Garminから新型のカメラ・レーダー内蔵テールライト「Varia RCT715」が正式発表されました(下の記事で詳しく紹介しています)。この記事では、海外のサイクリストがこの製品をどう受け止めたかを紹介します。
Garmin Varia RCT715の公式スペックと海外メディアによる使用感【カメラ・レーダー内蔵テールライト】
Garminから新型のVaria「RCT715」が正式発表されました。この記事では公式サイトからのスペックと、海外メディア(Bikerumor / DC Rainmaker)による初期使用感についてまとめてみました。 公式 Garmin V...
目的を誤解しなければ良い製品?
海外掲示板Redditに、次のような面白い意見が投稿されています。
- (DC Rainmakerのレビュー動画に対して)歯に衣を着せない彼のレビューはありがたいが、1つ問題がある。ブレ補正が搭載されていないことに繰り返し触れているが、私の考えでは、これは補正された映像を法廷で使う場合、過去に問題があったためだ
- 確かにスラビライゼーションは証拠目的では問題になりうる、その場合は高解像度の映像が解決法になるかもしれない。また映像をヘッドユニットにライブストリームできないという多くのネガティブなコメントを、特にFacebookで見かけるが、このデバイスの目的を誤解していると思う。これは事故の時に役立つものであって、リアビューミラーではない
- 同意見だ。ライドの良い動画を残しておきたい人は、そのためのカメラを既に持っているだろう
- 他のGarmin製品同様、ファームウェアやアプリは時間が経てば良くなるだろう。しかしそうなるまで、あと値段が下がるまで待つことにするよ
- (もう使っている人から)USB-Cケーブルがあるから、Windows ExplorerでDCIMフォルダーを見ればそんなに悪くないよ(DC Rainmakerは)このカメラへの期待値が少し高すぎたのだと思う
- 問題は価格だ。400ドルなら、カメラはもっと良いものであるべきだ
- 400ドルからレーダーのコストを除外した場合、防水で6時間録画できる1080pのカメラは市場に他にあるだろうか?
Varia RCT715にはスタビライゼーション機能(日本語では「手ブレ補正」)が備わっておらず、DC Rainmakerは「この時代のカメラで、価格も安くはないのに、なぜないのだろう」と不満を漏らしていますが、少なくとも欧米の一部の国では事故の際の証拠映像として、手ブレ補正された映像は「改変されたもの」として無効になったケースがあったようです。
するとGarminとしては、あえてスタビライゼーション機能を搭載しなかったのかもしれないですね。
朗報としては、USB-CケーブルでのPC接続でフォルダーに直接アクセスできるらしいことです。もし本当にこのように動作するなら、目当てのクリップを発見するのは大変ではなくなると思います。
果たしてVaria RCT715は「買い」なのかどうか。これは、この製品に何を期待するかで全く変わってきそうです。事故にあった時に証拠としての映像を残せる、という点を最重要視する方にとっては、レーダー機能も相まって「買い」となるでしょうし、逆に「ライドの美しい映像も残したい」という期待を持ってしまうと、ガッカリすることになるのでしょう。
アプリの使いにくさなどは今後改善するでしょうから、最終的には売れる製品になるのではないかと個人的には思うのですが、どうでしょうか。