小物の紹介です。普通のインナーエンドキャップのかわりに使うJagwire Non-Clips Cable Tip(ノン・クリップス・ケーブル・ティップ)という製品です。
シフトワイヤー・ブレーキワイヤー兼用です。実測重量は、普通のインナーエンドキャップもそうですが、1g以下で家庭用のキッチンスケールでは計れません。色はゴールド・シルバー・ブラックの3色があります。右下の2つはシマノのインナーエンドキャップ。
張ったばかりのケーブルだけど抜いてまた使いたい時に
これはどういう時に便利かと言いますと、シフトケーブルでもブレーキケーブルでも、取り外しが多い時に活躍します。たとえばシフトのインナーケーブルを張ってまだ間もないけれどシフターやディレイラーを交換するために一度抜く必要がある場合など。
そういう時、普通のインナーエンドキャップをはめているとキャップの終端からケーブルを切断する必要に迫られることがあります。キャップの凹んでいない部分を上手にカシメてあげると大体抜けてはくれるのですが、稀にうまく行かない時があります。そして面倒。
そんな時はこのジャグワイヤーのケーブルティップをスポッ、とはめこみます。スポッ、と言っても、ケーブル末端がほつれているとうまく入らず苦労します。末端は丁寧に扱っておく必要があります。
走行中に抜け落ちるかどうかですが、過去に1度だけ紛失したことがありました(笑)。ただ基本的にはあまり抜けないと思います。ワイヤー受けの部分がゴムなので抜けにくいです。あと本体がわりとデリケートなので強い力で握ると割れるのでご注意。
ただamazonレビューを読むと表面処理が滑らかな高級インナーケーブル(シマノのポリマーコーティングケーブル等)を使うと滑りが良すぎて抜けやすいという事例も。
基本的になくなっても仕方なし、と考えて運用するのが良さそうです。4個入りで670円なので1個あたり167円程度しますが、1年で4個なくすことはないでしょう(オフロードだとそうとも限らないかもしれませんが)。
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余談: インナーエンドキャップを使わないという手も
一部の超軽量化マニアの方々はそもそもインナーエンドキャップの類を使わない、ということもあるようです。その場合はケーブル末端がほつれないよう、先端をハンダで処理するのだとか。時間とハンダごてがある方にはそれもスマートな方法かもしれませんね。