UCIが2022年、ついにグラベル・ワールドシリーズと世界選手権を開催するそうです。CyclingTipsがUCIのプレスリリースを紹介しています。
出典 The UCI will run a Gravel World Series and World Championships in 2022 – CyclingTips
- その可能性が数年にわたり示唆されてきたが、UCIは2022年にグラベルレーシングシーンで大きいステップを踏む
- 水曜日のプレスリリースでUCIは、一連の「UCIグラベル・ワールドシリーズ」を開催し、アスリートは「UCIグラベル世界選手権」に参加する資格を得られる
- つまりプロ・グラベルレースシリーズと世界選手権が行われることになる。これらのイベントはオーガナイザーのGolazo(イベント管理会社)とのパートナーシップで行われる
- UCI会長のダヴィド・ラパルティアンは2020年にグラベル世界選手権の可能性を探っていると語っていた
- 他にもMTBクロスカントリー・ショートトラックで世界ランキングを開始し、米国ファイエットヴィルとアーカンソーで来年1月29〜30日にかけて行われるシクロクロス・ワールドではシクロクロス・チームリレーのテストイベントが開催される。またUCIはスノーバイクのワールドカップと世界選手権の開催も検討しているようだ
- ロードレーシング方面では、女子ツール・ド・ロマンディが来年のワールドツアーに加わり、女性プロの2023〜2025の最低賃金要件が更新された。2023年には、女性のワールドツアーライダーの賃金はプロチームの男性と同額になり、その後はUCI女性ワールドチームも増額するつもりで、可能な限り早くUCIワールドチームと同額になることを目指す
UCIによるプレスリリースは以下のリンクから読めます。スノーバイクについては2022〜23の冬期の開催を予定しているようです。
参考 The UCI innovates in the off-road disciplines | UCI
UCIとしてはロードレース競技人口や大会規模縮小の傾向も見据えた上でオフロード競技を充実させようとしているのでしょうか。CyclingTipsの読者コメント欄を読むとUCIがグラベルに関与することに否定的な声も多く見られますが、どんなスター選手が出てくるのか楽しみですね。「粒粘土ライダー」や「ハードパック・ルーラー」といったグラベルライダーのタイプが出てきたら面白い、という声もありました。
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