Canyon Grizlにパニアラックを取り付けようとしているのですが、フレームと干渉してうまく取り付けられません… という相談を海外掲示板で見かけました(リンク先に状況がよくわかる画像が添えられています)。寄せられたアドバイスを観察していきましょう。
出典 Topeak super tourist dx in grizl
- (スレ主さん)TopeakのUni Super Tourist DX(ノン・ディスク版)をCanyon Grizlに取り付けようとしているのですが、溶接箇所のせいでボルトが入りそうにありません。このままボルトを入れてしまえば、まっすぐになるでしょうか? パニアラック用の穴よりも溶接箇所が厚くなっているのは、おかしい設計だなと思います
- ラックに関するナンバーワン・ルールは「付かないならなんとかして付ける」です(Number one rule for racks, if it doesn’t fit somehow make it fit). (この場合はワッシャーをはさむ)(32いいね)
- (上の人に)フェンダー(マッドガード)についても言えますね、さらに複雑だけど(4いいね)
- ギャップをワッシャーで埋めてみるのはどうでしょう?(86いいね)
- プラスチック・ナイロン・テフロンのスペーサーでギャップを埋めましょう(26いいね)
- もしラックが一応フィットしているなら、インナーチューブを1枚か2枚、円形に切り出してワッシャーとして使うとフレームのペイントを保護できます(1いいね)
- ワッシャーに加えて、品質の良いボルト、長いボルトを使って丈夫にしました(9いいね)
- ナイロンワッシャーがあるとフレームの保護になって、ラックもまっすぐになるよ(7いいね)
- 金属でなく、デルリンのワッシャーにするといいです。ボルトにはロックタイトを使いましょう。ワッシャーは、どちらかというと薄すぎるものより厚すぎるもののほうが合います。デルリンは必要ならヤスリで少し薄くできます(4いいね)
- ノンディスク版のラックはディスクブレーキのバイク向けではありません…狭すぎるじゃないですか(11いいね)
- (上の人に)初期のディスクブレーキはキャリパーが場所を多く取ったので、ディスクブレーキ専用のラックが必要でした。このバイクならディスク専用ラックは本来必要ないと思います(8いいね)
- 袋入りのM5のナイロンスペーサーを買ったらうまくいきました。いろんな長さが入っています
「ラックについてのナンバーワン・ルール」と呼ばれるもの(既製品がうまく取り付けられなかったら、付くように適当に工夫してなんとかする)は、このスレッド以外でもよく目にする内容です。ラックやフェンダーの取付部は完全に規格化するのが難しいので、適宜スペーサーを挟んだり、固定用のバーを曲げたりと、DIY的な解決が必要になることが確かに多いですね。
「失敗した!」と諦める前に、スペーサー数個で解決しないかどうか、観察して試してみてはどうでしょうか。ラックに限らずポン付けできないパーツを取り付けようとすると、構造や部品への理解も深まります。