妻をMTBライド・グラベルライドに連れて行ったところ、ある日「新しい自転車が欲しい…」と言われた、という、ちょっとジワる系の面白い話を海外掲示板で見かけました。さて、彼女が新たに欲しがった自転車とは一体何だったのでしょうか。
出典 “Stop trying to make gravel happen, it’s not going to happen” – My Wife
やらないから。
以下、スレ主さんの投稿です。
妻をスコーミッシュ(カナダ・ブリティッシュコロンビア州)でのMTBライドに連れていったところ、あやうく離婚されそうになりました(冗談ですが、彼女はダウンヒル経験がなく心の準備ができていなかったので、うんざりしていました)。
今度はウェスタン・ワシントンでのグラベルライドに連れて行ったところ、彼女はSPDが初めてだったので、案の定コケていました。
そして今日… 彼女は新しい自転車が欲しい、と言ったのです。「いいじゃん、買ってあげるよ」と私は言いました。「何が欲しい? グラベルバイクは超多目的…」と言おうとしたところ「私にグラベルとかマウンテンバイクをやらせようとしないで。やらないから(it’s not going to happen)。」とすぐに遮られました。
「私が欲しいのは舗装路で座って走れる速い自転車だから。」
寄せられたコメントからいくつか抜粋します。
- 彼女は自分に何が必要かわかっている人じゃないか! 私も去年の夏にロードバイクを買おうとしていたところ、販売の人はグラベルが人気で多用途に使えるからと売ろうとしてきました。しかし私はオフロードにはハマっていません。ランでも自転車でも、舗装路専門(笑)
- 彼女を幸せにしましょう、グラベルのタイヤクリアランス、みたいな戯言を言うのはやめて、彼女が欲しいものを買ってあげましょう。彼女は君のために、(オフロードライドに)挑戦してくれたじゃないか。でも、楽しくなかったんだよ。だから彼女はどんなサイクリングが本当に好きなのか、耳を傾けてあげなさい。そうでないと永遠にソロで終わるよ
- そうだね、まずまず速いエンデュランス・バイクを買ってあげるといいよ。ワイドタイヤを履ける、謎めいたクリアランスがあるやつを。そのタイヤはある日ガレージに何故か現れる
- (スレ主さん追加)彼女の次のバイクには32mmタイヤを入れるつもりです。グラベル向きのセットアップであることは伏せておきます
誰もがオフロードライドにハマるわけではない、ということですね。これに似た経験をされた方は少なくないのではないでしょうか。
例:
「今週末はフルサスMTBで山を下りに行こう!!」
「勝手に行ってこい」
オフロードライドがどうしても好きになれなくても、舗装されたサイクリングロードを走るのは大好き、という人は勿論たくさんいるので、たまたま自分がいまMTBやグラベルにはまっている場合でも無理強いは禁物ですね。
しかしオフロードには相当懲り懲りしたはずの彼女の次のロードバイクに、こっそりグラベルタイヤを履かせようとしている男性陣のコメントもなかなか笑えます(意図がバレると本当に嫌われるので気を付けましょう)。
▼ こっそりスリックの32mmを入れてもグラベルキングだとタイヤ名でバレます