日泉ケーブルを超える製品はもう出てこない可能性が高い

ふと、思ったんですよ。

ケーブルなくなるな、って。

コンポが電動化されて、シフト用のインナーケーブルとアウターケーブルがなくなる。

リムブレーキから油圧ディスクへの移行とともに、ブレーキ用のインナーケーブルとアウターケーブルがなくなる。

こういうケーブルが消える。

それはすぐには、起こらない。でも5年後にはロードバイクもMTBも、エントリーモデルでさえ全部電動で油圧になっていないとも限らない。

例外はシティバイク。クロスバイクやママチャリなど。あとトラックも。グラベルのようなアドベンチャー系バイクも、これからもずっと「ヒモ式」なのかもしれない。

しかし少なくともハイエンドの世界では、ロードでもMTBでもシフトケーブル、ブレーキケーブルが消える可能性がある。インナーケーブルもアウターケーブルも。

それが意味するのは、現在最高級の品質とされているシフトケーブル、ブレーキケーブルが姿を消すということである。

サイクルスポーツ10月号の特集「自転車道」は「自転車ケーブルの秘密に迫る」というタイトル。これがめちゃめちゃおもしろい。あまりに深すぎて、サイスポというより「月刊自転車工業」みたいなマニアックな業界紙の記事かと思うほど。読んでない人は、絶対読んだほうがいいです。

その特集の中で「日泉ケーブル」という会社とその製品が紹介されているんだけど、読んでいて、これを超える製品というのは今後出ないだろうな、と思いました。

実は、私は「日泉ケーブル」を使ったことがありません。なら、なぜそんなことが言えるのかというと、上で書いたような理由から。

ロードバイクがディスクブレーキへと移行しつつあるいまこそ、リムブレーキが最高性能に達しているのだ、という趣旨の特集がサイスポ1月号にあったんだけど、それと同じで、ケーブルが消えつつあるいま、最高級ケーブルである日泉ケーブルは自転車ケーブルの進化の頂点にあると言っていいはず。

しかし今後はどうか。ケーブルへの需要が減るにつれて開発への投資は難しくなってくるはず。トラックバイクやツーリングバイクなどの領域での需要は減らないとしても、ボリュームゾーンの高級ロードやMTBで採用されなくなったら、市場は小さくなる。

つまり、日泉ケーブルという最高級品を試すとしたら、今しかないのかもしれない、ということが言えるのです。

CBNには日泉ケーブルのレビューが計5本、投稿されています。333さん、baruさん、Limeyさん、hipparidonkyさんによるレビュー。

以下CBNレビューから引用。

その第一声。「うおっ!」 めっっっっちゃ軽いです。スコスコ引ける。これはすごい!!!
– 333さん(プレミアムブレーキケーブルセット)

さて、肝心の性能です。月並ですが、非常に引きが軽いです。引っかかりを全く感じない。
– baruさん(プレミアムブレーキケーブルセット)

柔軟性が高いので、本来はカーブのキツイ取り回しなどで効果的なのだと思いますが、インナーワイヤー次第な一面もあるようです。
– hipparidonkyさん(ブレーキアウター)

hipparidonkeyさんのレビューにもありますが、シマノのインナーケーブルとの組み合わせは相性が良くないようです。
-baruさん(ブレーキアウター)

日泉ケーブルは一時入手性が悪かったようですが、現在はamazonで買えるようになっています。また皆さんのレビューを拝読する限り、インナーは同社のSP31を使ったほうが断然良さそうです。これはサイスポ10月号の特集を読んでもそう思いました。セットで使うべきものでしょう。

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サイスポの10月号未読の方は絶対読んだほうが良いです。いまでもKindle Unlimitedで読めます。過去に使ったことのない方は30日無料体験可。

CYCLE SPORTS (サイクルスポーツ) 2018年10月号
CYCLE SPORTS編集部
八重洲出版 (2018-08-20)

それにしてもこの「自転車道・自転車ケーブルの秘密に迫る」のような特集をやるサイスポはマジすごい。半端ない。

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