2022年5月に発表されたOrtlieb Vario PS パニアバッグ(紹介記事はこちら)。バックパックにも早変わりするパニアバッグ「Vario」の新型で、筆者も購入検討中なので気になっていたところ、海外掲示板で複数のサイクリストによる使用感が報告されていたのでご紹介します。
フラップはないほうが使いやすい?
リンク先スレッドでは現時点で4人のユーザーからの使用感を読めます。以下、抜粋・抄訳です。
- Vario PSを使って一ヶ月になりますが、いまのところ気に入って使っています。フラップシステムはあまりに面倒なので外してしまいました。フラップはバッグを壊さずに簡単に外したり取り付けたりできます。フラップを外すとワークフローがはるかに良くなります。リアラックが届いたのはVario PSが届いた一週間後だったので、それまで背負って通勤しました(片道30分)。普通のバックパック同様で問題ないと思いました。フラップを前後に入れ替える時間が10秒あるだけで返品しようかと思ったほどです
- (上の方への質問)フラップなしで走るとストラップが露出して何かにひっかかったりしませんか? あと内部はどうなっていますか?
- (返信)ストラップは露出することになりますが、他のサイクリストやクルマから必ず距離を取って走るようにしています。あと長さ変更用のストラップは普通のバックパックと違って思ったほどゴチャゴチャしていません。中はラップトップ用スリーブと小さい小物ポケットだけで荷室は他にはありません
- (他のユーザーからの意見)気に入っています。荷物がフルでない時に少しスリムにできる方法があれば良いなとは思います。かなりバルキーでドラッグが増えるのがわかります
- (さらに他のユーザーから)私は「フラップ」が好きですよ。路面が凍る時に道路にある塩水がリュックサック側にかかるのを防いでくれます。正しい方向に引っ張れば数秒でリュックサックに変身させられますよ
- (さらに他のユーザーから)私の唯一の不満はフラップのポケットがバックパックモードの時しか使えないことです
私は個人的に、あのフラップとバッグのあいだにウィンドブレーカーやレインウェアを突っ込んだら便利だろうなと思っていたのですが、「変身」時の作業を面倒に感じるユーザーもいるようですね。フラップは簡単に着脱できるというのは知りませんでした。ドライな舗装路だけ走る場合や軽量化したい場合、フラップなしの運用も良いのかもしれません。
またVario PSは公称容量が26Lとパニアとしては大きめなので、ややバルキーに感じられるようです。荷物が少ない時は、登山ザックのように細身にできるサイド・コンプレッションストラップなどがあれば確かにありがたいですが、オルトリーブバッグのややゴワゴワした素材を考えると少し難しいのかもしれませんね。