なぜ最近のプロサイクリストは大型のサングラスをかけているのでしょうか、という素朴な疑問系投稿を海外掲示板で見かけました(2026年8月10日建立スレッド)。どんな議論になっているか観察してみましょう。

image from @tadejpogacar
出典 Why do pro cyclists wear much bigger glasses these days than they did 20-30 years ago?
目立ったコメントをピックアップしてみました(抄訳)。
- 風と太陽をより多くブロックできるから、小さいフェアリングだから、ファッションだから(376いいね)
- 目に虫が入るから(160いいね)
- 虫は毎年大型化しているからな(10いいね)
- (上の人に)ライド中にセミがサングラスに当たったことがある。石みたいな感じだったよ(74いいね)
- サングラスは目を太陽から保護するためだけのものではなく、物理的な怪我から守るためにあるんだ。グラベルのかけらが目に飛んできたら良くないよ!(24いいね)
- ヘルメットとエアロダイナミクスが理由。プロサイクリングでのヘルメットは比較的最近(2000年代のはじめ)。サイクリングにおけるエアロダイナミクスのちゃんとした研究も比較的最近。加えてサングラスの形状やサイズも研究できるようになった。あとは…スポンサー絡み(136いいね)
- スレ主さんは1980年代のOakleyを見たことがなくて、現代の巨大なサングラスのトレンドはM-Frameやその他の製品へのトリビュートだということを知らないのではないか(52いいね)
- プロサイクリストは昔よりも大きいサングラスをかけてはいませんよ。1990年のツール・ド・フランスを見ても大きい違いは感じません。こういう例もあります。スペシャルなやつ。1988年のOakleyは現在のものと同じサイズです。私が気付くのはサングラスを全くかけていない選手がたくさんいることと、あと当然ヘルメットもしていないライダー達もいます(31いいね)
- ファッションです。40年前とサイズは同じなんです。Factory Pilotは40年以上前の製品です(13いいね)
- 速いライドではフレームが大きいサングラスのほうが風防が良く視認性も良いと感じます(8いいね)
- 私の陰謀論によると、大きいサングラスはUCIルールに違反することなくフェアリングの役割を果たしているのです…今のところは。一言で言うとマージナルゲイン(2いいね)
私も言われてはじめて気付いたのですが、「現代のプロサイクリストが使用しているサングラスは2〜30年前のものよりも大きい」という前提がそもそも思い込みで、正しくないようです。マルコ・パンターニがかけていたこのサングラスも大きいほうですよね。最近の大型サングラスは単純に昔のトレンドに戻った、というだけの話なのかもしれません。
大型サングラスがもたらす長所はたくさんあると思いますが(より大きい太陽光からの保護範囲・より広い視野・より広い虫や異物からの防護エリア・エアロ効果等々)、読んでいて私が不思議に思ったのは、ならなぜサングラスは一時期、相対的に小型化した時期があったのだろう、ということです。
エアロ効果の有無は考慮されていなかったとしても、大型サングラスのほうが視界が広くて各種プロテクション能力も優れている、ということが1980年代頃に体感・理解されていたらなら、例えばなぜJaw Boneのようなタイプの比較的小さいフレームのサングラスが流行った時期があったのだろう、と思ったのでした。皆さんはどう思われますか。

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