自転車王国・埼玉県で先日採集した自転車ゆるきゃら群をご紹介します。まずはこちら。一見するとただの観光客向け地図ですが、右下に何か怪しいものがいます。
コバトン・さいたまっち・ポテくまくん
近寄ってみると埼玉県のマスコット「コバトン」と「さいたまっち」(公式サイト)、秩父市のイメージキャラクター「ポテくまくん」(公式サイト)でした。しかも自転車に乗っています。
おおコバトンは自転車ツアラーなのか、パニアバッグを使っているんだね、さいたまっちもだ、と一瞬思ったのですが、よく見ると大きいオレンジ色の物体はバッグではなく、巨大な足でした。
ポテくまくんはBMX。2020東京オリンピックでコロンビアチームの公式練習場になったという秩父滝沢サイクルパーク(公式サイト)と関係があるようです。奥秩父もみじ湖(滝沢ダム)の北にある秩父滝沢サイクルパークは、日本最大級のオフロード自転車パークなのだそうです。
▼ 滝沢ダムについて紹介している記事があります。景観が素晴らしいところなので是非一度走りに行ってみて下さい!
埼玉県の方にとってはコバトンもさいたまっちもポテくまくんも身近なゆるキャラだと思いますが、ポテくまくんが自転車に乗っている姿ははじめてみました。頭にかけられた味噌がパーマをかけた茶髪のようで、やんちゃ感が出ていてよく似合っていますね。
こうなると飯能市のゆるキャラ「夢馬(むーま)くん」や 所沢の「トコろん」の自転車版もありそうな気もしますが、筆者はまだ目撃していません。
わらじ丼くん
さらに秩父鉄道の南の終点、三峰口駅で怪しいゆるキャラを捕獲。「サイクリスト応援宣言」と書かれた大きいのぼりには… 「わらじ丼くん」の姿が! 有名な秩父グルメにはポテくまくん、ホルモン、くるみそば、わらじ丼など様々ありますが、わらじ丼くんがまさか自転車に乗っているとは思いませんでした。
衝撃だったのはわらじ丼くんがヘルメットをかぶっていることです。2枚のカツはそれだけで十分に衝撃吸収できるヘルメットになりうると考えていたのですが、あれは守らなねばならない頭部であり、脳だったようです。わらじ丼くんのバイクはドロップハンドルで、ウェアやヘルメットからもロードバイカーに寄せたデザインになっているのがわかります。
▼ わらじ丼についてはなどかずさんによる食レポ記事があります
春は「ちちてつサイクルトレイン」で観光サイクリングはいかが
この衝撃的な「わらじ丼くん」は、秩父鉄道の「サイクルトレイン」のプロモーションのために起用されたようです。
サイクルトレインは南は三峰口から北の波久礼までの一部の駅で、自転車をそのまま電車内に持ち込めるシステム。ただし御花畑から北の「皆野・親鼻・長瀞・野上・波久礼」については平日のみの対応。「御花畑・武州中川・武州日野・白久・三峰口」なら平日のほか土曜・休日もサイクルトレインが利用できます。東京都心からは西武池袋線・西武秩父駅で降り、そこで自転車を組み立て御花畑駅から持ち込むのが最短コース。
週末に三峰口駅を起点に奥秩父を走って、夕方遅くなってしまった、という場合でも、三峰口駅から西武秩父駅まではパッキングすることなく自転車を運べます。
季節によっては利用できないこともあるので詳しくはちちてつサイクルトレイン公式ページへ。またなどかずさんによる関連記事がありますので、こちらも併せて是非どうぞ。
荒川サイクリングロードを普段走られている方などは、荒川の源流を辿ってみたりするのも面白いと思います。春のこの時期では長瀞駅から宝登山にむかい、ロウバイを眺めてくるのも一興です。
埼玉以外の地域でも「こっちには自転車に乗っているこういうゆるキャラ」がいるよ〜、という情報をお持ちの方は、是非Twitterなどでシェアして下さいね。