よみもの

フィルムカメラでフォトポタリングを愉しむ【心ゆたかなスローライフ】

CBN BlogはAmazonアソシエイトとして適格販売により紹介料を得て、良質なコンテンツの作成とサイト運営のために役立てています。当サイト内のリンク経由で Amazonにてお買い物 していただくと、大変助かります。いつもご支援ありがとうございます

この記事は「自転車で愉しむカメラと写真」の話題になります。最近、数年ぶりにフィルムカメラを使うようになりました。少し前に、下の記事を書いたせいもあるかもしれません。海外掲示板のバイクパッキング・コミュニティで「フィルムカメラが面白いぞ」という投稿が時々あって、それを紹介したものです。

自転車旅にはフィルムカメラを持っていこうね、という投稿がじんわりと人気に
友好的なお知らせ・自転車旅には小さいフィルムカメラを持っていくのを忘れないように…という投稿を海外掲示板のバイクパッキングコミュニティで見かけました。 リンク先のスレッドでは、スレ主さんが米国ユタ州・ロックハート峡谷付近で撮影した思われる、...

ゆっくり、じっくり考えて撮るのが楽しい

ポタリングに持ち出して、「小さいフレームに入れて自分の家に飾っておきたくなるような写真」をテーマに、のんびり被写体を探し、じっくり構図を考えながら、ゆっくり撮影しています。

上も下も、東京都の若洲海浜公園という場所で撮影しました。この日は曇り空だったのですが、出かける前に「曇天の寂しい海を撮りたい、テトラポッドがずらーっと並んでいる、ちょっと寂しい感じがするけれど、心が落ち着きそうな写真を撮りたい」と考えていました。

結果、自分が気に入る写真が何枚か撮れました(他人が気に入るかどうかは全く考えません!)。曇天だと普通は「ぱっとしないし、あまり楽しくない」感じがするかもしれませんが、この日のライドは当日も、後から思い返しても、充実したものになりました(楽しい一日になるかどうかは気の持ちよう。人生は八割がた曇天なんだから、これ大事)。

寂れた感じの被写体・風景は、フィルムと相性が良いと感じます。ちなみにKodak Gold 200というフィルムを使っています。

こちらはお台場、潮風公園近くにて。36枚撮りのネガフィルムは現在2,000円前後もして、現像・L版プリント・CD書き込み(キタムラで200万画素。オプションで1300万画素やスマホ転送サービスあり)で2,500円くらいでした。合計で大体5,000円くらいかかるので、贅沢な愉しみと言えるでしょう。

本当は何日も何週間もかけて「本当に自分が撮りたい」と思ったものだけを撮るのですが、この時は新しく手に入れた中古フィルムカメラを1ヶ月以内に動作確認する必要があったので、1日でたくさん撮ったのでした(それでも本当に撮りたいものだけを撮りました)。

この日のカメラはOLYMPUS 35 DCという、マニュアルフォーカス・自動露出のレンジファインダーカメラ(50年くらい前のコンパクトカメラ)。固定レンズは40mm F1.7と明るく優秀なもので、相当良い、というか好みの画質になりました。

デジカメだとサイクリングでも登山でも、メモ的な写真をバシバシ撮ったりするのですが、フィルムカメラだとそういうことは全くやりません。また、情景説明的な写真よりも、どこで撮った何なのかがよくわからないくらいの、表現的な写真を撮ったほうが私の場合は楽しめています(ヘンな写真を撮る。アートっぽい写真、と言っても良いけれど、アートだとは勿論思っていない)。

この記事に載せたフィルム写真はどれも、200万画素でCDに書き込んだものをPCに撮りこんだものです(1840 × 1232サイズを1280 × 854にリサイズ)。プラス1,100円を払って1300万画素で出力してもらうと、被写体の輪郭がより滑らかになり、シャープネスとコントラストもより自然な感じになるのですが、私はむしろこのローファイな感じが好み。

写真を撮るのが好きな方で、フィルムを試したことのない方は一度試してみてはどうでしょうか。年に1本、2本、たまに愉しむ、という感じであれば出費も節約できるでしょう。中古のフィルムカメラは、上手に探せば2万円もあれば良いセットが買えると思います(状態が良いものを探すのに少し経験が必要だったりしますが、大体は「動作すればどれも問題ない」と思います)。

心豊かなスローライフ

この記事の最後に、今月CBN Blogのスポンサー企業になっていただいた「木の店さんもく」をご紹介します。木の店さんもくは岩手県一関市にあり、「自然乾燥・オイル仕上げの無垢一枚板」を得意とする銘木店。私は机やテーブルの板をほとんどこのお店で購入しています(下の机も、木の店さんもくで購入したもの)。

木の店さんもくは「木で造る幸せ売ってます」をキーワードに、お客様が無垢の木材を通じて「心豊かな日々の生活」を送れるようお手伝いする、という理念で経営されているとのことです。

生活の中に木を導入すると、自然と心が落ち着きます。せかせかしない、ゆっくりした時間が家の中に流れる感じになるのが良く、それはポタリング中にフィルムカメラを愉しむ感覚にとても近いなぁと思っています。

自転車のような工業製品とはある意味で対局にあるようなものですが、自然が大好きなサイクリストの方で、ダイニングテーブルや書斎机、PCデスクなどの新調を検討されている方は、是非「木の店さんもく」をご訪問いただければ幸いです。店主さんが気さくな方なので、商品について質問がある時は気軽に問い合わせてみてください。

SHOP 木の店さんもく BASE SHOP
企業サイト 木の店さんもく

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

マスターをフォローする
タイトルとURLをコピーしました