Ortliebの新作「Handlebar-Pack Plus」の発売がひっそりと開始されていました。昨年10月にOrtlieb Handlebar-Pack QRの後継モデル「Handlebar-Pack Plus」がそろそろ登場予定?という記事でお伝えしたもので、昨年中に発売されると聞いていたのですが諸事情で遅れたようです。
公式 Handlebar-Pack Plus – Ortlieb.com
公式 ハンドルバーパック プラス (日本代理店)
リクセン互換マウントに変更
先代(Handlebar-Pack QR)との大きい変更点は2つ。まずはバッグと一体化していたマウントが紐でハンドルバーに固定する方法から、リクセンカウル互換の別体式マウントとなりました。このマウントは別売りで、オルトリーブ純正品も勿論発売されています(本国サイトの製品ページ下でADDONSとして紹介されています)。
先代のHandlebar-Pack QRも慣れると着脱は手早くできて、かつハンドルに何も残らないのが良いと言われていましたが、ワンプッシュでの簡単着脱を求めるユーザーがやはり多かったのかもしれませんね。同社のアルティメイト6を使っているユーザーなら同じマウントでこのバッグが使えそうです。
こちらのほうがより「クイック」な「リリース」ができるので先代がQR、こちらがプラス、という名称だけ若干紛らわしい気がします。購入時に注意しましょう。
専用ショルダーストラップで徒歩移動でも使えるようになった
もうひとつはカラビナ付きのショルダーストラップが付属するところ。個人的にこれは大歓迎で、少し荷物の多い輪行では移動時に重宝しそうです。ライドからお散歩モードへの移行もシームレス。バッグ側に突起が少ないので身体にも優しそう。
あとは生地がコーデュラファブリックに変更されました。従来品は同社のバイクパッキングシリーズと同じハニカム模様のナイロンファブリックでした。
その他に大きい変更点はないようで、容量は同じ11L。重量500g(マウント別)・耐荷重5kg・カラーはブラックとサルサ/ダークチリ・寸法H22xW26-32xD18cm・日本国内価格は¥23,100です。インナー・アクセサリーポケットが標準で付属します。国内流通はこれからのようですが、日本の代理店サイトにも掲載されているので少しづつ入荷してくるものと思われます。
ところでこのバッグのロールトップクロージャーは、私が愛用している同社のアクセサリーパック(レビュー記事)と同じタイプで、こう見えて慣れると片手でも開閉がしやすいのです。
ハンドルにあまり重い荷物を入れるとステアリングに影響が出るとは思いますが、旅装備の選択肢が大きく広がりそうです。日帰り輪行や旅館に一泊するようなライドならこれだけで済みそうですし、加えてパニアの1個でもあれば自転車キャンプでも大活躍間違いなしです。