライド用の補給食もいいと思う。ジェル、エナジーバー、カーブミックスとか?(237いいね)
- 大部分のロードバイク用に、23-28mmのチューブ、ステムは65mm。グラベルバイク用には35-47mmをカバーするチューブでステムはやはり65mm。42-54mmタイヤに合う650bチューブを少々。最低2.3インチまで行ける29erチューブ。一般的なパッチキット、チューブレスプラグとタイヤブート(18いいね)
- バルブエクステンダーもあるといいです(2いいね)
- あなたは素晴らしいね!サイクリストのお客さんに聞いてみてはどうですか。シリアスなライダーは大体スペアチューブやパッチキット、簡単なリペア用のツールは持っているから、経験の浅いサイクリストにフォーカスしてもいいと思う。パッチキットを少々、ペドロのタイヤレバー。空気入れがすぐ使えるようにしておくと良いよ(97いいね)
- 日焼け止め、あなたのカフェのブランディングを施したバンダナ・Tシャツ・ジャージ・キャップ(108いいね)
- まだ誰も言ってないけど、リペアキットとしてクイックリンクやチェーンブレーカーを在庫しておくのはどうだろう?(46いいね)
- 10spd, 11spd, 13spdのクイックリンクはもう出た?(3いいね)
- メカトラの時に使える使い捨てグローブ(ガソリンスタンドにあるようなやつ)(44いいね)
- もうやってるかもしれないけど念のため… コーヒーの粉や豆も売っているなら防水バッグかジプロックに入れるようにすると良いです。家用の豆を買っていきたいけれど、汗をかいたジャージのポケットに入れないといけないのです(7いいね)
- 虫よけスプレー(4いいね)
- 夏には濾過した水も用意してくれるなら、神ショップになりますよ。ナイアック(Nyack)にあるBoxer doughnutというお店がそれをやっていて、サイクリストにものすごく感謝されていて繁盛していますよ(25いいね)
- (上の方にスレ主さんが)当てられました!私のショップがBoxerなんです。今回こういうことを考えるようになったのは、営業時間外にパンクした人がいるグループがやってきたのですが、パッチキットも交換用チューブも置いていなかったからなのです。そういうのがないのはおかしいんじゃないか、と思ったのです(55いいね)
▼ これがNyackの神ショップ・Boxer Donut and Espresso Bar(スレ主さんのお店)だ!

image from boxerdonut 17 N. Franklin St. Nyack, NY 10960
スレ主の店主さんはショップの名前は伏せていたのですが、近郊ではあまりに有名なショップであるせいかすぐに複数の方に特定されていました。また多くのサイクリストに「あなたか!いつもありがとう!」と感謝されていました。
ドーナツもコーヒーも美味しそうですし、近くにこんなお店があったら寄らざるをえませんね(なんなら目的地にしたいくらい。糖質制限は中止する!)。
それはさておき、ロード系サイクリストはリムハイトが高いホイールを使っていることが多いからスペアチューブは65mmのものがあると良い、もしくはバルブエクステンダーも用意しておくと良いというアイデア、クイックリンクも結構需要があるというアイデアは面白いと思いました。サイクリストで賑わっている日本のカフェ・旅館・民泊などでも参考になりそうなアイデアではないでしょうか。