新製品ミニ情報です。下は独・オルトリーブの「Handlebar-Pack QR」という現行製品。初回使用時に調整が必要ですが、慣れると2回目からはロープでそこそこ手早くハンドルバーへの脱着ができるとされている、やや大きめのフロントバッグです。しかし、この製品には後継モデルが出ることが明らかになっています。
▼ Handlebar-Pack QRについては2021年9月に下の記事で紹介しています
マウントが別体式に ショルダーストラップも付属
今年の6月、bikepacking.comにて「Handlebar-Pack Plusという後継製品が出る」という記事を目にしていました。オルトリーブ公式サイトで確認できるようになってから当サイトでも紹介しようと思っていたのですが、なかなか登場しません。
Handlebar-Pack QRとHandlebar-Pack Plusとの主な違いは、まずはアタッチメント。現行の「QR」ではハンドル側にアタッチメントが残らない仕様ですが、「Plus」では同じようにヒモでハンドルにマウントを設置するものの(“Ultimate Mount QR”と呼ばれるらしい)、マウントとバッグ本体は別体式で、着脱の手間がより少なくなります。
“Ultimate Mount QR”以外のオルトリーブ製マウントとも互換性があるとのことです。恐らくUltimate 6などのバッグを使われている方も、同じマウントでこのHandlebar-Pack Plusもそのまま使えるように思われます(そうだとしたら買う人も増えると思うので、ある意味自然なアップデートなのかもしれませんね)。
容量は11Lのままで、本体重量や定価などはほぼ変わらないだろうとされています。生地は「Plus」という名称からもわかるように、現行のバイクパッキングシリーズとは違うマットなコーデュラ系になるようです。カラーはダークチリも用意される見込み。また現在は別売りとなっているインナー・アクセサリーポケットが標準で付属。
さらにショルダーストラップも付属するので、肩にかけて歩ける・本体側にあったマウントの突起が身体に当たらないといった点で、輪行が必要となる自転車ツアラーにとっては歓迎すべき仕様変更になりそうです(重量が本当に据え置きになるかは別ですが)。
それにしても、わずか1年半での製品更新です。現行のQRバージョンの売れ行きはあまり芳しくなかったのでしょうか。ハンドルバーバッグに常時アタッチメントを残しておきたくないという方にとってはQRのほうが良いでしょうし、Plusはもしかしたらやや重量増になる可能性もなくはないですが、普通に考えると現行版は流通在庫のみで終了になるかもしれないですね。
▼ ちなみにこちらは最近筆者が愛用しているオルトリーブのアクセサリーパック。個人的にかなり気に入っています。ハマる方はハマると思うので気になったら是非お読みください