Shimano Di2、SRAM eTapといった電動コンポはもう完全に当たり前のものになっていますが、それでも長年にわたりメカニカル・ワイヤーの軛(くびき)から解放されないでいる重要なパーツが存在します。
そう、ブレーキです。
下の冗談投稿のタイトルは「スラム、ベータテスターが山の側道から飛んでしまったためワイヤレスブレーキの発表を延期」というものですwwww
これに対し街の人の反応は如何に。最初に気になったのはこの2つのコメント。
- これはスラムの全ての油圧ブレーキにあてはまるよ
- SRAMのブレーキが正常動作する前提になっていないか?
SRAMの油圧ブレーキはそんなに効かないのでしょうか? シマノと使い比べた方のあるご意見をお聞きしたいところです。
他には…
- スラムじゃなくてシマノだろ
- 山を下りる最速の方法だ
- 研究開発? そのためのカスタマーじゃないか!
- バカらしい。スラムならまず市場に出してから客に試させるだろう。発売延期はその後だ
- いやスラムはこのまま発売するだろう
などといった反応が。MTBでもロードでも、アメリカではシマノ=信頼できて丈夫で安いコンポ、スラム=華奢だけどカッコ良くて高価なコンポ、というイメージが相変わらず強いようです。
ブレーキがワイヤレス化された場合のメリット
仮にブレーキがワイヤレス化された場合のメリットはどんなものがあるでしょうか。
- ブレーキレバーは信号を送るだけのデバイスとなるため、左右と前後の組み合わせをソフトウェアで瞬時に変更できる
- 長いブレーワイヤー・ホースがなくなるため重量減になる
- 油圧ディスクブレーキの場合、ブリード作業はキャリパー側だけやれば済んでしまう
- モジュレーション(ブレーキの効き方)をアプリなどで好みに微調整できる
- ブレーキレバーのかわりにブレーキボタンのようなものでも良いのでシステムを軽量化できる
等々、実現したらなかなか面白いことになりそうです。が、勿論実現することはないでしょう。いくら多くのメリットがあったとしても、
下り坂のカーブでもしシステムが正常動作しなかったら、終了
です。また、ブレーキを瞬時に動作させるためには、素人考えでも電源系は常時オンになっていないといけないでしょうから、バッテリーの持ちの面でも実現は難しそうな気はします。