気付いたらツール・ド・フランスを走っていた男たち

な…何を言っているのか、わからねーと思うが… 気付いたら俺はツール・ド・フランスを走っていた… みたいなことが稀にあるようです。その場合、あなたの本名が何であれ、あなたは「リシャール」と呼ばれます。ツール・ド・フランスと言えば、フランス人が最初に思い浮かべる選手は同レースで7度もの山岳賞を勝ち取ったリシャール・ヴィランク(Richard Virenque)なのです。

ある週末、ヒルクライムを楽しむあなたの後方からモト(オートバイ)が接近してきます。そして次の瞬間、

Allez Richard, Pédale ! Allez allez allez allez allez!
行けリシャール、踏め! 行け行け行け行け行け行け!

勿論これはドッキリなのですが、すごい数の人が参加してますねw

2人目の方は最後までドッキリであることに気付いていないらしく「あの、俺このレース参加してないから!人違いだから!」とコメントしているのが面白いです。

3人目の人にはモトが「プロトンまで7分24秒」の看板を!こんなことやられたら気分上がりますよねww これにはちょっとパンターニ似のおじさんもガンガン踏んで最後は息も絶え絶えにゴール! めっちゃいい笑顔ですwww

この最後の方は「どうだった?」と聞かれて「いや〜辛かったよ」となかなかノリの良いコメントをしているのですが、その後は「ドーピング検査」に連れて行かれるそうです(リシャール・ヴィランクもまたドーピングと無縁ではない選手でした)。

ところでこの動画を作ったのはレミ・ガイヤール(Rémi Gaillard)というフランスでは超有名なYouTuber(登録者数700万人超、ヒカキン並みの人気)で、こういう悪ふざけ系の動画が多くて楽しめます。下は全然知らない人に「おい、これがお前のブツだ」と言ってブリーフケースから取り出した白い粉をサーッと滑らせる、というドッキリ。

カネはあるか?

い、いやいやそれ俺んじゃないから!!

相手の人、ガチ走りで逃げてますw 考えてみればツールのドッキリと同じ構成のネタですね!

しかしこのガイヤール氏、何度か逮捕歴もある「迷惑系YouTuber」の一面もあり、フランスでも嫌いな人は嫌いらしいです。それでも上のツール・ド・フランスのドッキリなどはなかなか気持ち良く楽しめる内容ではないでしょうか(メントスコーラお願いします、なんかより断然面白い!)。

今年のツールは8月29日スタート

さてそのツール・ド・フランス、予定では今月末、8月29日〜9月20日にかけて実施されます。正直2020年のツール開催は無理だろうと思っていたので、驚きと嬉しさとが入り混じったなんとも言えない気持ちです。海外でも「今年のツールはキャンセルになる」と信じている人がまだたくさんいるような状況です。

選手の調子はどうなのか。どんなレースになるのか。沿道に観客はいるのか。表彰式はどうなるんだろう。選手が発熱したらどうするんだろう…等々、今年のツールは色々な意味で見逃せません。これまでとは全く違うツールになるでしょうし、これからのロードレースのあり方や運営様態にも大きい影響を与えるレースになるのではないでしょうか。

ツール・ド・フランスはAmazonのPrime Video JSPORTS チャンネルでも簡単に視聴できるのでお見逃しなく。人によっては30日無料で見られる場合もあるので、試してみて下さい。そういえばサッシャさんも舞台のお仕事で新型コロナに感染されてしまったと報じられていましたが、ツールが始まる頃には元気な実況を聞けるのを楽しみにしています。

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