シマノがリリースした新しいペダルシステム「SPD-SLR」について、海外掲示板で議論が見られたのでご紹介します(2026年9月17日建立スレッド)。

image from shimano
スレ主さんの投稿はこちら。
シマノが新しい「SPD-SLR」ペダルシステムを正式発表しました。より低いスタックハイトと再設計(redesigned)されたペダルが特徴です。しかし新しいクリートは既存のSPD-SLペダルとの互換性はありません。言われているような改善があるのなら、皆さんは乗り換えたい思いますか。それともSPD-SLを使い続けますか? 個人的にはSPD-SLのバイクが3台とスペアクリートがたくさんあるので、乗り換えないと思うのですが..
出典 Shimano launched SPD-SLR pedals. Will you switch?
以下、目立ったコメントをピックアップしてみます(抄訳。強調部筆者)。
- これはマチュー・ファンデルプールがパリ=ルーベ2026で勝ち損なった原因になったやつ?(228いいね)
- (上の人に)でもさ、メジャーなレースで単一のチームが複数のペダルシステムを使うっていうのが良い考えではないと思う(120いいね)
- SP-DSLRペダルを待ち望んでいました。一回転ごとに高品質な写真を撮れるというのはとにかくすごい目玉機能です(※DSLR=デジタル一眼のこと)(221いいね)
- 実際の性能向上が目的ではなく、計画的陳腐化のように思えます。SPD-SLはあまりに良すぎて、壊れてくれません。だからみんなに新しいペダルを買わせるためにナンセンスを考案する必要があったのです(81いいね)
- (上の人に)私が思うに、本当の理由はSPD-SLのパテントが切れてしまい市場にコピー品が現れはじめたことです。例えばAssiomaのパワーペダルが何年もLookのみで、最初の「シマノ」バージョンではペダルボディを自分で用意しないといけなかったじゃないですか。それが最近になって、シマノ完全互換ペダルを売りはじめた。同様なことが数年前、DT Swissでもありました。ラチェットシステムの特許が切れて、突然多くの他ブランドがポールシステムから(DT Swissコピーの)ラチェットシステムに移行したのです。DT Swissはそこで「改善版」のEPXシステムなるものを出したのですが、これは特許をただ焼き直しするのが目的でした(71いいね)
- これは本当にインチキなイノベーションのように見えます。SPDとSPD-SLのシューズの部分をミックスしてどちらのシューズも新型クリートが使えないようにしよう、クリートの形状をルックのシェイプにしよう、クリートとペダルの材料を減らして早く摩耗させ壊れやすくしよう -> 消費者向けには何一つ改善することをせずにより多くの商品を売れる(56いいね)
- (上の人に)特許が切れたからだよ(11いいね)
- 私によるまとめでは、UltegraとDura Aceしかない。特別なメリットを得るにはシマノのシューズが必要。クリートは旧ペダルとの互換性なし。シマノ以外のシューズで使うには特別なクリートが必要(フロートオプションなし)。得られるメリットは、ほんの少しだけ低いスタックハイト。クリートとシューズのあいだのスペースが減ること。エンゲージメントがより小さい。より軽量。(…)私が思うに、新型のシマノシューズが欲しいのでなければこれは基本的にダウングレードで、シマノシューズを使う場合でもほとんどアップグレードとは言えません(94いいね)
SPD-SLRの登場の背景理由として、新製品への買い替えを促す目的、特許が切れてコピー品が増えてきたので自社製品の販売量を維持するために新規格が必要になった、等が挙げられていますが、個人的にはどちらも本当でそれらが複雑に絡み合った経営判断なのではないかという気がしました(摩耗を早くしたいという説は、個人的にはそこまで考えるかな?と思いますが)。
性能面でのメリットは実際に使ってみないとわかりませんが、情報だけ見ると制限が多すぎて、私にも正直あまり魅力的には映りませんでした。シマノの新型シューズを使うことによってのみ最大の性能面でのメリットが得られる、というのは製品エコシステムを導入してユーザーを囲い込みたいからなのでしょうね。皆さんはどう思われますか。






