海外掲示板で「あなたが経験から学んだパンク修理のコツを1つ教えて下さい」というスレッドを見かけました。個人的に新鮮な内容も含まれていたので、いくつかご紹介します。
出典 What is your one flat fix tip you learned in your life?
タイヤのロゴとバルブ位置を合わせる
- 新しいチューブを入れる前に、古い(パンクした)チューブに空気を少し入れ、空気漏れしているところを見つけます。それからチューブで空気漏れしていた付近のタイヤの内側とリムを、注意深くチェックします。多くの場合、棘か針金の破片がタイヤに見つかります。リムならそこに小さいキズかバリがあるかもしれません
- (上の人への補足)これです!バルブの位置をタイヤのブランド・ロゴに合わせるべきなのはこのためです。こうすることでチューブに穴が開いた箇所が、タイヤのどこなのかがわかります
- ブランド名の最初の文字など、タイヤ上の何らかの目印になるところにバルブステムを合わせます。するとリムとタイヤ共通の参照ポイントになります。バルブステム穴から25度の位置に何か見つけたら、同様にタイヤも25度離れたところを調べます
タイヤのロゴをバルブ位置に合わせておくと、チューブ上の「バルブからこれくらい離れたところ」をタイヤ上で探しやすくなる、というのは初めて気付きました。私も美観的な理由でタイヤのロゴはバルブステムかステムの反対側に合わせているのですが、チューブドの場合はパンク位置特定に役立つという実用上の利点は考えたことがありませんでした。
チューブレスバルブナットの締めすぎに注意
- チューブレスを使っている人は、バルブステムナットを締める時はプライヤーを使わず手を使うようにしましょう。そうでないとチューブを入れる時に、バルブステムを外せなくなるかもしれません
- (上の人への補足)タイヤが外れている時なら、バルブをリムの内側に強く押し込めばバルブナットが圧力から解放されてだいぶ外れやすくなりますよ
チューブレスの場合、バルブステムをプライヤーで締めてはいけないという話はよく耳にします。私もプライヤーは全く使いませんが、いま近くにある自転車のチューブレスバルブを手で回せるかどうか確認したところ、どれもなんとか指で回せました。ただ、いくつか相当硬いものがあったのでたまにチェックしたほうが良いと思いました。困った時は上から押し込んで試す、と。
CO2カートリッジをねじ込む前は要確認
- CO2カートリッジを完全にねじ込む前に、アダプターのバルブがクローズになっていることを確認すること
CO2カートリッジは、アダプターのバルブのレバーやキャップがCLOSE側になっていないと、カートリッジをねじ込んだ瞬間に手元から吹っ飛んでいく場合があります。私は一回吹っ飛ばした経験があります。近くに人や物があると大変危険なので、気を付けましょう。あとそもそも吹っ飛ばないようにしっかり持ちましょう。吹っ飛ばなくても中身が無駄になります。
1枚は持っておきたいタイヤブート
- パンク修理セットの中にタイヤブートを入れておくか、1ドル札かスナックの包み紙を持っておくようにしよう(ダクトテープでも良いという他の方からの提案もあり)
タイヤブートはチューブドの方なら必ず持っていると思いますが、チューブレスの方でもチューブを入れて復旧する時、長いサイドカットなどで必要になることがあるので持っておいたほうが良いでしょう。ParkTool TB-2が有名です。タイヤブートがない場合は、紙幣や名刺、上で紹介されているようにお菓子の銀紙などでも応用できます。